ステップ1では車輪類を組み立てます。ガルパン仕様にするには、キットの転輪パーツだけでなく、別の転輪のパーツも他キットから転用する必要があります。
ステップ2では下部車体を組み立て、ステップ3では足回りを組み付けます。今回の製作では、足回りの組み付けは塗装後に行います。
コミックのシーンにおけるトウコ隊長搭乗車は、御覧のようにプラウダ高校チームの同型車と同じ転輪の組み合わせであるようです。転輪5つのうち、前後の1つがディスク型、中央の3つが穴あき型です。キットの転輪は5つともディスク型ですので、穴あき型転輪のパーツをタミヤのMMシリーズの59番の同型車のキットより調達しました。
過去にプラウダ高校チームの劇中車を製作した際にもパーツを変えたりしており、その時の余りパーツが使えました。
劇中車に合わせるためのパーツ群です。右の濃いパーツがタミヤキットからの転用品です。当然ポリキャップ留めですので、今回のドラゴンキットと合うかな、と不安になりましたが、軸径はそのままでポリキャップもはめ込み出来ることを確かめてホッとしました。
厳密には、ドラゴンキットの車軸が若干長いので、1ミリほどカットして短くする必要があります。これは本来の転輪パーツQ1、Q2、Q3をはめる軸も同じですので、どうやら車軸パーツA1、A2、A3が元々長すぎるようです。
組み立てて、劇中車の転輪の並びに合わせてみました。プラウダ高校チームのT34/76も同じ配列ですから、ガルパンのT34/76は転輪の配列に関しては統一されているのかな、と思ったりしました。
実際の第二次大戦中のT34/76の写真を何枚か見た事がありますが、こうした転輪の配列になっているケースを見た事がありませんので、これもガルパン独自の要素なのかな、と思いました。
続いて起動輪と誘導輪を組み立てます。
組み上がりました。劇中車の起動輪と誘導輪は、明確に分かる描写場面がありませんので、キットの指示パーツのまま組みました。
ステップ2に進みました。
まだ泥がこびりついていました。ウエットシートで何度も拭き取りましたが、乾くとまた白っぽく浮いてくるのでした。
車軸パーツなどを取り付けます。これらの車軸が、ちょっと長いので1ミリほどカットして短くする必要があります。また誘導輪軸のA6は付ける向きによって履帯の張りを調節出来ます。ここは劇中車にあわせて下向きに取り付けます。
ステップ3に進みました。背面部のフックF24の向きを逆にしてガルパン仕様に合わせました。F23は切り詰めて小さくしてセットしました。
ステップ3が完了しました。泥を拭き取り、消毒スプレーを吹きかけながら進めましたが、泥がまだ頑固にこびりついている所もあり、ニードルで掻き落としたりしましたが、そのうちに掻き傷も目立ってきたので、あまりほじくるのは止めにしました。塗装すれば見えなくなるので、このままでも良いか、と考えました。
むしろ、塗装しても泥が浮き上がってきたらどうしよう、なんて思ってしまいました。さすがにそんなことは起こらないでしょう。 (続く)