ステップ4では、車体上部を組み立てます。乗員のハッチ類は、付属のビットロード製ミニフィギュアを搭乗させるため、ピットマルチにて開閉自在とする予定です。
背面に付けるフックのC15は折れやすく、この段階で取り付けると、後の作業中に誤って破損する可能性が高いので、ここでは取り付けないでおきます。またH13は、塗装後に取り付ける予定です。
組み立てガイドの指示に沿って順番に組んでゆきます。
キッチリと組み上がってゆくので気持ちが良いです。ある意味タミヤ製品よりこちらのほうが作りやすいです。
次へ進みました。
前面のパーツ類を切り出して準備しました。
ここで、ガルパン仕様への修正点があります。御覧の赤円内にリベットが一つモールドされています。
劇中車の当該位置にはリベットがありません。前面装甲板はフラットになっています。
リベットを削り取りました。
さらに、前面のコーナー部に装甲の組み合わせラインがモールドされていますが、これも劇中車では省略されていますので、後でヤスって除去しました。
機銃のB5は、銃身の角度が見栄えにかなり影響しますので、劇中シーンを参考にして、やや上向き加減で取り付けました。
次に進みます。準備したパーツのうち、ジャッキ台のH3は塗装後に取り付けますので、ここでは接着しません。上図では、操縦手および通信手のハッチを仮組みしており、操縦手のハッチは開いた状態にしてあります。接着しなくてもこの状態になりますので、ピットマルチは不要かもしれません。
組み上がりました。
続いて、ガルパン仕様にあわせたディティールアップを二ヶ所で行います。上図の赤円内はハンドルですが、ただの突起になっています。黄円内のモールドは劇中車にありませんので、消します。
劇中車の状態です。これに合わせて、ハンドルも再現しますが、位置はやや前方へずらします。
作業後の状態です。ハンドルはジャンクより適当なパーツを調達して取り付けました。
なお、上図の左下に見えるリベット2個付きの円板も、向きを45度ほど変えると劇中車の状態になります。現に、以前に作ったタミヤキットの同型車輌では、この円板もきっちり直して劇中車に合わせています。
第二次大戦中の実車写真で見ますと、この円板は何かの蓋であるらしく、可動のようです。つまり円板の向きは固定されておらず、劇中車ではたまたま斜めになっているということのようです。
そこで、以前に作ったタミヤキットの同型車輌との区別点をあえてつけるべく、円板の修正はやらないでおきました。 (続く)