気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く32 その1 「八朔祭の大洗です!!」

2019年09月01日 | 大洗巡礼記

 2019年8月25日、今まで一度も見たことがなかった八朔祭を見物すべく、大洗に行きました。2泊3日の行程にて、京都からの鉄道利用でした。3月の海楽フェスタ以来、約5ヵ月ぶりの訪問でした。

 6時半に家を出て京都発の新幹線に乗り、品川駅にて常磐線特急に乗り換えて水戸駅に着いたのが11時過ぎでした。鹿島臨海鉄道の大洗行きの列車は、その10分後の11時12分発でした。

 

 その列車は、御覧のとおり新型車両でした。快適であったのは言うまでもありません。

 

 大洗駅に着きました。とりあえず、バス停に行って町内巡回バスの時刻をチェックしましたが、列車の時刻とかみ合っていない時間帯でしたので、バス利用を諦めました。

 

 さて、どうしたものかと思案しつつ、駅前のカジキのオブジェを見て、こんなの前からあったっけ、と首を傾げました。似たようなのを祝町の宿「とびた荘」の付近で見かけたな、と思い出しました。

 

 こちらのイルカのほうは、以前からお馴染みです。アニメのテレビシリーズにも登場しています。いつだったか、一匹のヒレ部分が破損していましたが、元通りに修復されていました。
 駅前の再開発工事も大詰め段階になっていて、ロータリーや駐車スペースは既に供用がスタートしていました。トイレや駐輪場のエリアはまだ敷石敷設工事が行われていました。

 

 今回の来訪は、大洗の三大祭のひとつとされる八朔祭を見るのが目的でした。これまで大洗に30回以上訪れていますが、この祭礼行事は一度も見物の機会を得ないまま今日に至っています。
 今年は、幸いにも休みに恵まれて3月の海楽フェスタを初めて見に行く事が出来ましたので、出来るならば八朔祭とあんこう祭にも行きたいな、と思っていましたが、なんとか八朔祭にも行けることとなり、現地で上図のポスターを見て、安堵の思いにつつまれたことでした。

 ですが、まずはバスを利用して大洗磯前神社へ、という最初の案がつぶれたので、徒歩で近くの大貫地区から先に回ることにしました。

 

 きらめき通りから大貫商店街に至ると、すぐに巡行行列の一つに出会いました。山車の頂上にからくり人形が見えました。

 

 提灯の座名を見て、これは大洗の山車ではないな、と気付きました。秀華囃子連とあります。大洗の山車列には大洗連と書かれますから、これは他地域からの奉祝参加山車なのだろうな、と思いました。
 山車の先導を務めていた世話人が、山車の小休止に伴って道端で一息ついているところへ挨拶して説明を受け、笠間市からの参加だと教えていただきました。からくり人形の動きが見事ですね、と話したら笑顔になって、得意げに色々解説してくれました。

 おかげで、大洗にある山車は二台であること、八朔祭には笠間市や水戸市からも山車や神輿が参列して神前に彩りを添えていること、他に新設の神輿や巡行列があること、などを知る事が出来ました。今回は事前調査無しのぶっつけ本番で行きましたから、大洗の八朔祭に関する基本情報すら無かったのでした。

 

 ただ、八朔祭そのものはよく知っています。全国的な神事であるからです。
 本来は、旧暦の8月1日つまり八月朔日に催された農耕民の収穫祭の通称で、現在の新暦では8月下旬頃から9月下旬頃までの期間に催されます。この時期に早稲の穂が実るので、その初穂を地主神などに奉納して感謝し、自然災害のないように祈る風習が古くからあり、京都では松尾大社の八朔祭や嵯峨野の六斎念仏などが有名です。

 私自身は奈良県に長く住んでいましたから、八朔祭といえば奈良の各地の古社のそれがいまだに基本的イメージとして思い出されます。本来は各地域の小さな祭事ですから、規模が大きな八朔祭というのは珍しいほうに属します。
 なので、大洗の八朔祭のように、他所からも複数の山車や神輿が参加して盛大になっているケースはあまり聞いたことがありませんでした。加えてガルパン効果でファンや巡礼者の参加も増えているようなので、祭の規模としては相当なものであろう、と思います。

 笠間の山車巡行列を見送った後、上図の梅原屋に行きました。店先に揚げられた祭礼提灯が、風に揺れていました。  (続く)

 


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