まずは現場の状況です。
日野の現場では
ちょっと暗い写真ですね。
外壁は完了し、内部の仕上げ工事にかかかっています。そろそろ足場が外れる予定です。
中では大工さんが、こんな感じで作業をしています。
タマゴグミの家をもう数十棟建てていただいてる大工さんですので、細かなことを言わなくても私たちの意図を理解してどんどん進めていってもらっています。
大垣林町では
外部が終わり内部の塗装仕上げをしています。
折角のフルオープンサッシだから窓を開けて写真を撮ればよかった。 間抜けな格好が移っています。
なお、このサッシのガラスは2重のLow-Eガラスです。内部に熱線を反射する金属幕が入っているので、よく反射しています。
そして、先日建前を行った現場です。
外壁が一部を残し貼り上がっています。
実は、上2つの物件も最初はこんな感じでした。上2つの物件は柱2本、この物件は柱一本あるだけです。
間仕切り壁は、あとから大工さんに起こしてもらいます。
正直なところ、大工さんにとっては手間です。通常間仕切りにも柱が立っていて、それにあわせて壁を建てればいいので楽なのです。
なぜこのような構造にこだわるかというと、タマゴグミの家づくりコンセプトの「丈夫で長持ち」の長持ちのためです。
家を何十年と使っていくうちにやはり間取りを変えなくてはいけないときがきます。そのときに簡単に変えられるようにというのが狙いです。
この構造は大空間を取るためだけのものではありません。タマゴグミではあまりありませんが、細かく部屋を仕切る場合もこの構造にします。
今まで新築のために何棟も家を解体してきました。実は材木が腐ってどうしようもないという物件は殆ど無いのです。つまり部材としては使い続けられるものを壊してきたのです。
今まで数棟リノベーション工事を行わせて頂きました。 以前の間取りをコロッと変えたリノベーションです。
大変な工事でした。間取りを変えるために、新たに基礎を作り柱を建てて、梁をかけ直す。そのために新築と変わらないような金額がかかりました。
もし、構造が単純であったら、こんなことは無かったでしょう。
タマゴグミは当初より、単純な形に単純な屋根をかける家を造ってきました。そして今後も変わりません。
家には出来る限りデコボコはつくりません。四角と四角野組み合わせで作ります。
30年後に間取り変更がやりにくいものは結局廃棄物になるだけです。
それは、家は店舗や商業施設ではないからです。住んだ当初はいいけど10年後に飽きてしまうごちゃごちゃデザインをするのであれば何もしないほうがましです。
単純な形をどれだけ美しく表現できるか、これが設計力かなと思いボチボチとやっています。
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