塗装前の組み立て工程を全て終えたので、付属のあんこうチームミニフィギュアのセッティングに進みました。御覧のように、ピットロードさんのEDバージョンについていた5体が、そのまま同封されています。
これを購入した二年前は、この大洗女子学園制服のバージョンしかありませんでしたが、その後にタンカースジャケット版も発売されましたので、今ではそちらの5体が入ったキットも出回っています。
まずは通信手の武部沙織、操縦手の冷泉麻子の2体から始めました。今回のキットはインテリアを作りませんでしたから、内部はがらんどうです。フィギュア用の足場および支持材は、どのように組み付けても自由であることになります。問題は適当なパーツが見つかるかどうか、です。
最初は、操縦手の冷泉麻子です。ハッチ口に入れただけですと、このように俯き加減で首だけ出ているという状態です。戦国期の獄門みたいで不自然です。
上図のように肩あたりまでがハッチ口より出て、頭も前をまっすぐ向いているのが良いポーズです。こういう姿勢で固定出来るように、足場か支持材を組み込む必要があります。
ですが、フィギュアの脚は斜めに伸ばされているため、普通に椅子状のものをこしらえても滑り落ちやすくて安定しません。
ジャンクパーツから色々なパーツを取り出して試行錯誤した結果、上図のようなカゴ形パーツを立ててその上にフィギュアを乗せると安定することが分かりました。
これは、ドラゴン系戦車キットの砲尾薬莢受けのボックスだろうと思いますが、元キットの名前を思い出せません。
この通り、理想的なポーズでピッタリとおさまりました。居眠りせずに前をしっかりみて操縦する冷泉麻子です。
次は通信手の武部沙織ですが、これもハッチ口に入れただけですと上図のように倒れてしまいます。
こういう姿勢で、両手をハッチ口縁にあてて上半身を出している姿にしたいと思います。
立ち姿のフィギュアなので、両脚の足首を固定するように足場を組む必要があります。これまたジャンクパーツから色々なパーツを取り出して試行錯誤した結果、上図のような複数のパーツの積み上げで何とかおさまりました。
一番上にはタミヤのエレファントの余り履帯パーツを使用しました。そのガイドの幅が、ちょうどフィギュアの足首の大きさにピッタリでした。
かくして、このように、ハッチから上半身を乗り出して楽しそうに前を見るさおりんらしいポーズになりました。厳密には、機銃の銃身の上にまたがっていそうな位置ですが、細かいことは気にしないでおきましょう。
とりあえず、車体前部のハッチにおける2人分のセッティングが完了しました。フィギュアを乗せる、と一言で言いますが、それを実施するには相当の手間がかかることを改めて実感しました。 (続く)