気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

あんこうチーム Ⅳ号戦車D型(リニューアル版) 作ります !!  その3

2018年12月16日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3です。車体前面のハッチ、左右のフェンダ―等を取り付けます。ベルト式パーツの履帯は、塗装後に装着する予定ですので、ここでは取り付けません。

 

 ガイド指示通りに組んでゆきます。旅先の宿で組み立てましたので、いつもと違って暗めの画像になっています。旅館の照明はだいたい自宅の部屋の照明よりも暗いので、今後同じような旅先での模型作りにおいては、自宅で使っている携行型のミニ充電式スタンドも持参しようか、と考えています。

 細かい作業の多い模型製作においては、携行型のミニ充電式スタンドが結構重宝します。私自身は、一年ぐらい前に購入して使用していますが、細かいパーツもよく見えて取り扱いが楽になり、飛ばして紛失するケースが殆ど無くなりました。私が使っている品を参考までに紹介しておくと、これです。

 

 組み上がりました。今回のリニューアルキットにおいては、各所のパーツもほぼ劇中車仕様と変わりませんので、かつて作ったタミヤ製品のように、パーツ毎にガルパン仕様との差異をチェックする手間が省けます。

 

 車体前部にきっちりとはめて接着しました。御覧のように綺麗にピッタリとおさまるので、楽です。タミヤ製品はもとがモーターライズキットであった関係で、上下車体のパーツ同士の合わせがいま一つしっくりこないところがありますが、こちらのドラゴン新キットにはそんな不安要素はありません。

 

 左右のフェンダ―を切り出して準備しました。取り付ける前に、ガルパン仕様への修正が一つあります。

 

 上図の赤円内に示すように、フェンダー左右の先端部を固定するスプリングまで細かくモールドされています。

 

 ところが、劇中車においては、同箇所のスプリングが省略されていて、何もありません。3Dデータ処理上での省略がなされたのかもしれませんが、いずれにしても何もありません。リベット等も全くありません。この状態に合わせて修正します。

 

 まず、スプリング部分をカットしました。方形板やリベットのモールドも劇中車では全て省かれていますので、これらも後でヤスリがけで削り落としました。上図では左側フェンダーのパーツB1を出していますが、右側フェンダーのパーツB22においても同様の処理を施しました。

 

 左右のフェンダ―を取り付けました。ピッタリと組み合わさりますが、ちゃんと水平になっているかのチェックは欠かせません。

 

 このように横から見たり、前後から見たりして、左右のフェンダ―が水平になっているかを確認しました。こういった細かなチェックを重ねて不具合を取り除くことも、綺麗な仕上がりへの早道だと思います。  (続く)

 


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戦車道における試合開始時の車輌配置など

2018年12月15日 | ガールズ&パンツァー

 先日、模型サークル仲間のTさんと京都および大阪の模型店を一緒に楽しんだ折、ガルパンの戦車道における試合開始時の車輌配置に関する問いかけがありました。
 要約すれば、試合開始時に両チームの戦車はスタート地点が定められているのか、それとも、自由に選べるのか、ということと、全部の車輌が試合開始時には同じ地点にいなければいけないのか、ということでした。

 いずれも、これまであまり深く考えたことが無かった内容でしたので、しばらく首を傾けつつ腕組みせざるを得ませんでした。戦車道規則も再度読み返しましたが、試合開始時の車輌配置に関する項目は見当たりませんでした。
 つまり、試合開始時に両チームの戦車はスタート地点が定められているのか、それとも、自由に選べるのかはよく分かりません。テレビシリーズからの該当シーンを振り返りつつ、再検証してみましょう。

 

 初の対戦試合となった、聖グロリアーナ女学院との親善試合においては、御覧のように両チームの全車両が相対しています。おそらく、同数にて対戦するから可能だったのでしょう。

 

 全国大会公式戦第1試合では、開始時に両チームはそれぞれの位置でスタートしたようです。サンダース大付属高校は、御覧のように10輌を揃えて始動していますが、その後の試合の流れからすると、試合開始時に大洗女子学園の陣容が見える位置からスタートしたのではなさそうです。
 つまり、試合会場内であれば、どこをスタート地点にするかは、自由に決められるのかもしれません。

 

 全国大会公式戦第2試合でも、両チームはそれぞれのスタート地点から展開したようです。アンツィオ高校は御覧の陣容で試合に臨み、すぐに偽装作戦と陽動作戦に移っていますが、大洗女子学園側はその動向をしばらく察知出来ていませんでしたから、これも試合開始時にお互いが視認出来る位置には居なかったことが推測されます。

 

 全国大会公式戦第3試合の準決勝戦でも、プラウダ高校はどこからか現れたような雰囲気で、御覧の陣形で雪原を進撃しています。その後、本隊と別働隊などに別れて待機し、偵察チームを出して大洗女子学園の出方を探っています。
 ということは、これも試合開始時にお互いが視認出来る位置には居なかったことが推測されます。そして重要なことは、両チームの全車輌が試合開始時に同地点から動き出した事例は、この準決勝戦までであったことです。

 というのは、次の決勝戦において黒森峰女学園は全20輌のうちの2輌つまりマウスとⅢ号戦車を最初から別地点に配置して試合開始を迎えたような描写があるからです。
 したがって、全部の車輌が試合開始時には同じ地点にいなければいけないのか、という問いかけへの答えも大体定まります。同じ地点に居なくても良い、ということになるでしょう。

 そして、次の劇場版対大学選抜戦においても、大学選抜側がカールを中心とする一隊を別地点に配置して試合開始を迎えているようです。その時点で大洗支援連合側はカールの存在を知らなかったわけですから、少なくとも相手チームのスタート地点が分からないようなケースがある、ということは分かります。そして車輌数は知らされるが、車種や具体的な車名までは知らされない、という状況もうかがえます。

 

 そして、最終章第1話の無限軌道杯第1試合でのBC自由学園も、試合開始時のチームの描写がなく、少なくとも3つのグループに別れてそれぞれの地点から試合開始に臨んだらしい形跡があります。
 このチームは、クワイ河橋梁風の橋での攻防から撤退して次へ移動する際に、はじめて上図のように全車輌が揃って隊列を組んでの進撃をみせてくるのでした。

 以上の諸事例をふまえますと、試合開始時に両チームの戦車はスタート地点を自由に選べるようです。そして、全部の車輌が試合開始時には同じ地点にいなければならない、という規定は存在しないようです。

 これらが正しいと仮定した場合、大洗女子学園も同様の動きが可能となるわけですが、アニメでの全試合を振り返っても、途中からの試合経過が描かれる劇場版エキシビジョンマッチを別にすれば、いつもチーム全車輌が同地点からスタートしているようです。

 おそらく、皆で一緒になって最初から最後まで戦う、というのが西住みほ率いる大洗女子学園チームの基本スタイルなのでしょう・・・。

 

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けいおん!の聖地をゆく19 その14 フィギュアたちの確かな記憶へ

2018年12月14日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 個人的には、酬徳記念館けいおん展示コーナー整理清掃作業の10回目となった2018年12月9日、新たに有志参加した下さったMさんと朝9時に豊郷入りして、酬徳記念館二階の物置にてすぐに作業に取り掛かりました。

 今回より作業は展示再整理メンテより展示品記録へと主軸を移行しました。従来の寄贈品群に関して当局にも観光協会にも記録が存在しなかったために整理作業に相当の支障および制約が生じていた経緯をふまえ、今回の一連の整理清掃作業に関しては記録を作成しておこう、という基本方針があらかじめ話し合いで決まっていました。
 それで、今回の作業にて整理再構成のメインとなり、今年より多くの寄託提供品を加えているフィギュア群については、写真も添えての記録を整備する、という計画をまとめてありました。拙ブログにて連載している作業レポートも、写真記録の一環としての性格を帯びるものですが、それとは別に、デジタルアーカイブ的にきちんとしたコンテンツを整備しておく必要があるのではないか、ということで試みにやってみる次第です。

 そこで、前提となる作業として、展示されるフィギュアの全ての写真撮影が必須となります。普通に撮っても良いかもしれませんが、デジタルアーカイブ的にきちんとしたコンテンツを整備するのであれば、それなりの写真記録が必要になります。博物館の記録写真資料のような、美術館の展示カタログの図版のような、四方位からの写真およびベストアングル写真などです。
 しかし、いま継続的に作業を行っているKさんも私も、写真撮影に関しては素人で、博物館の記録写真資料や美術館の展示カタログ図版のような綺麗で精彩ある写真は撮れません。どうしても、そういう写真が撮れる優秀な方に協力していただかねばならない、という考えは以前からありました。

 去る11月10日の作業時に、夕方近くに訪れた見学ファンの一人が、二階の展示フィギュア群の一部を撮影しているのを偶然見かけました。後日、その際の写真画像らしきものがネット上に挙げられていることを、交流サークル仲間のモケジョさんに教えられました。早速見てみると、まさしく11月10日の作業時の状態の写真でした。
 驚いたのは、その写真の出来の良さ、美しさでした。あの時、展示棚は作業を終えて保護ビニールシートがかけられていました。私たちが普通に撮れば、保護ビニールの反射などで展示品がうまく捉えられないのですが、その綺麗な写真は、保護ビニールなど無いかのような、透明度の高い状態した。これには感動させられました。感激のあまり、その写真の掲載元にコメントを送ったのが、事の発端でありました。

 私の無茶とも言える依頼に快く応じて下さり、メンバーに加わったMさんは大阪の方で、当日は撮影用の機材をいっぱい抱えて来られました。そして上図のように物置のスペースでテキパキと撮影作業にかかりました。

 

 撮影そのものは、上図のように背景紙を展開してライトやレフ板を使って全方位から対象に光をあてて陰を無くすやり方でした。まさに博物館での記録写真資料の撮影と同じ方式でした。

 

 物馴れた所作でドンドン撮影を進めるMさん。私と、後からやってきたKさんは、しばらくその作業を見守り、その見事な撮影作業ぶりに感嘆しつつ、撮影対象のフィギュアの出し入れや運搬を担当して手伝いに専念することにしました。
 Mさん自身は、もともとフィギュアの撮影が趣味なのだそうで、今回の撮影作業はとても楽しんでおられたそうです。

 

 撮影作業は、この日は二階の展示棚のスケールフィギュアから始めました。とりあえず右の棚から順番にフィギュアをコーナーまたはグループ単位で下して、順に撮影してもらいました。

 それと並行して、いままでなかなか出来なかった展示コーナーの清掃と背面展示の再構成を行いました。例えば上図の右棚の最上段の水着フィギュア群をおろした後、背面に物置の非展示品のなかにあったスティックポスターやクリアファイルの中に展示品と同じテーマのデザインのものがあるのを活用して、背面に貼りつけて展開しました。
 つまり、上図のように、スティックポスターやクリアファイルのデサインが、展示フィギュアの元絵であることが分かるようにしたわけです。こういうふうに、棚スペース毎に展示内容を同テーマまたは同じコンテンツ内容にまとめて統一的な展示にまとめなおす、というのが、この日のKさんと私のメイン作業でした。

 

 Mさんの撮影作業の進捗に沿って、フィギュア群を次々に出し入れしました。撮影中のフィギュアの展示スペースが上図のように空くわけですので、ウェットシートで全部拭いて掃除して埃や塵を取りました。ほとんどの場合、ウェットシートが真っ黒になりましたので、展示コーナー全体に相当の埃がたまっている事がよく分かりました。
 なにしろ、二階展示室はずっと窓を閉め切ってありますから、館内の埃がたまりやすいようで、現に一か月前ぐらい前からフィギュアの多くに埃が付き始めているのが視認出来たのでした。

 

 この二段目の空いた空間は、一番くじの不思議の国Deティータイムのシリーズの展示スペースです。それで元絵のスティックポスターを確保してありましたので、清掃後に上図のように貼りつけました。この公式イラストに沿ってバンプレストが一番くじのフィギュアに加えるべく立体化した経緯がよく分かるようになります。

 

 Mさんの撮影が終わって、戻ってきたフィギュアを上図のように公式イラストに合わせて再陳列しました。ダブル賞の特典品の特大ケーキも、テーブルのようにセットしました。両袖の空きスペースには、従来の寄贈展示品の一部を入れました。

 ちなみに、この一番くじの不思議の国Deティータイムのシリーズと同傾向の公式イラストに豊郷小学校階段での5人の図柄があります。その公式イラストがあれば同じスペースに展示しようと考えたのですが、クリアファイルすら見つかりませんでした。

 

 続いて三段目のスペースの、一番くじ5thあにばーさりーシリーズのフィギュア群などを物置へ運び、Mさんの撮影作業に供しました。
 その間、いったん展示品を全て出して清掃し、上図のように元絵の公式イラストを中央に据え直し、物置にあった同関連品のミニパネル群を左右に並べて、5thあにばーさりーシリーズでまとめた陳列に再編成しました。

 

 フィギュア群が戻りました。もとは右に並んでいたSQフィギュア平沢唯の同系2種は、上図のように左右に展開して陳列のバランスをとりました。
 そして四段目のフィギュア群を運び出して、上図のように背後の公式イラスト類を同じコンテンツのものに貼り替えました。大体こういう感じで棚ごとに背面の展示内容を再構成したのが、この日の作業でした。

 

 上図は左端の棚の最上段です。もともと背面に何もなくて寂しい感じでしたが、展示の水着フィギュア群の元絵とみられる公式イラストが一階にあったのをKさんが見つけてきて、上図のように貼って下さいました。公式イラストと公式フィギュア群の関係性が、この陳列でも明快にアビールできるようになりました。

 

 左端の棚の二段目では、背面に9月16日の作業時にナガシマさんが用意していた部室内装画像を貼りつけてありましたが、上面が空いていて物足りない感じがあったため、物置にあったスティックポスターの中から良さそうなのを選んで追加展開しました。
 かつて、ゲーマーズやアニメイトなどで購入特典として配布されていた、公式イラストのスティックポスターは数多く出ていますが、上図のような桜高制服姿の絵柄は、意外にも少ないのでした。

 

 左端棚の最上段と二段目を概観しました。背面の展開イラストも同じものを入れたので、陳列フィギュア群の資料性もより高まりました。  (続く)

 


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あんこうチーム Ⅳ号戦車D型(リニューアル版) 作ります !!  その2

2018年12月13日 | ガルパン模型制作記

 今回のリニューアルキットは、ドラゴンのスマートキットの新規品でもあるので、バーツ数は最低限に抑えられています。組み立てガイドのステップも10までとなっていて、従来のドラゴン製品に慣れた眼には、これが同社キットかと思ってしまうほどの、取扱い易い内容になっています。ある意味、ガルパン公式キットとしても優品に数えられるのでは、と感じます。

 さて、ステップ1です。背面パネルや下部車体を組み立ててます。上部転輪なども組み付けますが、私の製作においては塗装後に取り付ける予定です。

 

 今回のリニューアルキットのウリのひとつが、パーツの精度の良さ、合いの良さです。もともとドラゴン製品は精度が良くてパーツ合わせの際のズレもあまり生じませんが、今回の製品ではさらに磨きがかかっている感じを受けました。新規開発品だけに、全てのパーツが綺麗にきっちりと合わさります。これだけでも、今回のキットを作ってみる甲斐があるというものです。
 御覧のように小さなパーツでもしっかり造形されており、その切り出しに際しても負担が少なくて済むような配慮がなされています。タミヤの扱い易さとは別種の扱い易さが実現されています。

 

 気楽にさらっと組めました。この気楽さを、個人的には長い事忘れていた気がしました。

 

 一気に調子が出てきて、ドンドン作業が進みました。ガイド図を見ながら次のパーツ群を切り出して並べ、仮組みもやってチェックしました。

 

 ステップ1において、ちょっと迷ったのが上図のパーツA47およびA48の取り付け位置でした。ガイドの図の通りにするとうまくはまらず、色々試して、上図のような状態におさまることが分かりました。
 ガルパンアハトゥンクの公式設定図にも、同箇所が明瞭に分かるアングル図が無いため、従来のドラゴンのⅣ号戦車系列の他キットの図も参考にして、上図の取り付け状態に落ち着いた次第です。

 

 また、ガルパン仕様への修正点が一つありました。上図の背面パネルに取り付けたパーツA23の給油口キャップの向きを、赤円内に示すように横向きにしました。ガイド図では縦向きになっています。

 

 ステップ2では、足回りを組み上げます。転輪類は、塗装後に取り付ける予定ですので、ここでは組み付けません。

 

 転輪のパーツは、いったんランナー上で組み立てておきました。

 

 こんな感じで、ランナーにつけたままにしました。従来品ですと、ハブキャップが別パーツになっていたりしますが、今回のキットでは一体成型になっていて、組み立ても楽でした。

 

 起動輪、誘導輪、前面左右牽引フックのパーツです。

 

 組み上がりました。

 

 サスペンションも、御覧の通りの一体成型パーツです。タミヤのキットを見ているようです。ダンパーのパーツC3は、キットでは片側5個がパーツ化されていますが、劇中車では4個なので、計8個を切り出して準備しました。

 

 取り付けに際しては車軸の並びが一直線になるように、定規をあててチェックしながら丁寧に進めました。ダボ穴が大きめにつけられるので、パーツC11およびC12を取り付けると、少しズレが出てきます。平らな所に一度置いてみて、ガタガタ動くようであれば、C11およびC12のどれかがズレていることになります。注意を要する作業ポイントの一つです。

 

 さらに、劇中車では最後尾のダンパーがありませんので、その取り付け穴も上図のようにブラ材で埋めました。

 

 とりあえず、足回りの組み立てが終わりました。起動輪および誘導輪は、取り付けないまま保管しておきした。

 

 車体前面に取り付ける牽引フックは、上図のように内側に向く感じでセットします。ガイド図でもそうなっていますが、よく見ないと分かりにくい描写になっていますので、注意が必要です。

 これでステップ2も完了しました。ここまでで30分もかかっていませんでしたので、今回のリニューアルキットがいかに組み易くなっているかが実感出来ました。  (続く)

 


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けいおん!の聖地をゆく19 その13 新たなフィギュアを作る

2018年12月12日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 二階の展示フィギュア群も、残るはあと1体、というところまでこぎつけています。その残る1体がかなりのレア品なので、Kさんも探すのに苦労しているそうです。しかし、もう時間の問題だろうと思います。

 

 私の提案によって、一番くじの「さわこ最終形態」は2体を並べて展示されました。仮面をつけている状態と外した状態とを並べて示すのが目的でした。同時にこれはA賞とダブル賞の二形態をも示す形になっており、左のダブル賞はギターがついています。

 

 Kさんのマニアックなこだわりようによって、一番くじ映画けいおんシリーズのダブル賞のスーツケース付き中野梓も追加されました。中古市場でも希少かつ高価な一品ですが、Kさんの情熱的な探索によって見事に確保されました。

 

 さらに、上図中央の一番くじプレミアムシリーズのダブル賞の中野梓も追加されました。Kさんのマニアックなこだわりようは、とどまるところを知らないようです。このままいくと、艦隊これくしょんのフィギュアも全部集めてしまいそうです・・・・。

 

 物置の整理と、残品の再チェックもやりました。数日前に大村文具さんがぬいぐるみ関係の非展示在庫品を全て引き取ってくれたそうなので、室内もかなり片付いてスッキリしていました。

 

 一通り作業を終えた後、本来の目的である、Kさん依頼の作業に取り掛かりました。アオシマのモビップシリーズに元々無かった中野梓を、改造で作って追加してくれないか、というものでした。

 要するに、市販のフィギュアが100パーセントに達した段階においては、次のステップのひとつとして「本来無かった製品を自作して再現する」という選択肢があります。その実例が既に、当方が改造自作して寄託提供しているねんどろいどサイズの「わかばガールズ」として展示陳列内におさまっています。
 Kさんはそれにヒントを得て、触発もされたのでしょう。是非モビップで中野梓を!!との思い入れようが、並みのものではないことが感じられ、圧倒もされました。断ると、トマホークが飛来するかのような錯覚に襲われたから・・・、ではなく、簡単に引き受けました。

 前日までのメールのやり取りにて、参考となる改造制作の動画も紹介されましたので、それを見て、前日の12月3日に必要なものを買い出しに京都駅前ヨドバシや四条のB's Hobby京都店へ行きました。

 

 手順としては、まず改造の素材として同じモビップシリーズの平沢唯と田井中律の2体を用意し、御覧のように解体して、必要なパーツを組み合わせる、という流れでした。平沢唯の上半身つまり胴体とスカート、田井中律の下半身つまり腰から両脚、靴までのパーツを組み合わせる、という形でした。

 

 そして中野梓の頭部を、バンプレストの放課後ティータイム集合バージョンシリーズから上図のように抜いて転用しました。

 

 約2時間の改造作業で、御覧のように仕上がりました。リボンは赤く塗り直し、黒ソックスも黒マジックで再現しました。
 ギターは、ギタコレの中に中野梓モデルそのままの品が含まれていますので、それを使いました。ストラップがありませんでしたが、モビップ平沢唯のギターのそれを転用して取り付けました。

 

 モビップの台座は田井中律のものを転用しました。パッと見ると、アオシマが中野梓もリリースしたかのように見えてしまいます。知らないファンがこれを見て、「えっ、モビップにあずにゃんもあったのか?!」なんてことになりそうです。
 こういうのは遊びでジョークの範疇だなあ、と笑ってしまいましたが、同時にけいおんフィギュアが本来内包している可能性の一つを、形として具体化して展示する、という試みの一例にも成り得ることに気付いた次第です。

 

 とりあえず、完成記念の自撮り。あずにゃんとガルパンGP第11戦車師団長ホシノとの、シュールな組み合わせです。偶然にも後ろにKさんが写っています。

 

 モビップあずにゃんの実現に喜色満面のKさんが、早速展示に組み入れました。

 

 この通り、右端のスペースにうまくおさまっています。

 

 これで全部の陳列が完了した、一階左側の棚です。100パーセントの市販品に改造品数体を加えた堂々の陳列量を実現しました。Kさんも嬉しそうに保護板を取り付けていました。

 

 これで作業が終わったので、玉屋へ遅い昼食に行き、そのまま彦根駅まで送って貰いました。次の作業日は9日ですので、五日後にまた豊郷に行くわけです。

 上図は、酬徳記念館の壁に貼ってあった、次のキャラ生誕イベントのポスターです。来年1月13日の秋山澪誕生日イベントです。この日は奇しくも休みですので、どうしようかな・・・。  (続く)

 

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ガルパン最終章と大洗の景色

2018年12月11日 | ガールズ&パンツァー

 上掲のワンシーンは、周知のごとくOVAの対アンツィオ戦の一コマです。西住みほがカバさんチームの下宿先を訪ねる途中での場面です。
 この前後のシーンに、大洗町内の景色が登場し、カバさんチームの下宿先の民家もまた実在していたことはよく知られています。

 なにしろ大洗女子学園は大洗港が母港で、上陸先は大洗町ですから、必然的に大洗の景色が描かれることになります。その流れで、劇場版においても多数の景色が出て、巡礼範囲を一気に拡げ、多くのファンを喜ばせ、もしくは困惑させています。

 ところが、最終章の第1話では、大洗の景色が一切出てきませんでした。無限軌道杯の試合がアウェー戦に等しい状況であるようなので、大洗女子学園チームは大洗より外へ出ているものと推察されます。しかし、無限軌道杯の試合会場自体が位置を特定出来ておらず、日本国内のどこかであろうと漠然と推定されるにとどまっています。

 要するに、最終章第1話のステージは大洗では無いわけです。

 

 ところが、第2話の予告編では、学園艦が大洗港に帰還している場面が出ています。おそらく第1試合が終わった後のシーンであろうと推測されますが、もしそうであるならば、今まで出ていなかった大洗の景色が幾つか新たに見られるのでしょうか・・・・。

 それ以前に、なにか試合そのものが全て終わったような雰囲気が、夕陽に染まった学園艦と町並みの姿にどことなく哀愁感すら漂わせて感じられるのですが・・・。
 もしかして・・・、第1試合でBC自由学園チームに敗退した、なんて成り行きではありませんかね…?

 でも、そういう展開もアリかもしれません。破れても潔く笑顔で大洗に帰って、明るく未来に向けて歩んでゆく、というのも物語としては魅力的であると思います。何しろ、廃校の危機は去ったのですから。

 


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あんこうチーム Ⅳ号戦車D型(リニューアル版) 作ります !!  その1

2018年12月10日 | ガルパン模型制作記

 ガールズ&パンツァーは、今では戦車と女子高生たちの物語として広く知られていますが、その戦車を代表するのは、間違いなく主人公西住みほが搭乗するⅣ号戦車でしょう。

 そのⅣ号戦車が、大洗女子学園が戦車道チームを復活させることになった時点で、学園内の戦車道倉庫に残されていた、唯一の車輌でした。上図のようにサビだらけのボロボロの状態であったのが、レストアされてチームの指揮車となり、西住みほ達と共に緒戦を戦い抜くことになります。

 

 大洗女子学園が戦車道を必須選択科目として復活させ、少数ながらも履修メンバーを集めて再出発した時点では、西住流家元の娘みほが隊長を務めるとはいえ、まったくの無名かつ非力なチームでした。
 その頼りない陣容のなかで、曲がりなりにも一応の戦闘力を備えてチームの主軸となり得たのが、このⅣ号戦車でした。

 

 史実では第二次大戦初期のドイツ装甲師団の主兵として縦横に活躍したその実績の片鱗を示すかのように、ひとたび試合に出れば、西住みほの指揮のもとで、猛虎の如き荒々しさ、逞しさを取り戻してゆくⅣ号戦車でありました。
 その実力は、親善試合にて初の対戦相手となった聖グロリアーナ女学院チームの一糸乱れぬ鉄壁の布陣をものともせず、その5輌中の3輌をたて続けに撃破、ダージリンをしてティーカップを落とさしめるに足るものでした。

 

 全国大会第1試合の対サンダース戦では、敵の圧倒的な兵力に耐えつつも、傍受を逆手にとって反攻を試み、チームの中心となって動きました。相手フラッグ車を射程内に捉え得る唯一の戦力として、敵の攻撃の隙をぬっての捨て身の一撃を放ち、チームを窮地から救い出しました。このⅣ号戦車が無かったら、間違いなく負けていた試合でした。

 

 そして第2試合の対アンツィオ戦では、敵の偽装作戦、さらに軽快車輌による陽動および攪乱を受けつつも、指揮フラッグ車P40と撃ち合うなどの接戦を繰り広げました。最終的には、地形と相手方の集結に沿っての包囲攻撃で優勢を確保し、Ⅳ号戦車が勝利判定の一撃を加えています。

 

 いま最終章第1話までの公開を終えているガルパンのストーリーのなかで、大洗女子学園チームは、親善試合から数えると、全国大会で4試合、劇場版のエキシビジョンマッチと対大学選抜戦、無限軌道杯での第1試合、の合わせて8試合に出ています。そのなかで、上図のⅣ号戦車がD型タイプの状態にて出場したのは、3試合です。
 この8戦中の3戦を、このⅣ号戦車D型で戦っていますから、おそらく西住みほにとっても、その時期のⅣ号戦車は格別な存在であったことでしょう。

 もちろん、テレビシリーズからずっと視聴して応援している大多数のファンにとっても、同じ感慨があることと思います。既に全国大会の対黒森峰戦からの4試合をH型仕様にて戦っているとはいえ、まだまだこのD型の勇姿は記憶に鮮やかな筈です。

 

 そのⅣ号戦車D型の躍動の場面を、もう一度プラモデルで再現してみたくなりました。二年前の2016年12月に発売されてすぐに購入していた、上図のプラッツの公式キットリニューアル版が手元にありました。これを旅先の旅館にて組み立てるべく、初めて開封したのは、2018年12月5日のことでした。

 

 開けてみた際の第一印象は、意外に中身が少ないなあ、でした。ドラゴンが初心者向けに新規開発で作りやすいキットを出した、ということは知っていましたが、具体的にどういうキットになっているのかはまだ確かめていなかったからです。

 

 キット付属のあんこうチームミニフィギュアです。初回販売の特典として、ピットロードのEDバージョンシリーズのミニフィギュアを添えてあるのでした。ですが、当時はまだパンツァージャケット仕様のフィギュアが出ておらず、御覧のように大洗女子各園制服の仕様となっています。

 

 そして、履帯パーツは初心者にもやさしいベルト式です。この公式リニューアルキットの特徴の一つであり、タミヤの同型車輌の組み立て易さに劣らない扱いやすさを、ドラゴンの製品にも実現させています。

 

 何よりも驚いたのが、パーツ数の少なさです。従来のドラゴン系の同型車輌キットにおいては細かくパーツ割りされているのが、なるべく一体成型に近い方向でまとめられ、従来品の三分の一程度になっていました。タミヤ製品のパーツ数とあまり変わらないな、と思いました。

 

 ですが、このキットはドラゴンとしては史実のⅣ号戦車のスマートキットとしての開発品でもあるため、細部の特徴および形状の一部は劇中車と異なります。大体のポイントは上図右の組み立てガイドにも示されていますが、なおも修正または改造を必要とする箇所があります。

 そこで、ガルパンプラモデル製作時の根本バイブルともいうべき、公式ガイドブックのアハトゥンクも準備しておきました。やっぱり、この一冊は常に欠かせません。  (続く)

 


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伯爵高校チーム戦車のキット (その二)

2018年12月09日 | ガルパン模型制作記

 伯爵高校チームが保有しているⅣ号戦車は、月刊戦車道の紹介記事によればG型となっています。G型は搭載する主砲によって前期型と後期型とに大別されます。前期型の主砲は75ミリKwK40 L/43で、大洗女子学園あんこうチームのⅣ号戦車の一時期の形態であったF2型とほぼ同型ですが、コミックの劇中車は肝心の主砲が発砲煙で見えないため、現時点では分かりません。
 仮にG型の前期型であるならば、適応キットとしては上図のドラゴンの製品が挙げられます。商品番号はDR6363です。
 ホビーサーチでの紹介記事はこちら

 

 こちらはG型の後期型の適応キットです。ドラゴンサイバーホビーの取り扱いで、商品番号はCH6594です。主砲が75ミリKwK40 L/48に変更されているのが前期型との相違点で、キットにはシュルツェンのパーツも付きます。コミックの劇中車はシュルツェン装備ですので、ひょっとするとG型の後期型かもしれません。
 ホビーサーチでの紹介記事はこちら。 

 

 今シーズンで注目されているのが、上図のキットです。新興メーカーのBorder Model(ボーダーモデル)の最初の製品として発表されたもので、発売予定時期は2019年1月です。Ⅳ号戦車G型の適応キットとしては最新のもので、シュルツェン装備の中期型から後期型までを再現可能です。
 初回販売特典として、メタル製ペンナイフと迷彩マスキングシートが含まれるそうですので、この新キットに挑戦してみるのもアリでしょう。
 ホビーサーチでの紹介記事はこちら

 なお、今回列挙した適応キット3種は、いずれも履帯が組み立て式です。初心者クラスには厳しいかもしれません。楽なベルト式履帯で組み立てたい場合には、あえてプラッツ発のあんこうチームF2型の公式キットを利用するという手もあります。Ⅳ号戦車G型が作れる適応キットとして、市場に最も出回っている製品ですので、入手も容易かと思われます。
 ホビーサーチでの紹介記事はこちら

 

 コミックでは、Ⅳ号戦車とともに38(t)戦車も描かれています。現時点では車体の一部と砲塔の防盾部分ぐらいしか出ていませんが、月刊戦車道の紹介記事とも矛盾しませんので、38(t)戦車であることは間違いないようです。ガルパンの38(t)戦車がアニメ、コミックを問わず同型車輌に統一されている点を考慮すれば、伯爵高校チームの車輌もB型のタイプと推定されます。その場合は、上掲のホビーボスの製品が唯一の適応キットとなります。
 ホビーサーチでの紹介記事はこちら

 

 月刊戦車道の紹介記事によれば、保有車輌にはLT-35つまり35(t)戦車も含まれます。上図のタミヤの製品がよく知られております。組み立て易いキットですのでおすすめです。
 ホビーサーチでの紹介記事はこちら

 

 前述のタミヤ製品は、こちらのCMK(シーエムケー)からのOEMです。上図のアップグレード版では、37ミリ砲と7.92ミリ機銃の極精密な金属砲身、レジンパーツによる増加装甲、排気管、エッチングパーツのフェンダーが付きます。上級者向けです。
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 35(t)戦車の適応キットは、アカデミーからも出ています。タミヤやCMKの製品との相違点は、予備転輪パーツが入っていることです。コミックの伯爵高校チームにはまだ35(t)戦車が登場していませんが、第2話以降に出てきた場合は予備転輪の有無がポイントになるでしょう。
 予備転輪が装備されていれば、このアカデミー製品が適応キットになります。装備されていなければ、今回列挙した3種のキットのどれでも対応可能です。
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 伯爵高校チームはルーマニア軍テイストのチームですが、ルーマニア製の車輌は上図のマレシャル駆逐戦車が唯一です。月刊戦車道の紹介記事では「レストア中」となっていて、コミックでも出てくるかはちょっと分かりません。
 ただ、現時点でこの車輌は1/35スケールのキットが存在しません。ウクライナのメーカー、SOVA-Mより上図の1/72スケールのキットが今年2018年の夏に発売されたばかりです。
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 以上、二回にわたってガルパンコミック版および月刊戦車道紹介記事における伯爵高校チームの車輌の適応キットを紹介しました。アニメの最終章に同チームが登場するかどうかはまだ分かりませんが、仮に出て北場合、その所属車輌は今回列挙した中に含まれると思われますので、適応キットも同様だろうと思います。

 


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けいおん!の聖地をゆく19 その12 欠けていた存在たち

2018年12月08日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 2018年12月4日、豊郷に行きました。この日は本来の作業計画には含まれていませんでしたが、Kさんより突然の作業依頼があり、たまたま休暇中であったため、快諾して現地での作業に臨みました。天気予報は曇時々雨でしたが、実際には時々青空が見え、午後には少し晴れたりして、11月並みのあたたかい一日でした。
 この日は京都の下宿から鉄道利用でのんびりと移動、豊郷駅に着いたのは10時頃でした。田井中律と秋山澪の飛び出しパネルが向かい合う辻を右折して、いつもの「登校路」を歩きました。

 

 途中で左折して豊郷町役場の角を右に行って旧中山道筋に進みました。角の真鍋和のパネルは、補修をやっていないにもかかわらず、設置以来の良好な状態を保っていました。
 以前にKさんが「全然メンテとかしてないんだけど、和はなぜか保存状態が良いんですよ。唯とか姫子は折れたり裂けたりして壊れたけど、和は全然痛んでないんですよ」と話していました。確かに、交通量も多い役場前の交差点にあるにしては、驚くほどに状態が良いです。生徒会長だからパネルも長持ちするのかな・・・?

 

 豊郷小学校校門前の平沢唯です。片腕がもげており、頭には穴が開いています。Kさんの表現ですと「マグナムに撃ち抜かれたような穴」です。あちこちに朽損が目立っており、いつまでもつかは分からないような状態になっています。

 

 11月下旬から始まっているという、夜間のイルミネーションの設置電線およびライト群です。昼間みると農地の保護ネットみたいです。

 

 この日も真っ直ぐに酬徳記念館に入りました。

 

 とりあえず、この日までに追加展示されたフィギュアたちを確認しました。上図中段に2体ずつ並ぶのがバンダイのちびボイスシリーズです。フィギュアは5種類ですが、内蔵のちびボイス音声がフィギュア1種あたり2パターンあるので、全10種類のシリーズになっています。
 この10体が、一階のミニフィギュア群のラスト追加分でした。これにより、けいおんのミニフィギュア群は、全253体が勢揃いしました。前人未到の快挙と言えましょう。

 

 物置に仕舞われていたままだった、一番くじきゅんキャラわーるど映画けいおんのロンドンシリーズの平沢唯および中野梓の別バージョンも、それぞれの通常版の後ろに追加されました。別バージョンは片目をつぶっているのが特徴です。

 

 一階左側棚の左のスペースには、新たに棚が追加されて、御覧のように資料類の収納スペースとなっています。かねてから私が、「空いた空間を積極的に活用して展示キャパシティを増やそう」と提案していたのにならい、元は家具屋での勤務経験も持つKさんが、積極的に棚を選び出して調達して下さいました。

 

 新たな棚の追加は、上図のように各所に及びます。書棚は御覧のように大型に交換されて空間を有効に利用して、収容能力も大幅に増やしています。もとはぬいぐるみ関連の棚の上に並んでいたギターミニレプリカなども、棚内に収まりました。

 

 そして、ぬいぐるみ関連の棚の上は、御覧のように寄贈イラストや写真類の陳列空間に変わりました。物置に大量にあった額縁も大いに活用して、長い間眠っていた寄贈イラスト類も展示コーナーに出しました。

 

 一階右側の状況も、このように整理されてスッキリしています。

 

 二階に移動して、新たに追加されたフィギュアを見ました。前回の作業日に間に合わず、その後に届いたのをKさんが追加陳列して下さいました。アルファマックスの水着シリーズ全4体です。中野梓は当方の寄託品で、あとの3体はKさんからの寄託品です。

 

 前回に追加展示したコスパのきゅーとれーとシリーズ5体は、立たせたままだったのを後日にドール愛好家の方々にお願いして、パッケージ見本図に合わせたポージングに直してもらってありました。やはり動きがあると展示の見栄えが全然違います。

 

 ドール群のもうひとつのシリーズ、アゾンのほうも御覧のように3体が追加されて全8種が勢揃いしていました。当方がアクセサリーとして寄託したドラムセットも、HTTの前に参考資料として追加展示されました。

 

 アゾンの追加3体、山中さわ子、平沢唯、真鍋和です。山中さわ子だけ高身長です。アゾンのドールシリーズは交換用パーツが幾つか出ているそうで、脚などのパーツを換えることで身長を調節出来るのだそうです。フィグマやねんどろいどにも同様なカスタマイズ用パーツがあればいいのに、と思いました。  (続く)

 

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ガルパンの対戦校チームの新規車輌は?

2018年12月07日 | ガールズ&パンツァー

 先日、模型サークルのガルパン戦車プラモの仲間Tさんと電話で話した際に、こんな問いかけを受けました。

「劇場版のときに、聖グロにクルセイダーが出たよな」
「ええ」
「そんで、最終章の第1話で、大洗にマークⅣが追加されたね」
「ええ」
「大洗を別にすれば、聖グロだけなんやね、今のところは」
「は?何がです・・・?」
「テレビシリーズから出ているチームに、新規車輌が追加されたのは・・・」
「ああ、そうですね、大洗を別にすれば、聖グロだけですね、確かに」
「それってさ、なんでなんやろうなあ・・・」
「・・・・」

 一瞬、返答に窮しました。言われてみれば、テレビシリーズ以来の各校チームにおける新規追加の車輌というのは、聖グロリアーナ女学院チームのクルセイダーだけです。サンダース大付属高校チーム、アンツィオ高校チーム、プラウダ高校チーム、黒森峰女学院チームのいずれも既存の車輌のままです。

 では、これらの各チームに今後新規車輌が加わる可能性はあるのでしょうか。私なりに妄想をまじえて考えてみたところ、下記のようにまとまりました。ガルパンにおいては、同型車輌が複数のチームに出ることが無いようなので、そうした候補は外しています。

  聖グロリアーナ女学院  クロムウェル、バレンタインなど
  サンダース大付属高校チーム  シャーマン系列のいずれか
  アンツィオ高校チーム  カーロルマートM13/40など
  プラウダ高校チーム  SU-122や152などの自走砲
  黒森峰女学院チーム  Ⅳ号突撃砲など

 思ったよりも結構ありますね。未登場の車輌は・・・。

 

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伯爵高校チーム戦車のキット (その一)

2018年12月06日 | ガルパン模型制作記

 周知のように、「月刊戦車道」第6号の「ライバルチーム研究」6回目の記事に、伯爵高校の公式設定詳細が紹介されています。
 このチームの保有戦車は、史実のルーマニアが第二次大戦にて枢軸陣営に属してドイツ製武器を多く使用した経緯をふまえてか、ドイツ戦車がメインとなっています。主力戦車はⅢ号戦車N型、Ⅳ号戦車G型、Ⅲ号突撃砲G型などであり、ほかにチェコ製戦車のLT-35やLT-38を有し、ルーマニア軍開発のマレシャル駆逐戦車がレストア中、という設定になっています。

 これらをプラモデルで再現製作する場合、多くはタミヤかドラゴンの製品を適応キットとして利用出来ます。以下、二回に分けて適応キットのそれぞれを紹介しましょう。

 

 まずは主人公の小檜山野咲(こひやま・のえみ)が車長として乗り込んでいるⅢ号戦車N型です。ドラゴンより幾つかのキットが出ています。
 上図はドラゴンサイバーホビーより2007年にリリースされたキットで、商品番号はCH6431です。数あるドラゴンのⅢ号戦車N型のキットのなかで最も装備品パーツが多く、色々な状態のⅢ号戦車N型を再現して楽しめます。履帯もベルト式パーツで組み立てやすいです。
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 これもドラゴンサイバーホビーより2009年にリリースされたキットで、商品番号はCH6474です。このキットにはシュルツェンのパーツが含まれており、シュルツェン付きの姿を再現出来ます。履帯は組み立て式のマジックトラックです。
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 前述の商品番号CH6474のキットをリニューアルしてこの2018年12月に発売されるのが、上図のドラゴンの製品です。商品番号はDR6559で、履帯が新規開発のネオトラックパーツとなるほか、細部の精度も向上しています。さらに初回販売限定特典としてインテリアパーツがつくなど、盛りだくさんの注目キットです。劇中車の車内空間をも体験してみたい方にはおすすめでしょう。
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 上図は、ドラゴンが2010年にリリースしたスマートキットの一つです。商品番号はDR6606です。履帯が冬季用のヴィンターケッテ履帯となっているのが特徴です。
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 上図はタミヤの製品で、ミリタリーミニチュアシリーズの290番として2008年に発売されました。Ⅲ号戦車N型の国内メーカー製品としては唯一のもので、流通量も多く入手も容易で価格も安いです。
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 劇中でⅢ号戦車N型と作戦行動を共にしていたⅢ号突撃砲はG型の前期型にあたるようです。上図はドラゴンサイバーホビーより2009年にリリースされたキットで、商品番号はCH6365です。1942年末に生産開始された頃の状態を再現し、シュルツェンのパーツも付きますので、劇中車がほぼ再現出来るでしょう。履帯は組み立て式のマジックトラックです。
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 これもドラゴンサイバーホビーの品ですが、発売は2014年と新しいです。履帯がベルト式パーツになって組み立てやすくなっています。1943年5月からの生産タイプを再現していますが、劇中車とほとんど差はありません。商品番号はCH6578です。
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 上図はタミヤのキットです。ミリタリーミニチュアシリーズの197番として発売されました。Ⅲ号突撃砲G型のキットは、他にフィンランド軍仕様のタイプが310番として2010年に出ていますが、劇中車と同じシュルツェン付きの初期型タイプのキットは上図の品が唯一です。流通量も多く入手も容易で価格も安いです。
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 現時点ではコミックが第1話のみなので、劇中車の情報も限られています。上述の適応キット群で製作再現する際の注意点として、Ⅲ号戦車N型、Ⅲ号突撃砲G型ともにスモークディスチャージャーは未装備、が挙げられます。  (続く)

 


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けいおん!の聖地をゆく19 その11 スケールフィギュア全員集合へ

2018年12月05日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 一階の追加展示作業と並行して、二階の追加展示も進めました。むしろ二階に入れるスケールフィギュアの方が数が多かったため、二階の棚全体の展示状態のバランスを再検討しながらの作業でした。

 上図は、今回新たに追加展示した、クレイズの弦楽器三人娘シリーズです。秋山澪、平沢唯、中野梓らがそれぞれの愛機を持ってアクティブなポーズをとっています。クレイズのフィギュアはあまり販売数が無かったと言われており、私自身も中古品すら見たことがありませんでした。なので、実物を見るのは今回が初めてでした。


 

 セガのプレミアムフィギュアシリーズです。従来より展示されていた寄贈品2体に、前回物置で見つけた1体を追加し、今回残る1体が追加されて全4体が揃いました。左が2010年に出た第1弾の2体、右が2011年に出た1.51バージョンの2体です。いずれも平沢唯と中野梓のセットであり、残る3人を造形化しなかった理由をセガに聞いてみたいところです。

 

 ダイキ工業より、単体で発売された秋山澪です。秋山澪は、けいおんキャラクターのなかでも人気があったため、メーカーによっては単独で製品化したところが少なくありません。そして結構売れたようです。
 そのためか、このフィギュア製品は中古ショップで時々見かけます。しかし、付属品のアンプが欠けていたり、ベースのシールドが無くなっていたりするケースが散見されますので、上図のように完全な状態の品はむしろ珍しいかもしれません。

 

 以前から寄贈展示されていたバンプレストのフィギュア群は、展示位置を変更して一段ずつ下げました。

 

 その下には、前述のダイキ工業の製品以外の秋山澪単体品を並べました。左よりムービックの秋山澪オリジナルコスバージョン、アップラークの秋山澪学園祭バージョン、フリーイングの秋山澪萌え萌えキュンおよび限定別バージョン、の4体です。
 同じ秋山澪でも、メーカーごとの造形表現が異なっており、それぞれの製作元のキャラクター像がどのようなイメージで設定されていたかがよくうかがえます。

 

 上図の上段の水着フィギユアシリーズは、ウェーブのビーチクイーンシリーズです。全8体が今回揃いました。下段の一番くじ不思議の国deティータイムシリーズは、既に全5体を揃えていましたが、Kさんがどうしても追加したいものがあるということで、今回平沢唯のダブル賞を手配してきました。

 

 平沢唯のダブル賞にのみ限定でセットされている、この特大ケーキのパーツを展示に入れたかったのだそうです。凝り性のKさんならばでのコダワリの展示です。なんでも公式のキービジュアルには、この特大ケーキがあるとかで、いずれはそのキービジュアル画も背後にセットしたいとの事でした。

 

 パンブレストのSQフィギュア平沢唯単体品の、ローソン限定のアンプ付きバージョンも追加されました。右は通常版ですが、ナガシマさん自作のマイクスタンドとアンプが添えられてあります。ローソン版は台座が青色であるほか、平沢唯の右腕の形が異なります。
 けいおんフィギュアの限定バージョンは幾つか出ていますが、一部の表現やカラーを変えてあるものが殆どです。通常版と比較することで、限定版ならばでの特徴を見つけて楽しんでいただければ、と思います。

 

 ボークスのモエコレPLUSシリーズ全3体も、今回の追加作業で加わりました。秋山澪だけが学園祭バージョンにて表現されるという珍しい構成です。ボークスは、アニメキャラクターの最も人気あるスタイルを好んで造形化する傾向がありますが、それがこのシリーズでもよく示されていると言えます。

 

 こうして、スケールフィギュアも全員集合へあと一歩、という状態になりました。残る5体が間に合わなかったため、フルコンプリート展示は12月を待たなければなりませんでした。

 

 スケールフィギュアと同時に、ドール製品も全て集めて、今回の作業にて追加展示しました。上図はコスパのきゅーとれーとシリーズで、5体全てをKさんが確保して下さいました。しかし、楽器などの付属パーツが無いため、ディスプレイ案がまとまらず、とりあえず立たせて並べるにとどめました。
 ですが、後日、Kさんがファンのドール愛好家に協力してもらって、ポージングをして下さったそうです。

 

 そして、ナガシマさんが修理して戻してくれたアゾンのドール5体も、苦戦の末、ファンのドール愛好家たちにも協力してもらって、なんとかナガシマさんの指示通りのポーズにまとまりました。これには後日、ドラムセットを当方より寄託追加する予定ですが、最終的なセッティングはやはりナガシマさんにやっていただこうと思います。
 その左にはアルファマックスの水着フィギュアシリーズが、当方寄託の中野梓のみ1体置かれていますが、残る3体も後日届く予定ですので、12月には4体が揃っている筈です。

 

 なんとか午後3時頃に作業を終えました。前日からずっと作業し通しなので、Kさんも私も相当な疲労がありました。ですが、今回は私は電車利用で来ていたので、Kさんは、わざわざ新快速の停車するJR能登川駅まで送って下さいました。お蔭で大変に助かりました。

 とりあえず、展示フィギュア群の不足補完および追加をともなう再構成作業は、この11月10日をもってようやく一区切りがつきました。同時に、次のステップへと移行して、12月からの作業のメインを展示フィギュア記録整備におくことになります。  (続く)

 


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「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」第1話にみる伯爵高校チームの戦車

2018年12月04日 | ガールズ&パンツァー

 モケジョさんたちが、コミック「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」に登場する伯爵高校チームの戦車のリサーチをやっていて、「野咲ちゃんが乗ってるのはⅣ号戦車だよね?」と話していたのですが、正しくはⅢ号戦車、と指摘しておいた件は、前の記事にて述べた通りです。

 そしたら、モケジョのエリさんより「詳しく教えて下さい」と頼まれました。いい機会だと思いますので、今回紹介してみたいと思います。

 

 まずは、主人公の小檜山野咲(こひやま・のえみ)が車長として乗り込んでいる戦車ですが、赤枠で示すように、ドイツのⅢ号戦車であると分かります。パッと見ると、大洗女子学園チームのⅣ号戦車の初期形態のD型に良く似ていますが、それは砲塔の輪郭だけで、車体は違うのが分かります。左の背面シーンを見ると、遮熱板や予備転輪が見えるので、Ⅲ号戦車であることは明白です。

 そして黄枠で示した後続の車輌は、Ⅲ号突撃砲であるようです。シュルツェンを装備しています。

 

 このページの描写によって、Ⅲ号戦車とⅢ号突撃砲の特徴がそれぞれ分かります。前者は砲塔背後のゲベックカステン、後者は天板左側のキューポラ、が型の特定をうながしてくれます。月刊戦車道の紹介記事にある通り、Ⅲ号戦車N型、およびⅢ号突撃砲G型であると判明します。

 

 このページの右側のⅢ号戦車N型の描写をよく見ますと、砲塔防盾の特徴が1942年生産の初期型のそれであることが分かります。タミヤのキットで言うなら、第502重戦車大隊第1中隊所属車の状態にあたります。

 左側下の緑枠内はⅣ号戦車、水色枠内は38(t)戦車ですが、それぞれの型はまだ分かりません。

 

 ラストのページでも上に38(t)戦車が出ていますが、何型かは分かりません。総じてガルパンでは、アニメおよびコミックを通じて公式設定の車体形式を使いまわす傾向がありますので、それをふまえるならばB型ということになるかもしれません。

 また、下のⅢ号戦車N型、およびⅢ号突撃砲G型の描写を見ますと、校章マークの位置もある程度うかがえます。前掲の各シーンもあわせて考えると、Ⅲ号戦車N型においては砲塔左右側面のみで車体には校章マークが見えません。Ⅲ号突撃砲G型においてはシュルツェンに校章マークがつきますが、車体についているかは現時点では不明です。他チームに比べると、必要最低限の位置と数であろうと推察出来ます。

 とりあえず、12月15日に更新公開される第2話の描写をもって、検証を続けたいと思います。出来れば車体の塗装色も知りたいので、一枚だけでもカラーページがあるといいですね・・・・。

 


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大洗女子学園 Sd.Kfz.254ザウラーRK-7 作ります!! その6

2018年12月03日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8では、車体の四か所にある扉付きの覗き窓を組み付けます。アーム部のB6と扉本体のB13は接着不要との指示があります。それにしたがいます。

 

 切り出して準備したパーツの一部です。今回のキットに限らず、ホビーボスの製品には細かく精巧なパーツが多いので、切り離しや組み立ての際に破損したりしないように気を付けています。しかも可動部分にあたることが少なくないので、パーツの破損が致命的だったりします。

 

 組み付けました。可動部分ですが、そのままですと扉を動かすのも少々キツい感じでしたので、パーツのそれぞれにヤスり処理をかけながら慎重に組み立てました。

 

 劇中シーンでは、御覧のように各扉か開放されています。車内に居る角谷杏と小山柚子が外を見るべく、前面の窓を特に大きく開いています。実際にはアームが付くのですが、劇中では角谷杏と小山柚子の顔が見えるようにするためか、省略されています。

 

 各面の扉は、このとおり開閉自在にしました。しかし、内部のインテリアは作りませんから、開けてもがらんどうの車内空間が見えるのみです。

 

 ステップ9では、車体天板の二ヶ所のハッチを組み立てます。円形のハッチは実際には回転するようです。キットの組み立て指示図では、御覧のようにハッチが車体軸線に対して斜めにセットされていますが、劇中では約45度回されているようです。

 

 このシーンでも、河嶋桃が円形ハッチから上半身を出していますが、ハッチは左右に開かれていて、ハッチが正面に向けられているのが分かります。これに合わせることにしました。

 

 キットにおいては、円形ハッチの位置を劇中シーンに合わせて接着することにしました。後ろの方形ハッチは、劇中シーンにて西住みほと島田愛里寿が居た位置になりますので、これもピットマルチ使用にて開閉自在にする予定です。

 

 組み立て途中の状態です。シンプルな車体と複雑な足回りの対比が面白いです。

 

 ステップ10では車体各部の様々なパーツを組み付けます。排気管関連は一部のパーツがエッチングになりますが、瞬間接着剤が切れたので保留にしましたが、エッチングパーツのPE-3をブラ板に置き換えるという手もあり、それならば瞬間接着剤は不要です。
 宿での組み立てでしたので、細かい部分は帰宅後にゆっくりやろうと決めました。

 

 とりあえず、簡単に組み付けられるパーツだけを切り出しました。

 

 全て組み付けた状態です。後のステップではエッチングパーツが増えて曲げ加工なども必要になりますが、ツールを持参していないので、エッチングパーツ関連は全て帰宅後に組み立てることにしました。  (続く)

 


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ガルパンの伯爵高校

2018年12月02日 | ガールズ&パンツァー

 コミックウォーカーにて公開連載がスタートした、むらかわみちおさんの「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」にて、主役の小檜山野咲が所属する伯爵高校チームが初めて登場し、いまなお話題になっています。
 ですが、最近にガルパンに出会った方、劇場版公開以降にガルパンファンになった方の多くは、「伯爵高校って、何?どんなチーム?」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。

 交流サークル仲間のモケジョさん達7人もその例にもれません。テレビシリーズからずっと見直しても名前が出て来ない、アニメ本編の全部を見て探しても数ある対戦校チームの中に見当たらない、全国大会のトーナメント表の16チームの中に入ってない、等と色々に言われました。

 

 それもそのはず、2014年頃に、当時の大洗ガルパンギャラリーにて展示された上図の戦車道連盟高校加盟校一覧にいきなり登場し、ギャラリーの購入特典缶バッジにも出てきて、「新たなチームが加わったのか?」と騒がれた4校のうちの1校が伯爵高校でした。
 つまり、ガルパン黎明期の公式設定16チームの中には無かったのが、このとき4チームが公式追加されて20チームとなったのでした。上掲のパネルはその20チームを列挙しており、伯爵高校は福島県のチームであることが示されています。

 

 そして、2014年12月に発売された「月刊戦車道」第6号の「ライバルチーム研究」6回目の記事に、初めてその公式設定詳細が紹介されたのでした。
 それによれば、ルーマニア軍ティストのチームであるそうです。それは良いのですが、学科に魔女学科というのがあって占い師の登竜門になっていて、戦車道の作戦も占いで決めることが多い、という何だか訳の分からないチームであるようです。
 こんなのは所詮公式の二次設定だ、間違ってもアニメ本編に出てくることは無いだろう、もし出てきたら奇跡だな、と思ったことを覚えています。

 ですが、4年後にコミック版で登場するとは思いもよりませんでした。なるほど、そういう方向があったか、と感心させられました。それで改めて上掲の公式設定詳細を読んでみますと、その内容がそのまま「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」に反映されているらしいので、また感動してしまいました。
 しかも、本当に占いで作戦方針を決めているようなのです。これは意外に面白いんじゃないか、と気付き、次回がとても気になってしまっている次第です。

 なお公式設定詳細によれば、このチームの保有戦車は、史実のルーマニアが第二次大戦にて枢軸陣営に属してドイツ製武器を多く使用した経緯をふまえてか、ドイツ戦車がメインとなっています。主力戦車はⅢ号N型、Ⅳ号G型、Ⅲ号突撃砲G型などであり、ほかにチェコ製戦車のLT-35やLT-38を有し、ルーマニア軍開発のマレシャル駆逐戦車がレストア中、という設定になっています。
 全体的に、大洗女子学園チームと似たり寄ったりの陣容であるようですが、占いで作戦を決めるといいますから、どんな試合になるのかは全く予想がつかないことでしょう。

 

 前述した保有戦車のうち、マレシャル駆逐戦車以外はすべて1/35スケールの適応キットが存在します。大半はタミヤとドラゴンの製品で間に合いますので、デカールさえあれば、製作し再現することは容易です。

 そしてモデルカステンのガルパンデカールセットVol.3には、上図のように伯爵高校の校章マークも入っています。サイズが3、4種ありますので、このシートが2枚ほどあれば、前述の保有戦車群をプラモデルで作って楽しむ事が出来ます。

 それで、モケジョさんたちも「次は伯爵高校の戦車だなっ!」と盛り上がっているようですが、私もその輪に加わったりして・・・。そして作戦を占いで決める・・・、ウヒョヒョヒョ・・・・。  (アホかお前は)

 


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