今日はいい天気でしたね。私は昨日から下呂にはいり、今朝は倉知製材所さんへ。
倉知製材所さんはタマゴグミの家の構造材を全て賄ってくれている下呂の製材所です。
製材所は丸太を挽いて乾燥等を行い梁や柱のもとを作っている会社です。丸太を挽くとき副産物としてうすい板も作っています。それらの板は、手を加えられて床材になったり壁材になったりと利用されています。
で、私が狙うのはそのように加工される前の材料です。
加工されればされるほど、人の手が入れば入るほどビックリするほど価格は上がっていきます。そこで、手が入る前の材料を見に行きなんか使えないかなと、年に数回探しに行くのです。
写真は先日お引渡しさせて頂いた家です。
この外壁も、そうやって探してきた材料です。
壁としてつくられた材料は、実という加工がしてあったり長さが4mあったりと 壁に使うにはちょうど良いつくりになっています。しかし、探してきた材料は、長さが2mだけ、切りっぱなしの材料でした。
それでもジョイント部分や、貼り方を工夫すればこんな感じで使えます。しかも価格は3分の1程度!
いや~木は雨に弱いでしょ。と思いますよね
写真の右の壁、倉知製材所さんの倉庫の壁ですが この木は約30年前に貼られたものです。しかも、貼った当時に1回だけ塗装をしただけのものです。ある意味サイディングより長持ちの材料と思いませんか?ただし、きちっと軒があることは条件ですが。
最近のサイディングは優れていますから、自然に汚れが落ちる加工とか光が当たって汚れが分解する河港とかされているようです。(使ったことがないのでうわさでしか知りません)
けど、それって貼った時の状態を維持することが一番美しい状態ということじゃないかと思います。
方や木の外壁は、色は変わるは、節は抜けるは、やせるは縮むは、たまに割れるは・・・ 最初の状態を全く維持してくれません。けど、それが味になり愛着になり変化を楽しめるようになります。
私としては後者の方が好きなのですが、あなたはいかがですか?
ちなみに、板を担いで歩いているのは倉知社長です。そして持っている板は今回の戦利品です。
次回の家づくりでちょっと使ってみようかと思ってサンプルを頂いてきました。
そうそう、こうやって材料を探しに来る人は建築屋に限らないようです。
今話題のヒノキ枕、その原料は倉知製材所さんらしいです。
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