今まで話題にあまり登らなかった高山の家、ここまで進んでいます。
このお宅は、友人の家で今回設計のみ行わせていただいた物件で、監理は施工業者さんにやってもらっています。
しかし、やっぱり気になるので、今日の昼から見に行ってきました。
家造りで1回だけ現地にて監理するとしたら、この時期です。基礎の様子もわかりますし、構造や金物の様子も解ります、そして、屋根の収まりや防水の収まりも見えます。また、是正もこの段階なら可能です。
さて、質問です。私が一番気にしてみたところはどこでしょう?
答えは、防水です。 屋根の防水収まり、壁の防水収まり、貫通部分の処理(今回ここまでやっていなかったので、指示をさせていただきました)です。
木造は、壁の中に水が入るのが一番恐ろしいことです。雨漏れや結露で壁の中に水が入ると、カビが発生してハウスダストが増え、アレルギーの原因になったり、構造材料を腐らせたり、断熱材の効果を大幅に落としたりします。いくら庇をしっかり出しているといっても、水はちょっとしたところから入ってきます。
今回は、構造数箇所、防水数箇所の指摘をさせていただきました。
全体的には丁寧に造って頂いており、良い大工さん、職人さんに造ってもらっているなと感じ安心しました。
完成は来年1月。そのときは高山の街に祝杯をあげにいこうと思っています。