ステップ4では、車体上部を組み立てます。パーツの組み付けはガイド指示の通りに進めますが、パーツC12においては劇中車にあわせる改造が追加されます。
各パーツを準備しました。
組み立て前に、上図のパーツC12を劇中車の状態にあわせる改造を行います。御覧のように通信手ハッチがありませんので、くり抜いてハッチの穴をこしらえます。
ハッチは、同じMMシリーズ75番の旧型タイプのキットのパーツC2を使用します。これに合わせてハッチの穴をあけることにし、上図のようにパーツC2を定規代わりにして穴を鉛筆でトレースしました。
トレースした線の内側をくり抜き、ヤスリで削って穴をこしらえました。ヒンジ部分はジャンクパーツから同じサイズのものを削り取って転用しました。
ハッチの改造が終わったので、一気に組み上げました。
今回のキットにおける一番の改造作業がこのハッチ穴作りなので、これをクリアすれば、後は簡単な追加工作ばかりになります。従来より指摘され解説されていた、砲塔の穴の移動修正などは一切必要ありません。
続いて、車体前端の星章が薄いモールドのみであったので、削り取りました。ファインモールドのキットで西隊長車を製作した際に余っていた星章パーツをこちらに使用し、ランナーのスライスによって円座も再現しました。
なお、ライトのパーツB15はレンズのパーツが無く、レンズ部が窪んだ状態になっていますので、ジャンクから適当なクリアパーツをみつくろって、塗装後に取り付ける予定です。
ステップ5では、排気管などを組み付けます。これもガイドの指示通りに進めますが。排気管、ジャッキ、パールは塗装後に取り付けます。
また、小パーツのB26、B28は破損防止のため、ここでは取り付けずに保管し、組み立ての最終段階で取り付けることにします。
タミヤのキットでは、排気管本体が一体成型のパーツになっています。ガードをエッチングパーツにしていて塗装手順も細かくなるファインモールド製品に比べると、扱い易さが全然違います。組み付けも塗装も手間がかからないこちらのほうが楽です。
仕上がりました。
排気管とジャッキはこの段階では接着していません。上図は仮組みのままです。ファインモールド品と比較してみましたが、殆ど同じでした。国産品2種の相違点はほとんど無くて当たり前、と受け止めました。
なので、砲塔の交換と据え付けがきっちり出来れば、タミヤとファインモールドの間に差異は感じられないのであろう、と思いました。 (続く)