こんにちはタマゴグミのいてです。
アメリカの中古市場の価値が落ちない私なりの仮説が一つできたので、興味のある方は読んでみてください。これを読むとなぜリーマンショックが起きたかも見えてくるかも・・・
その前に、現場の状況です。今日は一宮の現場の紹介を。
基礎工事が終わりました。 建前は・・・・雨が続き予定ががた崩れです。困ったものです。
毎度ながら、基礎の精度には惚れ惚れします。
上の写真は一番端っこから写真を撮りました。まっすぐ通っています。これ、簡単なようでなかなかできません。それもタマゴグミの場合は基礎と底板の一体打ちをしていますので、型枠が宙に浮いた形でコンクリートを打ちます。通常の2回打ちよりも価格は高くなるのですがこれを見ると、まあ当然だろうと思ってしまいます。
建前は、来月早々の予定(これで2週間ほど伸びてしまった・・)ホイストクレーンを使っての建前です。
さてさて、本題を。
日本の住宅ローンは土地や建物を担保にしてお金を貸します。万が一払えなくなったら、土地建物を競売に出して回収します。それでも回収できなかったら、借りた本人に返してくださいと請求が来ます。払えないとなると、破産せざる得ません。この時、ご夫婦でローンを組んでいたらお二人とも破産する可能性が大です。また、ローンを組んでいなくても奥さん(ご主人)や親さんが連帯保証人や保証人になっていたら、その人も影響を受けて下手をすると破産せざる得なくなります。
このような住宅ローンを リコースローンと言います。ちなみにリコースとは償還請求権といって、借りた人や保証人に足りないお金を払ってくださいよ、と請求できる権利のことです。
この権利があるため、金融機関のリスクが少なくなります。よって金利は低めとなっています。
アメリカの場合はノンリコースローンです。つまり、住宅ローンを払えなくなったら家と土地を差し渡して一件落着。借りた人には足りないからって一切請求は行きません。(ただしブラックリストにはのります)
アメリカの場合は「払えない人に貸したあんたが悪いんでしょ。」と金融機関がリスクを負うことになります。
借り手にとってはすごく安心なローンですよね。
しかし、金融機関が責任を取るため、金利はす高くなります。大体日本の金利+3~4%の間でしょうか。2000万円を30年で借りたとすると、1000万円前後余分に支払うことになります。
ここからは私の推測です。
リコースローンの日本は人に貸し付けるため、借りる人の属性やその周りの人たちの属性をしっかりと調べると予想できます。
土地や建物は、まあ、お好きにしてくださいな。という感じでしょうか。10年も経ったら良い家だろうが適当な家だろうが価値はがた落ち、30年経ったらどっちみちタダなので。
ノンリコースローンのアメリカは人も見るでしょうが、物件、土地や建物の価値をしっかりと調べると予想できます。
借り手が飛んでしまったら金融機関は物件からの改修しかできないので、価値のない家には貸し付けないと思われるからです。
となると、価値の高い中古住宅が出やすくなります。というか、金融機関としては中古住宅の価格を落とすわけには行かなくなります。
また金利が高いので注文住宅よりも建売住宅が主になるのも何となく解ります。
つまり、アメリカの金融機関は家の価値を作り出していかなければ成り立たないことより、中古流通も高値の金額で取引されていると予想できます。
その反面、日本は金融機関は家の価値なんでどうでもいいのです。(ここまでいったら失礼か) だから中古住宅の価格はコントロールできず、家なんて30年でタダ、もしくは解体費用が掛かるお荷物となるのでしょう。
これはあくまでも私の考えです。
貴方はどう思いますか?