ガルパン最終章第2話に登場した、無限軌道杯第1試合敗退組8チームのうち、新たに登場させた戦車の数が最も多いのは、上図のキャプテン・マイコ率いるボンプル高校チームです。7TP軽戦車の単砲塔型および双砲塔型、豆戦車TKSの3車種を送り出しています。
その戦車部隊の主兵は、試合シーンを見る限りでは7TP軽戦車の単砲塔型および双砲塔型であったようです。史実においてもポーランド軍の主力戦車でありました。
なので、無限軌道杯第1試合における総合火力も、おそらくアンツィオ高校チームよりは勝っていたのかもしれません。CV33の数が多いアンツィオ高校チームとしては、正面からまともに撃ち合ったらかなわないかもしれないので、7TP軽戦車の部隊を陽動にて引きつけておいて、マイコの搭乗するフラッグ車のFT-17をCV33で固めて動けなくしておいてP40の一撃で仕留めた、という流れであったのでしょう。
ボンプル高校チームの7TP軽戦車の単砲塔型および双砲塔型、豆戦車TKSの3車種については、コミック「リボンの武者」の同チームの編成と同じです。アニメ版もコミック版も差異は無いようなので、模型で楽しむ場合の適応キットはポーランドのメーカーの製品一択となります。
既に私の製作においては、7TP軽戦車の単砲塔型を劇中車仕様にて作っています。車体が共通する双砲塔型のほうも、間をおかずに作っておこうと考え、今回の製作となりました。
使用キットは、上図のミラージュホビーの製品です。以前に中古ショップで入手したもので、箱はくたびれていますが、中身は大丈夫でした。
中身です。成形色が3種類もあるのには驚きました。白、グレー、黒です。
組み立てガイドです。解説文はありません。表紙はパーツの一覧図になっています。
組み立てガイド図です。ステップは7つあり、作業もあまり難しくなさそうです。図も大きくて見やすいです。
ステップ1では、2個の砲塔を組み立てます。劇中車の機銃はウォータージャケット付きですので、パーツは10を選択します。8は不要ですが、捨てずにとっておくと、同型車のウォータージャケット無し機銃タイプが作れるほか、TKSのオチキス7.92ミリwz.25機関銃装備型が再現出来ます。
御覧のように箱組みなので、パーツを一つ一つ丁寧に合わせて作ります。バリなどは綺麗にカットし、パーツを整えて仮組みしチェックしておくと、組み付けもスムーズに進みます。
組み上がりました。試しに車体パーツの砲塔穴に仮組みしてみると、きつくてはまらないうえに、砲塔同士がこすれて干渉し合うことが判明しました。そこで、二つの砲塔穴のそれぞれの外側をヤスッて0.5ミリほど拡げてみたところ、問題が解決出来ました。
今回のキットに限らず、砲塔のセットに関する微調整は、よくあることだと思います。 (続く)