二階の展示フィギュア群も、残るはあと1体、というところまでこぎつけています。その残る1体がかなりのレア品なので、Kさんも探すのに苦労しているそうです。しかし、もう時間の問題だろうと思います。
私の提案によって、一番くじの「さわこ最終形態」は2体を並べて展示されました。仮面をつけている状態と外した状態とを並べて示すのが目的でした。同時にこれはA賞とダブル賞の二形態をも示す形になっており、左のダブル賞はギターがついています。
Kさんのマニアックなこだわりようによって、一番くじ映画けいおんシリーズのダブル賞のスーツケース付き中野梓も追加されました。中古市場でも希少かつ高価な一品ですが、Kさんの情熱的な探索によって見事に確保されました。
さらに、上図中央の一番くじプレミアムシリーズのダブル賞の中野梓も追加されました。Kさんのマニアックなこだわりようは、とどまるところを知らないようです。このままいくと、艦隊これくしょんのフィギュアも全部集めてしまいそうです・・・・。
物置の整理と、残品の再チェックもやりました。数日前に大村文具さんがぬいぐるみ関係の非展示在庫品を全て引き取ってくれたそうなので、室内もかなり片付いてスッキリしていました。
一通り作業を終えた後、本来の目的である、Kさん依頼の作業に取り掛かりました。アオシマのモビップシリーズに元々無かった中野梓を、改造で作って追加してくれないか、というものでした。
要するに、市販のフィギュアが100パーセントに達した段階においては、次のステップのひとつとして「本来無かった製品を自作して再現する」という選択肢があります。その実例が既に、当方が改造自作して寄託提供しているねんどろいどサイズの「わかばガールズ」として展示陳列内におさまっています。
Kさんはそれにヒントを得て、触発もされたのでしょう。是非モビップで中野梓を!!との思い入れようが、並みのものではないことが感じられ、圧倒もされました。断ると、トマホークが飛来するかのような錯覚に襲われたから・・・、ではなく、簡単に引き受けました。
前日までのメールのやり取りにて、参考となる改造制作の動画も紹介されましたので、それを見て、前日の12月3日に必要なものを買い出しに京都駅前ヨドバシや四条のB's Hobby京都店へ行きました。
手順としては、まず改造の素材として同じモビップシリーズの平沢唯と田井中律の2体を用意し、御覧のように解体して、必要なパーツを組み合わせる、という流れでした。平沢唯の上半身つまり胴体とスカート、田井中律の下半身つまり腰から両脚、靴までのパーツを組み合わせる、という形でした。
そして中野梓の頭部を、バンプレストの放課後ティータイム集合バージョンシリーズから上図のように抜いて転用しました。
約2時間の改造作業で、御覧のように仕上がりました。リボンは赤く塗り直し、黒ソックスも黒マジックで再現しました。
ギターは、ギタコレの中に中野梓モデルそのままの品が含まれていますので、それを使いました。ストラップがありませんでしたが、モビップ平沢唯のギターのそれを転用して取り付けました。
モビップの台座は田井中律のものを転用しました。パッと見ると、アオシマが中野梓もリリースしたかのように見えてしまいます。知らないファンがこれを見て、「えっ、モビップにあずにゃんもあったのか?!」なんてことになりそうです。
こういうのは遊びでジョークの範疇だなあ、と笑ってしまいましたが、同時にけいおんフィギュアが本来内包している可能性の一つを、形として具体化して展示する、という試みの一例にも成り得ることに気付いた次第です。
とりあえず、完成記念の自撮り。あずにゃんとガルパンGP第11戦車師団長ホシノとの、シュールな組み合わせです。偶然にも後ろにKさんが写っています。
モビップあずにゃんの実現に喜色満面のKさんが、早速展示に組み入れました。
この通り、右端のスペースにうまくおさまっています。
これで全部の陳列が完了した、一階左側の棚です。100パーセントの市販品に改造品数体を加えた堂々の陳列量を実現しました。Kさんも嬉しそうに保護板を取り付けていました。
これで作業が終わったので、玉屋へ遅い昼食に行き、そのまま彦根駅まで送って貰いました。次の作業日は9日ですので、五日後にまた豊郷に行くわけです。
上図は、酬徳記念館の壁に貼ってあった、次のキャラ生誕イベントのポスターです。来年1月13日の秋山澪誕生日イベントです。この日は奇しくも休みですので、どうしようかな・・・。 (続く)