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知波単学園 九七式中戦車(細見車) 作ります!! その4

2019年09月10日 | ガルパン模型制作記

 ステップ7からは砲塔を組み立てますが、劇中車は砲塔が旧型タイプであるので、同じMMシリーズ75番のキットの砲塔部分を全て転用します。組み立てガイドも、75番のキットの該当部分を参照します。
 また、砲塔の交換による改造工作が必要になりますが、それらに関連するのは底面パーツのC23のみであり、この段階では組み付けないでおきます。したがって、後のパーツは全て組み立てておくことになります。

 この砲塔交換が、今回の劇中車再現制作における最大のヤマ場となります。砲塔交換にあたっての改造工作は、私なりに考案した簡単な手順で進めます。厚さが1ミリ以上のブラ板を用意します。

 

 続くステップ8でも、ガイドの指示通りに組み立てを進めますが、信号灯のC24は細見車には見られないので不要となります。また機銃架のB1は、アーム部を劇中車に合わせて横向きに直します。
 なお、砲塔交換設置にともなう諸工作が終わるまでは、鉢巻アンテナのC34は破損防止のために取り付けないでおきます。

 

 砲塔の組み立てに先立ち、改造工作の準備をします。上図のように1ミリ厚のブラ板を、長さ4センチ幅1センチにカットしたものを1枚、長さ3.5センチ幅1センチにカットしたものを1枚、用意します。

 

 それぞれのブラ板の中央に、上図のように丸い穴をピンバイスなどであけておきます。穴の大きさは、ランナーの直径に合わせますが、長いほうの板の穴は若干大き目に調整します。

 

 これで準備完了です。

 

 砲塔の組み立てを指示通りに進めます。底面パーツのC23だけは取り付けないでおきます。

 

 全て組み上がりました。信号灯のC24は不要、機銃架のB1は、アーム部を劇中車に合わせて横向きに直しました。

 

 続いて、底面パーツのC23に改造を施します。回転部の出っ張り部分を全てカットします。

 

 このように、全部カットして、突起部分を無くします。

 

 次に、ひっくり返して床面を上にして、短いほうの3.5センチのブラ板を、C23の両端の方形穴を目安にして中心の穴が砲塔の中心軸位置にくるようにセットして接着します。

 

 続いて、ランナーをカットした棒を、ブラ板の中心穴に差し込んで接着固定します。

 

 接着剤が固まったら、底面パーツのC23を砲塔下に取り付けます。御覧のように、ランナーの棒が砲塔の中心軸になります。底面パーツのC23は、砲塔本体底面よりも上に固定されますが、問題はありません。

 

 その砲塔を、設定資料図などを参照して所定の位置にマスキングテープなどで仮固定します。砲塔がズレたりしないように四方から貼りつけてしっかり固定することが大事です。

 

 裏からみるとこうなります。新車台と旧車台の砲塔の位置が完全に異なるのが分かります。

 

 続いて、長い4センチのブラ板をもってきて・・・。

 

 砲塔中心軸のランナー棒にそのままはめ込みます。穴を若干大きくしておけば、砲塔の回転もスムーズになります。この状態で車体との接触面を接着して固定します。

 

 あとは、接着剤が乾くまでの間、テープでの仮固定をそのままにして、鉢巻アンテナを取り付けます。改造ブラ板が接着固定したら、テープを全てはがして完了です。

 以上で、タミヤキットにおける、砲塔の交換設置が完了します。従来紹介されている、砲塔の穴を削って移動させる工作よりは、はるかに楽な方法です。旧車台に新型砲塔を載せる際の改造も、同じ手順で出来ます。いかがでしょうか。  (続く)

 

コメント (2)
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