岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

設計のコンセプトをしっかり考える時代なんだろうな

2022-02-10 | 日記

久々の投稿です。

で、最初にお知らせ。

最近メルマガを続けています。1週間に一度、資料を請求していただいた方にはメルマガを送っています。「家の言葉の勉強会」という内容で、家づくりのことを深く解説しています。

けど、評判が高いのは本文の後の追伸欄。 私の失敗談やお恥ずかしい話を毎回書いているのですが、その部分に対しての感想が多くて・・・

そんなメルマガ ご希望の方は info@tamagogumi.comまで 「メルマガ送れ」と書いて返信ください。

 

さてさて、本日の話題

最近家の性能がグングン上がっています。かくいうタマゴグミの家も結構性能が良くなってきています。最近の物件はパッシブ計算を行い、太陽光の取入れを計画したり、365日の室内温度のシミュレーション、細かなエネルギーコスト計算まで行っています。

本日も半日ズームで家の性能勉強会に参加。さらなる知識をつけようとしています。

 

そんな勉強をすると必ず思うのが、

よし、次の段階だ。これをやろう。そうか、窓は太陽にあわせて開けよう。気密値をもっとあげよう。北になんか窓はいらないぜ!窓なんて開けないほうがいいんだぜ。

 

いかんいかん、また危険な方向に、と反省します。

 

家は性能が良いことに越したことありません。自然エネルギーをいっぱい使って、室内環境が安定した二酸化炭素を出さない家の方が良いに決まっています。

けど、それを突き詰めると、

じゃあ、南に大きな高性能窓をつけて軒をゼロにして、冬はいっぱい日を取り込んで、夏は太陽が邪魔だから、シャッターをピシャンと閉めて真っ暗にすりゃあ涼しいじゃん。いやいや、いっそのこと壁の窓を全部なくして、夏にふたが閉まるトップライトをつければいいんじゃねえ。

となるんですね。

 

そんなとき、私はいつもAmazonプライムでDistiny鎌倉物語を検索して 1時間35分35秒にあわせて、10分ぐらいぼ~っと見ます。

するとこんな風景が画面に映ります。

(これまずいか? 怒られたらすぐに消さなきゃ)

実は通しでは1度しか見ていませんが、1時間35分35秒からの5分間は20回いや30回以上見ています。

なんかその5分間に凄く惹かれるのです。

この風景のような家を作りたいわけではありません。風景の中で生活する人々を見て、家は誰のためにあるのかということを改めて思い出すのです。

 

わたしたちの仕事は貴方の思いを感じて、それをあなたの予算にあわせて作ることです。

いいものを私たちの感覚や知識だけで決めつけることほど恐ろしく傲慢なことないと思います。

だからこそ、お客様の話をよく聞きコンセプトをしっかりと作り上げる力が重要だと感じています。

 

「Distiny鎌倉物語」この映画、いい映画ですよ。ぜひ見てください。私は何十回とみました(部分的だけど)

これだけ宣伝しましたので、画像を使ったことをお許しください・・・

 

追伸

昨日、母校の柔道場に札かけ? を取り付けてきました。

2つ上の先輩から「つけてきてね」と連絡があり、上下関係は絶対なのでサッと取り付けてきました。

映画で思い出したのですが、わたしの一つ下の後輩がアニメの映画監督をやっています。昨年ほ中ごろに劇場で彼が監督をした映画をみて最後のテロップに彼の名前がで~~んと出てきたのには感動でウルっときました。

そして、ふと思ったのが「部活の時、しこたまジュースおごったったで、今度会ったらしっかりとおごってもらおう。」というセコイことです。

残念ながら連絡先知りません。 有名人には近づけないようです。

 


見学会の様子、階段は絵になる

2021-11-20 | 日記

今日から一宮の見学会を行っています。

ボチボチとご見学頂いています。

御見学頂いた方から「今探している土地、もうちょっと小さくてもいいかも」とか「小さな空間がこうすると大きく感じるのか」とか感想を頂きました。

足るを知る まさにそんなことを感じてもらえたようです。

 

来週金曜日まで開催しています。明日 日曜日は、午後2組ほど受けられます。お時間がある方はご連絡ください。058-372-2575にお電話ください。

 

さてさて、階段です。

 

今回の物件の階段を下から見た様子です。

弊社の島田がお客様と何度も検討して決めた寸法です。

それを大工さんが1枚の板を切って一段一段階段を作ります。

それを下から見ると、なんと格好がいい。 一番上にトップライトがついていますので、光がこぼれてきてさらに美しいですね。

 

 

 


一ノ宮の家の写真です。【見学会開催中】

2021-11-19 | 日記

今日はタマゴグミのメルマガに登録いただいている方向けのブログです。

一ノ宮の見学会においで頂く前にちょっとだけ内部を見て頂きます。

 

開口部には格子戸がつく予定です。5メートルちょっとの幅の敷地。

玄関には手洗いをつけています。今回玄関床にはデッキ材を採用。一体感があってよい感じです。

中心となる部屋からロフトを見たところです。

洗面からの写真です。細い杉板の目透かし天井が美しいです。

階段室を部屋から見た様子です。筋交のシルエットが障子に浮かんでいます。

ロフト部分です。まだ未完成です。

障子を閉めると、部屋のようになります。

 

こんな感じで仕上がってきています。

 

見学会の状況ですが、土曜日は午後3時からのご予約 日曜日は午後に2組 まだ予約が開いております。

ぜひおいでください。

詳しくはこちら  タマゴグミの見学会

 

 

 


一ノ宮 パン屋さん横の家 見学会日時決定しました。

2021-10-29 | 日記

一ノ宮駅近くの街中にスポンとはめ込んだ、木の素敵な家。間もなく完成です。

お隣は有名なパン屋さん「たし算とひき算」さん。

そこで、予約制の見学会を行います。

予定は11月14日 日曜日から 11月20日土曜日までです。さあ、家の写真を見てみましょう。

玄関から外を見た様子です。屋久島杉の壁と天井が素敵です。

2階キッチンからリビングを見た様子です。

胴縁という安い材料を吟味して作った天井が素敵です。

ロフトから居間を見た様子です。登り梁がカッコいいです。

 

って、天井ばっかじゃん。

そうです、写真の写っていない下のほうは大工さんや左官屋さん、塗装屋さんの戦場になっており見せれる状況ではありません。

もうちょっと見てみましょう。

玄関横、手洗いのタイルです。

2階洗面横のタイルです。

おトイレ床のタイルです。

これもアップばっかかい。

そうです、この横では、養生されていたり、塗装が途中だったりしてお見せできません。

ちなみにこのタイル、私が貼ったものがあります。どれでしょうか?

見学会の時、私にこそっと教えてください。正解者には・・・・なんか考えておきます。

 

見学会の案内ホームページは来週早々にアップします。

お申し込みはタマゴグミにご登録いただいている方にメールにて案内します。

タマゴグミにご登録いただいていなくて、見学を希望の方は下記リンクより資料請求をください。

タマゴグミの資料請求

 

 

 


エコジオ工法で地盤改良中

2021-10-20 | 日記

 

 

 

鶉の家、地盤改良工事を行っています。

エコジオ工法という砕石を柱状に埋め込む工法です。この工法は、支持層が深い場合でも上からの荷重を砕石が広がる力にかえられるので採用できる工法です。詳しく知りたい方はこちらへ エコジオ工法

地盤改良の工法はたくさんあり、それぞれ利点があります。

エコジオのように、垂直の力を水平の力に変える方法、固い地盤まで杭を打ち込む方法、杭の摩擦力で力を受ける方法、建物の重量分の土を掘り起こして軽いものに置き換える方法・・・・

この場所はエコジオ工法を採用したのですが、地盤調査の結果や、土地の状況、予算、現場までの進入路、近隣の様子、お客様の希望によって工法は使い分けます。 今回も私の方で改良工法を2種類まで絞り込み、最終的にお客様に判断いただきました。

 

 

今日は技術の方もいらっしゃって様々な地盤改良工事談義をさせてもらいました。タマゴグミは結構地盤改良の種類を使っていますが、私も知らない工法はまだまだたくさんあり、大変ためになりました。また、それぞれの工法の裏話も聞けて面白かったです。

 

今週末から、基礎工事に入ります。スケルトンインフィルの建物ですので、地中梁のサイズが大きくなるのと、スラブの配筋が所々変えいなきゃいけないのでちょっとややこしい基礎になりそうです。(何のことかわかりませんよね。いつか動画かなんかで説明します)

10年以上前にお引渡しさせて頂いたお宅へ水道蛇口の修理に行ってきました。最近はご連絡いただいて状況を少し伺うと、何となく故障の状況が解ります。修理は5分ほどで終了しました。

写真は玄関アプローチからですが、できたばかりの時は低かった木が今や大木になっています。

緊急事態宣言も解かれたことですし、そろそろ定期点検を再開しようと考えています。

 

この写真は、先週半日さぼって池田町のかみがれへ行ってきたときの写真です。

最近自転車にはまっていて、時間があるとどこかへ登りに行っています。いつもは池田山を登るのですが、最近工事中で登れません。で、近くにあるここへ登ってきました。

池田山より標高が低いのでちょっと物足りないのですが、景色もいいしまあまあ楽しめました。

ここしばらくは、ここへ登る予定です。

どなたか一緒にのぼりませんか? 

 

 


家づくりメルマガやっています

2021-10-14 | 日記

やっと言えるようになりましたから書きます。

家づくりメルマガやっています。毎週金曜日から土曜日にかけて発送しています。

ここ数か月続いていますので、やっと公表できるようになりました。明日金曜日にパソコン版を配信、土曜日に携帯版を配信予定です。

今回のテーマは「なぜ耐震性能が必要か」を地震が起きた時でなく、大きな地震が起きた後の状況より説明しています。岐阜特有の条件を考えるとやっぱり耐震等級3はいるんですよね。

メルマガ希望の方は、タマゴグミホームページから資料請求をしてください。タマゴグミの資料請求

 

さてさて、最近はというと島田は新築2棟を担当し、私はリノベーション工事と今月中ごろからかかるお宅とお引渡しさせて頂いたお宅の対応をしています。

50年以上前の住宅、これになんと樹脂サッシをつけてしまいます。そして内壁をふかして(壁を中にもう一回組むこと)断熱を入れます。断熱気密性能は劇的に変わる予定です。

但し断熱気密性能が上がるということは、家に対するリスクがすごく増えるということです。だから、通気を確実に取れる方法を現地にて考え検討しながら進めています。 予算・・・は恐ろしくオーバーしていますが、やっぱり長持ちさせたいのです。

こんなふうにサッシがついています。サッシの隣は耐震補強の合板です。

実はこのお隣は先日お引渡しさせて頂いた家が建っています。

杉の外壁を貼って約1ケ月チョット、徐々に落ち着いた色になってきました。

 

そして

今日は3時間ほどかけて丁張をしてきました。

丁張とは建物のくい打ちや基礎を行うときに位置を決めるための重要なものです。

私が造る丁張はくい打ちを行うためのもので、3時間かけて作っても作業をする2日ほどで撤去されます。それでも誤差2ミリ以内で正確に作ります。

今回採用する地盤改良はエコジオ工法です。砕石をパイル上に地中に埋めます。

ここ数日、エコジオを設計する業者とやり取りをしていました。

 

エコジオ工法はあくまでも地盤改良。設計趣旨は20KN以上の地盤にすること。だから、設計は建物の下部に2.3m以下のスパンで均等に打つ設計をしてきます。

私としては、構造計算をして基礎を設計していますので、どこにどの程度の重量がかかるかが解ります。ですのでこの柱の下、この梁の下に杭を持ってきてほしいと依頼をします。そうすると・・・ムチャクチャ杭の本数が増えて無茶苦茶な金額になります。

で、こんなやり取りを数日やっていました。

私)いやいや、そうじゃなくて、ここにはまったく力がかからないからこの杭をこの梁の下に移動してここにもってきて・・・・

業者)できません。規定スパンを超えてしまいます。

私)けど、ここ、梁にのっていませんよね。全く関係ないですよね。

業者)規定ですので、必要です。

最終的には、規定を伺い私が位置決めをして、業者の設計担当にチェックをしてもらいました。

 

いい工法なのですが、実は大なり小なり毎回このようなやり取りをしています。 

地盤改良はあくまでも地盤改良であり杭工事ではない。いつも矛盾を感じるのですね。

 

 

 


材料を探しに倉知製材所さんへ

2021-09-27 | 日記

今日はいい天気でしたね。私は昨日から下呂にはいり、今朝は倉知製材所さんへ。

倉知製材所さんはタマゴグミの家の構造材を全て賄ってくれている下呂の製材所です。

製材所は丸太を挽いて乾燥等を行い梁や柱のもとを作っている会社です。丸太を挽くとき副産物としてうすい板も作っています。それらの板は、手を加えられて床材になったり壁材になったりと利用されています。

 

で、私が狙うのはそのように加工される前の材料です。

加工されればされるほど、人の手が入れば入るほどビックリするほど価格は上がっていきます。そこで、手が入る前の材料を見に行きなんか使えないかなと、年に数回探しに行くのです。

写真は先日お引渡しさせて頂いた家です。

この外壁も、そうやって探してきた材料です。

壁としてつくられた材料は、実という加工がしてあったり長さが4mあったりと 壁に使うにはちょうど良いつくりになっています。しかし、探してきた材料は、長さが2mだけ、切りっぱなしの材料でした。

それでもジョイント部分や、貼り方を工夫すればこんな感じで使えます。しかも価格は3分の1程度!

 

いや~木は雨に弱いでしょ。と思いますよね

写真の右の壁、倉知製材所さんの倉庫の壁ですが この木は約30年前に貼られたものです。しかも、貼った当時に1回だけ塗装をしただけのものです。ある意味サイディングより長持ちの材料と思いませんか?ただし、きちっと軒があることは条件ですが。

 

最近のサイディングは優れていますから、自然に汚れが落ちる加工とか光が当たって汚れが分解する河港とかされているようです。(使ったことがないのでうわさでしか知りません)

けど、それって貼った時の状態を維持することが一番美しい状態ということじゃないかと思います。

方や木の外壁は、色は変わるは、節は抜けるは、やせるは縮むは、たまに割れるは・・・ 最初の状態を全く維持してくれません。けど、それが味になり愛着になり変化を楽しめるようになります。

私としては後者の方が好きなのですが、あなたはいかがですか?

 

ちなみに、板を担いで歩いているのは倉知社長です。そして持っている板は今回の戦利品です。

次回の家づくりでちょっと使ってみようかと思ってサンプルを頂いてきました。

 

そうそう、こうやって材料を探しに来る人は建築屋に限らないようです。

今話題のヒノキ枕、その原料は倉知製材所さんらしいです。

ひのき枕

 


フルリノベーションにおける中古住宅(既存住宅)購入に対する持論 (なんか論文みたい・・・)

2021-09-14 | 日記

写真は岐阜市内でフルリノベーションを行っている物件です。50年前の物件です。瓦がブルーシートで養生をしてあります。なんか幻想的でいいですね。

 

最近立て続けに中古住宅を購入してフルリノベーションをしたいという相談を受けました。

いままで私は中古住宅を買うのなら新耐震、つまり昭和56年6月以降に確認申請をとった物件がいいですよ。と勧めてきました。平成初期なんか見つかったら筋交い金物とかもバッチリついていていいじゃん。と思っていました。

最近具体的相談を受けて、そして上記のような昭和40年代の物件と、弊社が買った平成初期の物件とリノベーションをしてみて解ったことがあります。

 

フルリノベーションをするなら、家の価格がマイナス、もしくはゼロの物件がいい!!(つまり古いのがいい!!)

これはあくまでも私の考えですからね。攻撃や突っ込みされると心が折れて凹みますのでやめてくださいね。。

 

中古住宅の相談を受けるとき、まず見るのが周りの更地の価格です。その更地の価格より高かったら家に価値があるということです。新耐の物件の場合「ああ。この家は300万円か。 えっ、この家1千万円??」ということが多いです。

それが、40年以上 50年以上前の物件になると「えっ、周りの土地代より安い。」とか「ああ、ここは土地代だけね。」という物件が多くなります。

ぶっちゃけ話をします。

耐震改修・断熱改修をきちっとやるのであれば、平成初期の物件だろうが50年前の物件だろうが骨組みだけにしなきゃいけないんです。

基礎がだめ?? それは平成初期の物件も似たようなものです。どうせ、補強で基礎を作り直すのです。

柱が腐っているだろう。 1本や2本腐っていても取り換えは数万円です。それに昔の家はスカスカで結構風が通っているので案外腐っていません。

 

新耐震基準で家の価値がついているものと、50年前の物件で家の価値がマイナスのもの。購入して改装する金額が同じ予算だとしたら、性能は逆転することは容易に予想されます。

 

ご注意を

だからと言って、古い家が良いとは言いません。

中古住宅を購入するとき考える一番の要素は 立地です。また、断熱性能はあきらめてチョットだけ触って住みたいとか、そのまま住みたい方には、最低限新耐震以降、築浅の物件をお勧めします。

 

中古住宅や既存住宅を購入して住もうという方は、まずは工務店さん探しから行って下さい。相談ができる人をまず見つけることがスタートとなります。

 


自分で検証してから職人さんにお願いする

2021-09-14 | 日記

岐阜の狭小住宅、もうすぐ完成です。狭小住宅でも木々の景色や開放感をあきらめたくないというご希望を叶えるために、こんな感じにしました。「おお~~」と計画した自分でも思う感じに仕上がっています。

構造もおろそかにしていません。許容応力度計算の耐震等級3を出しています。

で、昨日お世話になっている佐藤実先生のネット会議で「計算の内容も理解しなくちゃ」といった話がありました。

タマゴグミでは構造計算をソフトを使ってやっています。だから間違いのない結果が出てくるのですが、複雑な計算内容については私も理解不足のところがあります。今後は中身も理解していかなくちゃと思った昨日でした。

と前置きはこの程度で

写真のバルコニーの上にパか~っと穴が開いていますね。

その部分には格子状の扉をつけます。これを建具屋さんにお願いするとすごい金額が請求されます。それは当然なんです。材料も建具用のもの(材木谷さんに言わせると、建具や家具に使う材料は魚のトロみたいなもんだと言っています)木組みもほぞを掘ったり色々手間がかかります。

当然、今回もそんな予算のっていません。で、毎度毎度の私の工作となります。

使っている材料は、家の壁とか天井とかに使う下地材です。 その中でできる限り節がなく見栄えがいいものを選んで、寸法カットしてカンナとペーパーを当てます。

通常格子と建枠は溝を掘ってはめ込むのですが、それをやるとすごく手間がかかります。接着剤とビスですべてとめます。そして通常縦勝ち(縦枠が下まで伸びている)とするおさまりを、横勝ちとして、全てビスと接着剤ででき、かつビスが見えないように仕上げます。

それでできたのがこれです。

なかなかなものでしょ。

これを建具屋さんや大工さんに見せて、この方式でつくるとコストダウンできないかと相談をします。

完成品は今週中に取り付けます。

出来たら写真をアップします。


金曜日は建前でした。

2021-08-30 | 日記

土曜日は二回目のワクチン接種。土曜日から徐々に不調になり、日曜日の夕方まで気分がよくなく何も食べれませんでした。日曜日のお打ち合わせさせていただいた方には、ご迷惑をおかけしたかもしれません。すみません。

もしかしてダイエット効果もあるのか?ワクチンは。。

 

ということで、金曜日は建前でした。(急に話を変えます)

敷地自体は広いのですが、進入路が狭く今回も特殊装置に頼っています。狭小地には便利な電気式の小型ポターンクレーンです。

いつもこのクレーンのことをポターンクレーンと呼んでいるのですが、やっぱり気になるのが、なんでポターンクレーン??ですよね。

貴方も気になりますよね。

そこで調べてみました。

どうやらメーカー名みたいです。マニトウォック社が4社のクレーン会社を束ねておりその一社がポターンです。1928年創業で、タワークレーンや自走式クレーンの大手メーカーです。今回使用した機器もポターン社製のものです。

ちなみに、このクレーンの形は一般的にはトンボクレーンといってよいものです。

やっとスッキリしました。

貴方も明日会社や学校でこの話を自慢げにしてみてください。1000人中2人くらいが「へ~、知らなかった。」と感動してくれるはずです。

さらにご興味のある方は こちらを見てください。ポターン社

2階の屋根組の状況です。登り梁にしてその上に24mmのヒノキ合板を貼っています。この合板の役目が重要で、水平構面の役割をしています。

 

水平構面って?? 

簡単に言えば、風や地震の力に耐える縦の耐力壁をより有効に働かせるための横の耐力壁とご理解ください。

 

壁の白いものはモイスです。耐力壁でありながら耐火性能や耐水性、そして湿度を通しやすい材料です。難点はちょっとお高いです。

使っている材料一つ一つには理由があります。そして特徴があります。

年内完成に向けて、工事をします。

 

そして

もうすぐ完成の岐阜の狭小住宅のお隣では、ご実家のフルリノベーションを始めました。2階を解体した状態です。

これから耐震改修・断熱改修と進みます。