今日は久々に一日外でした。
私が所属しているNPO法人岐阜空家ネットの調査です。とはいっても私は調査してもらっているのを見るだけ。楽をさせてもらっています。
行ってきたのは神岡町
国道沿いの川の斜面たつお宅。全体の写真は出せませんが、面白かったところをちょっとだけ。
室という場所。1階の下にあります。天井高さは1メートル50センチほど。まともに立てません。
この空間、なんかわくわくしませんか?
お隣との間です。この路地を進むと、川が見えてきます。写真では表現できていませんが、入り込むとなんか外なんだけど、守られているなんていう感じになります。
この家、丸ごと貸すのであれば月当たり3万円程度、売るのなら多分200万円しないとの事。それでも、買い手、借り手がいないのです。
いま、新築を考えていらっしゃる方はぜひこの事実を知ってほしいのです。
室までついた2階建て、多分面積は40坪くらいありそうな家、 それが200万円でも売れない、3万円でも貸り手がいない・・
家の価値ってなんでしょう? 大きさですか? 格好良さですか?
私は違うと思います。
家の価値は、まずは立地です。どこにその家があるかです。家本体なんかその次です。
そして家本体は、丈夫と可変性(変化しやすいこと)です。ついでに言うなら小ぶりがいいです。
デザインは、奇抜でなく若い方もご老人がみても「うん、いいね」という普通のデザインです。
空家は何かと家本体のことを取り上げられますが、空き家をなくすには場の力を復活させるしかないと思います。
そのために何が出来るか? そんなことを考えた一日でした。
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