今日は、まだちょっと先ですが1年後に着工する里山に建てる家の設計契約でした。
距離が遠いので、施工は良く知っている工務店さんに依頼する予定です。
敷地はこんな感じ
ロケーション抜群です。道路の前には川が流れ、アユの友釣が行われていました。
敷地も広いし、近隣もないので街中よりはるかにやりやすい・・・と思われるのですが、結構難しいと思います。それは、この周りにはこんなすばらしい家が沢山あるからです。
例えばこの家
素敵なたたずまいですね。
シンプルな切妻屋根。 土壁にポツッとあいた窓。いい色になっている柱やはり。
それとかこんなお宅
いいですね。2階建てなのに押えられた高さ。深い軒、屋根勾配も絶妙です。
こんな家が沢山たつ里山に新しい素材を使って、この景色に溶け込ませるにはどうしたらいいんだろう。と考え込みます。
昔はいま街中といわれる場所にも、こんな家が沢山ありました。けど、我々建築屋がここ数十年で奇抜で個性が強い家を沢山造ったことで、景色を崩してきました。 もう元には戻せないでしょう。
里山にも奇抜なデザインが押し寄せてきています。
この景色、崩してはダメだと強く感じます。新しい素材を使って何とかこの景色になじむものを造りたいと考えています。