ステップ5では砲塔を組み立てます。ステップ6では、車体の上下を組み合わせます。いずれの作業においてもガルパン仕様への工作が追加されます。
砲塔のパーツを切り出しました。今回のリニューアルキットにおいては、砲塔本体パーツにおいてもほぼ劇中車と同じ形状、状態になっているのが有り難いです。以前にタミヤキットで製作した際には色々と追加工作があって大変でした。今回は本当に楽です。
組み上がりました。ガルパン仕様との差異がほとんどありませんので、ストレートに組んでも問題ありません。ドラゴンもよくこういう楽なキットを新規開発で出してくれたなあ、と改めて感心しました。ガルパン効果の好例の一つに数えてよいのでしょう。
続いて砲身を組み立てます。ここでガルパン仕様への工作がひとつ加わります。
この同軸機銃B3が、史実の状態で再現されていますが、劇中車のは短いです。
ワンシーンで見ると、御覧の通りです。これに合わせます。
パーツB3の根元を2ミリほどカットして差し込むと、ちょうど劇中車の感じになりました。
これで、組み立て完了です。
後ろから見ました。砲身に角度をつけてあるのが分かるでしょうか。
横からの図です。砲塔にセットすると、砲身基部は赤線のような傾きで固定されます。完成状態で砲身を水平にするには、白線に沿った位置に合わせる必要があります。可動状態にすると少しガタつくため、私の製作では、砲身も接着固定しました。
続いて、砲塔本体パーツA23においても修正工作を行います。上図赤円内の細長い突起を直します。
これはハンドルで、左右の側面ハッチの上についています。これがキットのパーツでは省略されて単なる突起のモールドになっているので、ハンドルとしての形に直します。
ジャンクのなかにピッタリのパーツがあったので、突起を削り取った後に取り付けました。
左右ともハンドルとしての形に戻りました。もともと細密表現がウリのドラゴンが、なんでこういう所を変に省略してしまうのか、ちょっと不思議に思います。
ステップ6に進んで車体の上下を組み合わせました。続いて、ガルパン仕様への工作を行います。上図赤円内の昇降用ステップとみられる二つの方形穴は、実車にはありますが、劇中車では省略されています。
劇中車の当該箇所を御覧下さい。穴が全くありません。これに合わせました。
このように、ブラ材で埋めました。ランナーの切れ端を穴に合わせてカットしたものを押し込んで、接着固定して、乾いた後にはみ出し部分を削って、サンドペーパーでヤスって均しました。 (続く)