GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

熊本被災地の空き巣や火事場泥棒対策

2016-04-25 20:32:28 | Talk is Cheap
被災地の熊本で空き巣や泥棒が多発し始めてる。
先日は空き巣が初めて捕まった。こんな時にこんなことする奴は極刑罰にしてほしい。
ずっと避難所にいたり倒壊家屋なんかで、まだ確認できていないものを含めると、すでにかなりの被害が出てるかもしれない。
「戸締りをきちんと」なんて言われても、地震でドアや窓が閉まらないとか外れてたりしてれば無理。
壁が剥がれてたり、破損してたり、押しつぶされてたり。そうなると防ぎようもない。
警察もパトロールを強化したり、自警団が見回ってくれてるが、多分防げないだろうなぁ。こんな火事場泥棒はプロだろうから防げないかもなぁ。

TVで見たが、「どこどこの避難所に避難しています」って半壊家屋の玄関に紙が貼ってあった。多分心配してきてくれた人へのメッセージなんだろうが、これじゃぁ「家に誰もいませんよ」って言ってるようなもんだ。
フェイスブックやtwitterも注意だ。
「今避難所なう」
「スーパー●●に家族で来てるが、カップラーメン売り切れ、別のスーパーに行く」
「ガソリンスタンドで給油待ち。長蛇の列であと1時間は覚悟」
なんて入れたら「今、家にいませんよ」ってバラしてるようなもんだ。
「ボランティアがダンボールを持ってきてくれた。これで避難所の冷たい床で今夜から寝ないで済む」
「車中泊1週間目。そろそろエコノミー症候群になりそうだ」
なんてのもダメだ。これも「家にいませんよ」って言ってるのと変わりない。

もしSNSをするなら
「昼に家に戻った時、セコムの電源を切り忘れた。また鳴って呼び戻されるんだろうなぁ」
とか
「外観は大丈夫そうに見えるけど、あと一回揺れがきたら二階が落ちるだろうな」
とか、
嘘でもいいからダミーの文を入れておいたほうがいい。

本来、地方というか田舎というのは、よそ者をすぐ見分けるもんだ。
村の人は全員顔見知りだから、ちっとでもよそ者が入ってくると「誰だあれ?見かけない人がいるなぁ」って見分けて警戒する。
以前、岡山県の某山岳農村地帯に行って、人の家を探したことがある。車のナビは古いやつだったからか、無情にも広大な畑の脇の住宅地手前で「目的地周辺デス音声案内ヲ終了シマス」。で、通りがかりの人(人がまた歩いてないんだわ)に聞いても、住所を言っても「サァわからないねぁ」って。何人か聞いたが全て「よそものだろあんた、何しに来たんだ?その家を探してどうする気だ」って警戒心バリバリ。事情を話して、怪しいもんじゃないですよと語って、名刺に携帯番号書いて渡して、ようやく安心されるがまだ警戒は解いてないよって雰囲気。「本当かどうか本人に聞いてみないとなぁ」って思ってるの丸分かりの表情だもの。
それを何人か繰り返してたら派出所を見つけて、そこで聞いても無情。「サァわからないねぇ」
「そんなことあるかい!」
って突っ込みたかったが、正体不明のよそ者に住所を教えて、万が一トラブルになったら大変だもの。気持ちはわかるよ。
だって数分後に本人から電話かかってきたもの。誰かが「「変な人があんたを探してるよ」って本人に連絡したんだろうな。
だって、その本人は俺の携帯電話番号を知らないのにかかってきたんだもの。(俺もそいつの番号を知らないからこんだけ苦労して家を探してたんだ)

しかし、この大型災害の時はダメ。知らない顔がいっぱい村や街にあふれる。そうなると村や町の人も戸惑う。知らない奴がいっぱいだ。
警察・消防・自衛隊などは制服でわかる。TVなどの報道陣や取材陣もまだいい、腕章などつけてるから。
厄介なのがボランティアだ。

避難所にきて、親切に色々してくれる。だからと油断したりすると、その中に紛れ込んでたりするから気をつけて。
「おばあちゃんの代わりに家に行ってもってきてあげましょうか?」って言ってくれる親切そうな人。この人を「本当に親切で言ってくれてるのか?」って疑うことできる?
「お母さん、なんでも手伝えること言ってくださいね」「そうですか、半壊でしたか」「どこの地区ですか?あぁ、あそこはひどかったらしいですねぇ」「頑張りましょうね」「お嬢ちゃん、小さいのにえらいねぇ、お母さん助けてあげてね」
親身になって聞いてくれてる人が、コールドリーディング(誘導質問)で家を特定しようとしてるとは、まさか思わないでしょう?コールドリーディングって、された側は自分で自らしゃべったとは思ってないから、まず素人は騙される。「オレオレ詐欺に引っかかるなんて馬鹿?」って誰もが思うけど、未だに無くならないのはこのせいだもの。犯罪のプロをなめてはいけない。

倒壊家屋の瓦礫撤去を手伝ってくれてる人も、家主がいない家屋の周りをうろちょろされても、「ボランティアのものです」って言われたらむげにもできない。用意周到に水のダンボール箱とか積んでたり、スコップとか持ってたりとかするからね。本物と偽物の見分けがつかない。名刺か証明できるものって言っても「NPOナンチャラ」とか「NPO法人なんたら」って名刺やネームプレートに書かれてたら、とりあえずは信用するしかない。
まぁた偽物の方が本物っぽいんだこれが。
本当はボランティアの登録や派遣もちゃんと組織化と管理をしてから現地入りしてもらわないといけない。市町村共通で同じ腕章やバッジ(市町村名入りで色違いがベスト)とかを用意して「町の登録ボランティアの人は腕にこの色の腕章をつけてます」「県で登録認定されたボランティアは胸にこのバッジをつけてます」ってしなければいけない。それなら安心だろう?
でもそうなると、「親戚の家を手伝いに来た」とか「友達の手伝いに来た」って人たちにも、必要だな。県外から入ってくる人は最初に県庁に行って証明書をもらうか?なんか昔の関所みたいだな。

で、その役所とか公共関連の人間というのも厄介だ。
役場の人を全部覚えてるわけじゃないし、全員顔見知りの小さな村だったらなおさら、市や県から「派遣されてきた」とか言われたら、もう信じるしかない。
水道局とか電気会社、保険会社だとかなら、勝手に留守宅に入ってたり周りをうろちょろしてても、そう言われたら信じるしかない。
それっぽい格好をしてるしね。何度も書くが「偽物ほど本物っぽい」。
怪しい奴は言葉も巧みだ。消化器詐欺の奴みたいに「消防署の方から来ました」って言っても信じちゃいけない。嘘は言ってないよ。でも「消防署の者」ではない「消防署の(ある)方(向)から来ました」だもの。

かといって、人を見たら泥棒だと思えってのも寂しいよな。

一番いいのは阪神大震災の時のように、某暴力団が町の保安や防犯してくれること。
未曾有の災害と、当時の政権政党のせいで対応が全く遅れた阪神大震災で、某広域暴力団のおかげで助かった話は以前にも書いた。
自衛隊の要請や支援の手配さえしなくてあたふたしてた社民党政権の代わりに、本部の備蓄食材・水などの無料配布を始め、暴動を恐れてシャッターを閉めたりしてたコンビニや店に、防犯や警備を約束し開けさせた。
自衛隊の代わりにブルーシートの手配、がれきの撤去用のトラック・重機・器具の調達、もちろん撤去作業をしてくれた。ボランティアはまだ無い(この震災中に生まれた)から彼らの支援活動(もちろんこの言葉も当時は無い)はどれほどありがたかったか。

そして被災地での火事場泥棒が頻繁に出ると「今後被災した家での空き巣や、被災家屋や店舗からの金品強奪した者は厳重に処罰する」というおふれ発行。警察の代わりに防犯巡回もしてくれてた。さらに「被災地からのものと思われる貴金属や家電の換金禁止」っておふれ発行。換金できへんものを盗んでも無駄。警察に捕まることより、組にバレたらどうなるんだってのは最大の抑止力。見事にその後無くなった。
暴力団やヤクザを肯定するわけじゃないが、明治維新直前の江戸城開城の際に江戸の町を暴徒や暴漢から守ったのも博徒・テキ屋・ヤクザだ。
実際、フラワーロード足立宝石店なんかはもう宝石全て奪われてしまったんだが、全部戻ってきたという嘘のような本当の話。

海外から驚かれる「日本人は天災時にも落ち着いて秩序を守り暴動や強奪はしない」ってのは今後も守られるのか。
火事場泥棒、デマ、暴言、批判・・・。被災者より周りが騒いでるだけのような気もするが、是非、海外の人に誇れる日本人であってほしい。
「悪い人はいない」って、そんな願いを無下にしないでくれ。懐疑心や疑心暗鬼にさせないであげてくれ。
被災地での悪事をしたやつは、城中引き回し(今ならネットで拡散されるか)、百叩き(今ならネットでボロかす叩かれるか)、遠島島流し(今なら社会的抹殺だな)でも足りない。極刑でいいと思う。

今後は、復興支援事業詐欺、義援金詐欺、改装建替補修詐欺、保険金詐欺なども出てくるだろう。
被災家屋での廃品整理・回収業者を装った骨董品や貴重品詐欺も出てくるだろう。
気をつけてね。奴らはプロだ。あの手この手で狙ってくる。



尾木ママとホリエモンはやっぱり嫌いだ

2016-04-25 04:35:16 | MUSIC/TV/MOVIE

つい先日、なんでホリエモンが嫌いなのかを書いたが、今日さらに嫌いになった。
ワイドナショーでホリエモンの自粛発言が取り上げられ、ダウンタウンの松本が「言うことはわかるが、心が無い」というコメントをした。
案の定というかやっぱりというか、またもやホリエモンがいちゃもんつけてる。
彼は“かまってちゃん”なんだろう。取り上げられて嬉しくてしょうがないんだろうな。
あの松っちゃんにも反論できる俺。かっこいい~。と彼は思ってるんだろう。今風に言うなら“意識高い系”の痛いやつ?
尾木ママ、渡辺えり、東国原と戦って、ようやくボスキャラが出てきたぞ。ってゲーム感覚か。

松本は
「僕は堀江さんの言うことはそこまで間違ったことは言ってないなといつも思う」
「ただこの人の言うことは心がいつもないんですよね。心がないからなんかちょっと釈然としない」
と指摘。
これに、ホリエモンは
「当たり障りのない言い方で伝わればいいんだけどね。それだと伝わんないんだよね」
と反論。
ことば使いはさすがに今回は考えたのか、「バカ」とか「アホ」とか侮辱することば入れていない。

でも、根本がやっぱりずれてる。
自分が出演するネットテレビ番組が地震により自粛することについて、「どうして自粛するんだ!おかしいだろ」とネットテレビ制作側・番組側に伝えたいんだったら、電話で話したり、直接会って面談したり、抗議文を出せばいい。それなら当たり障りないことばで抗議しなくてもいい。(まぁ、それでも伝わるとは思うが)
でも、伝わらないからって、アホとか暴言吐いていいって思ってるのか?松本はそこを指摘してるんだが。
しかもそれをSNSで発信するからおかしくなる。典型的ネット番長。
世間のみんなにも「俺のされたこんな理不尽な仕打ち」と「地震で自粛はナンセンスだろ?」を知ってもらいたいってか?知らなくていいよ。

そして
「多くの人が思ってても言えないことを端的に言ってるだけなんだけどな」
という文が、あぁやっぱり今の「不謹慎狩り」とか「炎上させて喜んでるやつ」とホリエモンは同じなんだなぁと思わせる。
「俺は大勢の考えを代弁しているだけだ」って、正義の味方きどり。誰が頼んだわけでもないのに弱者の代弁者。俺の一番苦手で嫌いなタイプ。

弱者の代弁者は今回の地震報道に限らず至る所である。
特にSNSやネットの世界では、この“代弁者”っていう奴が一番厄介だ。エスパーのようなことまで言うし、上から目線丸出しの説教口調だから。

「こんな時にそんなことしたら、被災地の方がどんな気持ちになるか考えてください」
「こんな時に不謹慎です。現地では今も大変な思いをしておられる人がたくさんいるんですよ」

子供だとか、女性だとか、老人とか、障害者とか、そのうち生活保護や失業者、性的マイノリティ~そして全日本国民の代弁者。そのうち世界の代弁者になるんだな。
「カルピスのマークは黒人を誇張しています。削除してください。」
「トルコ風呂という名前はトルコの人がどう思うか考えてください。変えてください。」
「チビクロサンボは背の低い人と黒人を差別したタイトルです。許せません。」
と言ったやつが昔からいたから、何も今に始まったことじゃないけど、最近は増えすぎだよ。

誰かのSNSやブログのコメント欄に正義の味方きどりで書き込む。もちろん自分に関係ないやつでも責めるぜ。だって弱者の代弁者だからね。
その際に
「そんなリプライをされたら、発信者がどんな気持ちになると思います?」
ってことは考えない。
俺は考えないがお前は考えろという俺様至上主義。

「俺がみんなの代わりに言ってやる」
「みんなは遠慮して言わないけど、実はみんな俺と同じ意見」
あれ?どこかで同じようなこと書いたなぁ。そうだ、尾木ママだ。正義の味方、代弁者きどり、関係ないところにしゃしゃり出て的外れな持論。
なんだぁ、ホリエモンと尾木ママって同じだったんだな。

でもさ、ホリエモン。松っちゃんはもうこの件に触れないと思うし、今後君のことを全く相手にしなくなると思うよ。(俺は松っちゃんじゃないから本当にそうなるか分からんけど)。
同じ土俵に降りてきてくれたと思うかもしれないが、格が違うんだよ。
「寿司屋の修行を10年するのは無駄」発言に続き、せっかく芸能界の先輩として松本が言ってるくれてるのにね。上から目線ではなく、上から助言してくれてるのに。
それを「何を言ってるんだか」「俺はさぁこう思うんだよね」とか言ってたら、もう誰も言ってくれなくなるよ。
そうやって、誰も助言しなくなって、あなたはライブドアで失敗したんじゃないのかな?また同じことを繰り返す?まぁいいけど。

でもこれって、今ネット上で正義の代弁者きどりで、心ないリプを入れて喜んでるやつや、炎上させて自尊心を満足させてるやつ。全てに言えることだよ。
心ない言葉を関係ない人に平気で入れれるやつは、心ある言葉をかけてくれた人の気持ちがわからないのか。
平等教育、ゆとり教育の弊害でもあるとは思うが、正義の味方や弱者の代弁者を気取るなら、年上や先輩、立場が上の人を敬う気持ちくらい持ってよな。
上から目線と上から助言を間違えるなよ。早くそのことに気がつけよ。


 

過去の尾木ママ関連について書いた記事はこちらから↓(って、多いな・・・)

やっぱり尾木ママが嫌いだ

関係ないのに嘆いてる尾木ママ

違いがわかる人

尾木ママが嫌いだ。外野はすっこんでろ。


熊本震災で知ってほしい 省庁 行政の仕組み

2016-04-25 03:04:41 | Talk is Cheap
熊本地震の報道を見てて「大丈夫か?」って思う。
といっても、避難所でのプライバシーとかストレスや病気などの心配ではない。そんなものは被災地でなくとも普通の暮らしにだってある。

大丈夫?って思ってしまう一つは行政。
予期せぬ大地震の対応や処理で、パニックになるくらいてんてこ舞いしてるこんな時に非難とかをする気はない。一人一人が頑張っておられることはわかってる。
地方行政特有の、指示命令系統、組織図がめちゃくちゃ曖昧になってしまってるが、このままで大丈夫か?って思ってしまうのだ。

被災状況の把握や情報集だけでも大変。被災した道路・鉄道・公共施設・ビルや家屋、被災者などの情報収集、分析、対応、対策、指示、応対。
救援物資の目録、依頼、問い合わせ、管理、仕分け、指示、運搬。特定・私設避難所、避難場、公民館、被災者のの指示や物資の搬入、
役所には色んな相談、問い合わせがひっきりなしに入ってるだろう。中にはクレームもあるだろう、さらにはマスコミへの対応、SNSでのデマ、苦情、内外からの善意の助言までしなくてはならない。
そんな一つ一つの返答にしても、役所特有の「担当が誰なのかわからない」とか「誰に聞けばいいのかわからない」という状況になっていないか?。

本来こういった大型災害では、政府及び内閣を頂点に各省庁が現地入りして、県や市町村から情報を集め指示や伝達するという形にしなければならない。
しかし、熊本市は政令指定都市だ。不思議なものでここ近年の大型地震はすべて政令市で起きている。神戸市、新潟市、仙台市、そして熊本市は2012年に政令市になった。これがまた業務の分担や指示命令系統をより煩雑にしてしまうのだ。
政令指定都市は基本的に都道府県が行う事務のほとんどを独自に扱え、都道府県と同格の命令や指示を出せれる。簡単に言えば国や県の許可がなくても独自の判断と指示ができるってことだ。しかし、熊本市以外の市町村はこれができない。したがって、熊本市では出来てるのに、ここは出来てないのはなぜ?ってことが出てくる。
橋下氏が大阪知事や市長だった時に掲げていた「二重行政の解消」「都構想」というのは、これと同じく政令市の大阪市と大阪府で、行政権限がダブってることの打開がメインだったんだがね。結果高齢者などで理解できない人、誤解した人が多くて実現できなかった。大阪でもそれくらいだから熊本ではもっと浸透していないだろう。

道路は国土交通省、農地や山は農林水産省、医療や福祉は厚生労働省、会社や流通は経産省、郵便や消防は総務省、温泉は環境省。
警察は警察庁(国家公安委員会)、自衛隊は防衛省。ちなみに復興省は東日本大震災のための省だから、熊本の地震では今の所指示や命令の権限はないからお間違えなく。

それぞれが内閣の指示や省庁で動くことができる場合もあるし、自治体が勝手に動ける場合もある。
逆を言えば、地方自治体は県や国の象徴の指示がなければ対応できないことも多々ある。さらに戻って国や省庁は地方自治体の要請が無いのに勝手に動けないこともある。

でも、一般人はそんなこと知らないから、とりあえず役場に問い合わせる。電話する。
しかし、役場の人間で担当部署以外の管理機関や権限の範囲など知ってる人は少ないだろう。

結果
「担当者が誰かわからない」
「担当部署がどこになるのかわからない」
「ここではそれは受け付けられない」
「確認してから連絡します」
「今のところその指示が出てない」
となるのも当たり前なのだ。
(実際今回、熊本県庁と大阪から何回かやりとりしたが、こういった返事が多かった。)

各省庁を飛び越して内閣が直接指示できることはそれほどないが、災害時は特例になってる部分もあるよ。
となると、内閣をはじめ各省庁から熊本県庁に出向させ、それぞれの市町村へも派遣し、地元の役場や職員は現場での対応や指示や活動をした方が早いし効率的だ。
この連携・業務分担・職務と職責を明確にした組織作りをすぐできるかどうかが、今求められてるし、今後の復興にかかってくる。
未だに復興しない東日本大震災は、この縦割り行政と宮城、岩手、福島の「県と市町村との連携が、当時うまくいってなかったんだろう。

第2に大丈夫か?って思うのは、マスコミとネットユーザー。

本来はこうした行政の仕組みなどを真っ先に伝えなければならないのが、マスコミの仕事ではないのか?
「なぜこの地震は起こったのか」とか解説するのも大事だが、こういった行政の仕組みも伝えていれば、視聴者も理解できるだろう?こういう行政や県や自治体の仕組みが分かってれば、「なぜ避難所によって格差があるのでしょう」とかしたり顔での現場レポートしてるやつは「物を知らん奴」でしかないし、「不公平だ」って声やSNSの書き込みは出ないだろう?現時点では知らないんだから仕方がない。

まだまだ予断を許さない余震が続く中、現地でいっぱい取材してくれてる人達には頭が下がる。
しかし番組では的外れな報道ばかりやっている。今、番組で報道して欲しいのは、現地での状況である。
現地の状況とは
家族を亡くした人の悲しみのコメントではない。
避難所生活でのストレス、心のケアが大切だとかの問題提起ではない。
そんなリポートを求めていない。それらはそれらで大事だろうが、それこそ後で総合ドキュメンタリーでやってくれ。

現場取材に行った某テレビ局の記者が、夜にようやく最初の食事。弁当が嬉しくて写真と一緒にツイートしたことで炎上-謝罪。
広範囲に荒れた道路を走り、夜通し取材してる某テレビ局の取材車が、給油所で割り込みしたとかしないとかで炎上-謝罪。
某TV局の報道番組で、地元放送局が被災所の炊き出し取材時に、手伝ってた女の子をどかして雨に濡れさせたと放映-炎上-事実無根。
某TV局が避難所での取材を生ライブ放映時、「車(取材車)どけろ、邪魔や」「見せもんちゃうで」と言われ取材中止。

こんな事はもっとどうでもいい。同業者が同業者のあげ足をとってどうする。こんな事も1年後くらいに「実は当時こんなことがあったんです」って喧々諤々論議してくれ。今流してどうする?こんなことをSNSで拡散したり、批判してどうする。もう報道やめればいいのか?それでもいいよって言いたくなる。

復興支援物資は、もうしばらくいらないくらい届いてるらしい。なのにテレビでは「この避難所では物が届いてません」ってやってるとさらに届くぞ。
ただし、各市町村でそれぞれ受け取ってるから、まだまだ足りない自治体や避難所もあるだろう。「ここはもう大丈夫です、ここは至急、でもどこどこ役場まで届いてるからそこから運ぶから大丈夫です」とかできないのか?
SNSだってそういうことを必死に流してるやつだっているんだが、あまりにも情報が撹乱されすぎて、デマかどうかわからなくなってしまってる。
そういう点でテレビやラジオ、新聞、およびそれらのホームページは安心感があるんだから、是非、どこが足りてて、どこが足りないのか。届いていない、足りない避難所はどこなのか。そして何が足りないのかも、随時行政と連絡をとってアップしてくれ。

もう、コンビニもスーパーも復活してるはずだ。だけど買えないものは何か?買いにいけない人はいるか?買い物代行してくれる人は要るか?
高齢者、近くにスーパーがない場所、車が破損したとか元々車を持ってない、足が悪い怪我した、お金がない・・・
それによってボランティアも変わってくるだろう?

芸能人の応援コメントが、しょうもない罵詈雑言入れられて炎上してることや、誰かのブログやSNSの画像や文が「こんな時に不謹慎」だって騒がれてることなんかどうでもいい。こんな時にそれこそ不謹慎なネットユーザーの事なんか、ほっとけ。いちいちマスコミが取り上げてる場合じゃ無いぞ。もっと伝えることがあるだろう?