年末で皆さんばたばたとしている中、昨日はサボって大阪まで。けど、朝はちゃんと床下点検をしてきたのですが・・・
大阪で民泊と空家活用の事例を見てきました。その中でも印象に残ったのが「がもよんにぎわいプロジェクト」をちょっとだけ紹介します・
カッコいいですね。これ、空き家を改装したお店です。
外から見たら外壁は長屋そのまま。なんと表札や洗濯物干しもそのままの状態。
断熱性能は期待できません。雨の音はバタバタ入ってきます。けど、上の写真をもう一度見てほしいのですが、建物が生き生きとしていませんか?
で、このようなものを設計屋や建築屋は何を思うかというと
「カッコいい、なるほどここの収まりはこういうふうか。こんなふうに既存の材料を使うといいのか。。。」
不動産屋が見ると
「こんな物件が、こんなに価値が上がるのか。近くにこんな物件山ほどあるぞ。。」
だから、建築屋や不動産屋がよってたかってやる空家対策はだいたい失敗するのです。物しか見えていないから・・
がもよんプロジェクトは本格始動したのはまだ最近です。中心で動いてるのはたった2名です。代表の方は以前は耐震診断士。建築には詳しい方ですが、お話を聞くと物の話なんてちょっとしか出てこないのです。
全ては「こと」からです。
この地でこんな事をやりたい人がいる。こんな事を望んでいる人がいる。そして物ができていく。 そんなことを繰り返し、この地域に60店舗出展していて、さらに増えつつあります。
代表に「採算は取れるのですか?」と伺うと「取れないことはしません。」と自信をもって答えていらっしゃいました。
本当は住宅でもそうなんですね。
この場所にこんなふうに住みたい人がいる。だからその希望を満たす家をつくる。
けど住宅も 最近「物」から入りすぎていませんか?だから迷うのですね。
あなたの役割は「この場所でこんなふうに住みたい。」と考えること 私たち作る側の仕事は「それを満たす家を設計してつくる。」ことなんです。
あなたが、建築屋と同じ頭になっちゃいけないのです。
さてさて 岐阜六条の予約制見学会が13日・日曜日から始まります。
ただ、13日は 午後4時以降しか空いていません。平日もボチボチと予約が入ってきています。
次週20日の日曜日まで行っています。ご興味のある方はお早めにご連絡を。
予約は 058-372-2575(毎日朝9時から夜9時まで受付)へお電話を。
こんな感じで進んでいます。