途中で南方向の眺望友達から『岩サクラを撮影に舟伏山(美濃の奥岐阜県山県市標高1040頂上まで約4km)に登山しよう』と誘いの電話がありましたが、私は前回の岩うちわの険しさを思いお断りと決めていました。それが前日の4月16日に再度の誘いを受け急遽私も友達を誘っていく事にいたしましたが、時間が迫るにつれて不安が募るばかりでした。出発したからにはと前向きに考えました。あいの森駐車場についたのが9時半もうぎりぎりで入り込みセーフ 前方を見たらみんな重装備の出で立ちに準備体操われながら軽装に心配になってきました。。いざ上り始めると息切れで苦しくはありましたが、淡々と登るうちに慣れてきてそれもなくなりました。みやまカタバミをわき目に見ながら…山腹から尾根へとひたすらのぼりやがてタチツボスミレ・ミスミソウ・二輪草・カタクリの花に癒されながら登りました。途中でわが住む南の方向は山々が連なりその眺望は素晴らしく澄んで見えました。12時半ごろに頂上近くで岩桜を撮影の人たちの声が聞こえてきました。先に着いた友達から『・・・さん早く早く』の声がかかるが、返事は出来ても足が足早に動きません。見上げるとかなり大きい(500円玉位)濃いピンクの花が岩場(石灰岩質)の間間から3枚5枚と連ねて外を覗くように咲いていました。之が岩サクラなのか!思ったより大きく、険しい環境の中で可憐に咲く花になんともいえないいじらしい気持ちが湧いてきました。近くにはヒトリシズカの花も並んで迎えてくれました。足場も悪く体を岩に張り付け足はあちらにと不安定で無様な格好での撮影でした。隣の若い男性は助手を伴い撮影道具野白いパラソルまで完備で遠く東京から新幹線で来たと話しかけてくださいました。そうこうして撮影後下山駐車場に着いたのは4時半ゆっくりの登山でした。(何せ平均年齢ウーン何とか若い友達の彼女のお陰で60代ギリギリ)途中では急斜面で片側が切れていて滑落の恐怖を感じながらの足運びを思うと寒気がいたします。無事に下山できた事を喜び合い又足手まといの私をリードしてくれた仲間に感謝いたしました。
蕾
此花は白い石灰岩質の間から垂れ下がる様に咲いています。
沢山の中で白い花はこの二輪(ただし私の見た限り)