昨日、その前と事務所を留守にしていました。
東京でマンションのリノベーション実例を見せてもらうためと、新事務所の参考物件を見るのと、ちょっとした打ち合わせです。
マンションリノベーションの写真です。
上のほうで写真を切っているのは 下のほうに人がうようよいるからです。
以前はコンクリート打放しだったそうですが、無垢の木を大量に使ったリノベーションでほっとする空間に仕上がっていました。
最近ちょっとわかってきたのは、近いもの同士は惹かれあうということです。
コンクリートももともと自然のものです。木も自然のものです。けど、木のほうに惹かれるのは、たぶん人により近い物質だからだと思います。
何が近いか?じゃあ、肉のほうが近いからひだ牛仕上げの壁にしたらもっと親しみがあるか?というと違うんです。そんなことしたらきっと、気持ち悪いです。
表現方法が難しいのですが、奪われない関係というか行き来する関係がよいようです。
たとえば、触っても温度が奪われない、もしくは行き来する。 水分が行き来する。 そんな近さだと思います。
木は湿度を調整します。設計者兼住まい手の方は、湿度が一定に保たれることで体感温度が変わり、夏が特に快適になったとおっしゃっていました。
同じ気温でも、湿度によって体感温度は大きく変わります。
今後の家は湿度コントロールも重要なアイテムになっていくと感じています。
写真は研修会場近くでみつけた高層マンションです。
刺さってますね~ 思いっきり「グサッ」と。 建築関係の方なら誰でも知っている有名な先生の作品ですので私ごときが批評はできません。
ちなみに家賃は当然のことく月100万円オーバーこれ一本で月当たり2億3000万円程度稼ぐすごいクサビです。
上の写真は、秋葉原近くの小学校跡地を利用してアーティストたちの居場所にした建物です。
これは今回の大きな収穫でした。
いま、タマゴグミウェアハウスの最終のつめをしていますが、ちょっと間違っていました。
こんでいいんだ、ということと、いまのタマゴグミらしくという当たり前のことを思い出させてくれました。
いいものを、いい性能を、きちっとしたきれいなものを・・・・ そんなものはど~でもいい。目的は何なんだ、その目的を果たすために最低限必要なものを考えて、それを美しく組み立てるのが腕の見せ所だろう。
広がるものは完璧じゃない、完璧じゃないから面白いし惹かれる。 そんな感じのものを作りたいと思わせてくれました。
そして最後に東京駅で見つけたもの。
ちょっと小さめにしました。
う~~ん、そっか・・ 男の社会に対するせめてもの逆襲か。。