何と読むでしょう?
「唐柿」「小金瓜」「赤茄子」「珊瑚樹茄子」「蕃茄」
ヒントはこれです↓
原産地アンデスの高地といわれています。
16世紀になってジャガイモと共に
ヨーロッパに渡ったようで、当時は裕福な貴族達が使用していた
ピューター(錫合金)食器には鉛が多く含まれ
トマトの酸味で漏出して鉛中毒になっていたため
毒を持っていると思われていて、観賞用に過ぎなかったようですが
19世紀になって食用として広く栽培され始めたそうです。
今となっては、スペイン、イタリアなど
トマトなくしては料理ができないくらいにまでなりました。
つまり、トマトの洋風料理は最近出来たという事でしょうか?
料理長が言うところの
「新しい食材が出なければ新しい料理は出ない」ですね。
ごえんではシンプルに冷やしトマト、
変わり種の生姜焼き、洋風にバジルチーズ焼きなどがあります。
トマトには、βカロテンやリコピンなどの
天然色素カロテノイドが豊富に含まれています。
βカロテンやリコピンには活性酸素の
働きを抑える抗酸化作用があり、動脈硬化予防や
がん予防の効果が期待できます。
特にリコピンの抗酸化作用は、カロテンの2倍
ビタミンEの100倍といわれているほど優れています。
ちなみに答えです
「唐柿」
「からがき、とうし」と読みます。
唐は、海外の意味で、トマトが柿に似ていると考えてつけられた名前。
日本にトマトがもたらされたのは1600年代後半と考えられており
中国経由で輸入されてきたので、当初は「唐柿」と言われていたそうです。
日本で1番古いトマトの文献は、貝原益軒『大和本草』(1708年)に「唐柿」と表記されています。
「小金瓜」
「こがねうり」と読みます。
形、色に着目して瓜に例えた人もいるようです。
「赤茄子」
「あかなす」と読みます。
これは、色・形に着目してつけられた名前です。
「珊瑚樹茄子」
「さんごじゅなす」と読みます。
実のなる様子をうまく表現していますね^^
「蕃茄」
蕃茄と書いて「ばんか」と読みます!
蕃は、中華から見て西、西欧を意味します。
茄はナスのことですから、西欧からもたらされた茄子という意味ですね。
蕃は中国という意味ではなく、本当は外国を意味しまた、トマトはナス科に属します。
ただ、中国語にも同じ表記がありますので、それをそのまま採り入れたともいえます。