先日の勉強会で。
参加者の方から、軒はやっぱり出さないとだめなんですよね。
と尋ねられました。
いま建てさせていただいている家です。 90センチと60センチ軒が出ています。
いろいろ実例をお話ししながら答えましたが、私の答えは「タマゴグミは軒を出すのがルールです。」ということです。
軒を出すと、外壁に雨が当たる部分が凄く減ります。たとえ30センチでもあると雨のあたりが違います。
雨が当たらないと言うことは、
1、雨漏りのリスクが減る。
2、壁に水が当たらないので壁内湿度があまりあがらない。
3、外壁劣化が遅くなる。
等メリットがあります。
欠点は、
1、価格が上がる。
2、屋根が吹き飛ばされるリスクがある。
などがあります。
で、軒を出さなくてはいけないかと言うことですが、それはあなたが選ぶ会社の考えに任せると言うことだと思います。
家づくりをしている方々は、当然プロです。 だから、上記のような特徴を知っているのです。
それでも、デザインの関係で、また予算の関係、はたまた敷地の関係で軒が設けられないことはあるのです。
その場合、何らかの対策を行っているはずですので、それを確認して納得できればいいのです。
家造りは選択の連続です。 どちらにも一長一短あります。 どちらの長所を選び、短所はどんな形でカバーされているのか、それを確認して決定するのが作業が選択です。
もっと極端な話をすると、「妥協」です。
全て長所長所や完璧で家づくりをするのは 不可能です。妥協してでも手に入れたい長所。 その長所はデザインかもしれません。価格が安いかもしれません。快適かもしれません。
あなたにとって、妥協しても手に入れたい長所はなんですか?
おっと、かっこいい終わりかたになってしまった。