ラストのステップ8では、上下の車体を貼り合わせ、履帯を装着します。そしてスコップやツルハシなどの車外装備品をセットします。
まずは、上下の車体を貼り合わせました。今回の砲塔交換に伴う軸部の改造は、ブラ板を車内に仕込みますので、それが終わらないと上下の車体を貼り合わせることは出来ませんでした。
続いて、作業中に破損するのを防ぐために接着を後回しにしていた小さなパーツを取り付けます。
右側に、昇降用のハンドルC11を取り付けました。旧陸軍の戦車兵だった方の話では、搭乗時に背面から登ってフェンダーをたどって砲塔周りにあがったそうなので、このハンドルは昇降用にはあまり使わなかった、荷物や装備品を輸送するときに縄を括り付けたり、擬装用のシートを掛ける際に金具をひっかけたりした、との事でした。
背面のハンドルB26およびB28も取り付けました。
履帯は塗装後に装着しますので、砲塔をセットしたこの段階で、今回の塗装前の組み立て工程は完了となります。
ファインモールド品で作った西隊長車(右)と比較してみました。
ほぼ一緒ですね。タミヤ品(上図手前)の妙なツルツル感が目立ちますが、ブラ材の質が異なるのでしょうか。
しばらく見比べていて、細かな差異があることに気付きました。
前部左右フェンダー上のリベット2個ずつ、左フェンダー内側のアンテナ支柱用の穴が、今回のタミヤ品(上図左)では省略されているのでした。
そこで、ファインモールド品を参考にして、同じようにリベットと穴を追加しました。
これで、だいたい劇中車仕様になったと思います。次は塗装ですが、まだ暑さと多湿が続く時期なので、これも前作の西隊長車同様、しばらく仮保管することにして、別の車輌の製作に移ることにしました。 (続く)