気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

聖グロリアーナ女学院 マチルダⅡ 完成です!!

2016年05月18日 | ガルパン模型制作記

 塗装後の組み立てが完了した状態です。ガルパン仕様への再現度は85パーセントぐらいでしょうか。左右のアーマープレート、後部の補助タンクのサイズまたは形状を劇中車に合わせていないからです。


 こうして組み上がった外見を再確認しますと、テレビシリーズの劇中車において砲塔部分と車体上面は今回の旧キット、車体側面や前後などの形状は新キットの形状に共通要素が多いことが分かります。以前に推測したとおり、劇中車の3Dデータは、新旧キットの混合体であるわけです。


 デカールは、モデルカステンのガルパンデカールセットのVol2を使用しました。


 左上に、今回のルクリリ車用の車番05を含む全てのデカールが並んでいます。左の聖グロリアーナ女学院校章の大きなサイズの4枚は、砲塔左右および左右アーマープレート前方に使いました。右の一番小さなサイズ1枚を車体背面に、二番目に小さなサイズを車体前面に使いました。
 車番05のほうは、大きな1枚を砲塔後面、小さな2枚を左右アーマープレート後方に使いました。


 側面の3枚を貼り終わった状態です。左右アーマープレート前方に校章デカールを貼る際、リベットの上になるのでマークセッターと並行してマークソフターも使用しました。ゆっくりと塗って馴染ませ、デカールが軟化して貼りつくのを待ち、やや乾燥してから、薄くマークセッターを塗っておきました。


 車体前面のデカールです。


 砲塔後面の車番05です。やや右寄りにセットしました。


 車体背面のデカールです。


 デカールの貼りつけが終わった後、一日置いて乾燥させ、つや消しクリアーを薄く吹きつけました。


 正面観です。テレビシリーズ版のマチルダⅡも、砲塔左右の校章が対称位置にありませんので、上図のように右側のデカールがやや前に位置します。ガルパン戦車においては校章などのマークが左右非対称の位置にあるケースが少なくありませんので、公式設定資料の図を慎重にチェックする作業が欠かせません。


 今回のキットは発売時期が古い旧キットのためか、パーツの一部に歪みがありました。是正してもなかなか歪みが取れないため、その辺りは瞬間接着剤で強引に貼り合わせて調整しています。


 今回のキットも色々と修正や改造が必要でしたが、中でも手間がかかったのは、後部の排気管の形状修正でした。劇中車の排気管はキットの形状では無理な角度でついているため、パーツをカットしたり削ったりヤスったりして出来る限りの調整を試みましたが、完全に再現するには至らず、角度が2度ほどズレています。


 既に述べたように、左右のアーマープレートは劇中車の形状に合わせるには無理があるため、キットパーツのまま使用しました。劇中車のはサイズ的にはやや小さいので、上図では隠れている転輪がもう少し露わになります。この点は新キットのパーツの方が近いです。


 以上で、聖グロリアーナ女学院チームのマチルダⅡ(ルクリリ車)がテレビシリーズ版仕様にて完成しました。製作日数は、2016年3月11日から5月10日までの二ヶ月で、組み立てに約27日、塗装に2日、塗装後の組み立てに1日、デカール貼り付けに1日かかりました。途中で大洗や倉吉へ行ったりしていたのと、修正および改造箇所が多くて手間取ったことが大きかったです。
 ですが、マチルダⅡのテレビシリーズ版を再現する場合は、今回のように旧キットを使用した方が制作の手間がかなり省けることも実感出来ました。新キットを使ったならば、修正および改造箇所がさらに増えるからです。

 したがいまして、今回の製作は、初心者レベルにはちょっとキツイかな、と思います。従来、模型雑誌などで新キットがズバリだ、というように紹介されてきましたが、実態としてはズバリではなく、ズバリに近い、というのが正しいです。
 いずれ劇場版仕様のマチルダⅡも新キットにて製作してみたいと思います。その際には、新旧それぞれのキットの特徴や制作ポイントの比較検証も、再度試みる積りです。

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