リオデジャネイロ オリンピックまであと24日。
これだけ盛り上がらんオリンピックは珍しいな。
リオは不景気で予算がないからとか、競技場がまだできてないとか、ジカ熱がどうとか、治安が悪すぎるとか、そんなニュースばっかり。
ただでさえ治安が良くないのに、警官がストライキやってる。
「地獄へようこそ(俺たちはお前たちを守ってやれないぜ)」
って空港で横断幕広げてるくらいだからね。大丈夫か。
盛り上がらん理由は、メディアのせいだろう。
それほど娯楽が無かった時代なら「4年に一度の祭典ダァ」って心待ちにして、時差のせいで放送が深夜でも必死に見てたんだろうけどね。
それもこれも「日本人選手は世界を相手にどこまで戦えるんだろう」ってのが知りたかったからだろう。まだまだ世界が遠かった時代だ。
でも今なら、野球はメジャーリーグで、サッカーは欧州チームで、ゴルフならPGAツアーで活躍してる日本人選手もいるし、バレーボールでも水泳でも陸上でもW杯や世界大会がそれぞれガンガン行われてる。利権や思惑まみれのオリンピックってもう有名無実になってる気がするぞ。なんとかフェスってタイトルの音楽特番の方が紅白歌合戦より豪華だったりするようなもんか。
ジカ熱が怖いからってゴルフの松山くんが辞退したけど、アメリカではPGAツアー選手も上位はほとんど辞退した。だってツアーで勝った方がお金も名誉も得れるもの。テニスだって、よく錦織くんは出ること決めたなぁって思う。俺ならオリンピックは出ないな。ツアーの方が大事。
野球だってサッカーだってプロは出なくていいと思う。オリンピックはいつからアマチュアの祭典じゃなくなったんだ?アメリカがプロバスケ選手のドリームチーム編成して出してきてからおかしくなったな。
それにオリンピック出場ってなった途端「お前たちは日本の代表だ」って。今まで何の支援もされてこなかったのに、いきなり日の丸背負わされるのなんて、アスリート達もえらい迷惑だろうよ。
冬季オリンピックでスノボの選手が空港での通路でいきなりインタビューされて(正式な記者会見ではない)、その際に腰パンだったのを指摘されて「日本代表として相応しくない」とか「私たちの税金で行ってるのに」って叩かれたことがあった。多分彼らには「えっ俺ってそんなに名誉ある選手として派遣されてるの?」とか「その割には扱い低いなぁ」って思ったことだろうね。選手達はこれでテンション下がったのか、散々たる結果だった。
前回の冬季オリンピックでは、スノボの日本代表選手が銀メダルと銅メダル取ったんだけど、まぁインタビューとかそっけなかったね。
そりゃそうするわな。今更ちやほやすんなってね。だいたい、コーチはその時責められた腰パンさんだぞって。
そんなんだから、オリンピック参加選手が出発前の壮行会などでのインタビューで
「楽しんできます」
なんてアホなコメントをするようになってしまったんじゃないのか?
勝ちに行くとか、金メダルを取りに行くって言ってしまったら、それこそ「日本を背負った」人になっちゃうからだろね。世界記録や出場選手のアベレージ記録を見りゃだいたいの自分の順位も予想できるから、メダルを取れそうにない選手は、「勝ち負け云々より、(オリンピックの)雰囲気を楽しんできます」なんて、ふざけたコメントがまかり通るんだわな。
マスコミとかは散々開始前に煽ってメダル予想なんてしちゃう。
参加することに意義があった時代はもうどこにも無い。
もう、行くからにはメダルを取れって感じ。
それくらいの暗黙のプレッシャーを与えてるからね。
マラソンの円谷さんが「もう走れません」って自殺したのなんかもう忘れてしまってる。
誰もかれもが田村亮子(ヤワラちゃん)みたいに「田村でも金、谷でも金」って言えるわけじゃない。彼女はそれだけ自信があったから言えたんだろうね。
バルセロナオリンピックの水泳で、当時14歳の岩崎恭子さんが「今まで生きてきた中で一番嬉しい」って言ったのはどういう意味なのかね。14歳の子が「今まで生きてきた中で」って言ったんだよ。怖いよ。
アトランタオリンピックのマラソンで有森裕子さんが銅メダルを取った時、「終わってから『どうしてもっと頑張れなかったのか』というレースだけはしたくなかった。初めて、自分で自分をほめたいと思いました。」って言った意味はわかる?
「ちょー気持ちイイ」「何も言えねぇ」などオリンピックで金メダルを取るたびに名言を発してた北島康介が、無メダルで終わりそうだったロンドンオリンピックで「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかない」って男子400mメドレーリレーチームの三人が誓ったのも、メダルプレッシャーならではだろうよ。
知名度の高い競技(柔道、レスリング、競泳、体操など)=メダルの取れそうな競技と、マイナー競技(アーチェリー、カヌー、馬術など)の差もひどいな。
テレビなども全然取り上げない。だからどんな選手が参加してるのか、その選手は今までどんな記録や活躍をしてきたのか、視聴者はよくわからんまま。選挙戦と一緒。競技前の中継でいきなり簡単に説明されたりする。もっと事前に特集組んで紹介してくれよ。
しかも内容はいつも泣きの構成。亡くなった父だの恩師だのに捧げるだの、一人で育ててくれた母に感謝してるだのって。
これってどうなのよ。別に視聴者にはそいつの生い立ちなんか関係ないし、興味もないはずだが。だいたい知ったところでどうしようもないし。
フェンシングの太田くんがメダルを取った途端、その後いきなりクローズアップされた。フェンシングはそれまで中継さえまともにされてなかった。しかも太田くんは当時無職だった。どんだけひどい扱いよ。メダリストが無職だったって。日本陸連だかオリンピック委員会かなんか知らんけどさ、もう少し選手や競技の知名度を上げたりする工夫をしたり、育成に予算を回せたりってできないのかよ。
放送だって放映権とか権利の問題が大きいから、メジャー競技ばかりなんだろうけど、相変わらずそんなんだからみんな興味なくなってるんじゃないの?
フェンシングには「フルーレ」「エペ」「サーブル」って競技種類があることを知ってる日本人が、あれからどれだけ増えたと思ってるんだろう。全然増えちゃいねぇよね、多分。
全然巷で盛り上がらないまま始まるリオオリンピック。
っていうかまともに開催できるのか?
中継途中で停電したりとか、暴動が始まったりとかするんじゃないのか、不安だ。
これだけ盛り上がらんオリンピックは珍しいな。
リオは不景気で予算がないからとか、競技場がまだできてないとか、ジカ熱がどうとか、治安が悪すぎるとか、そんなニュースばっかり。
ただでさえ治安が良くないのに、警官がストライキやってる。
「地獄へようこそ(俺たちはお前たちを守ってやれないぜ)」
って空港で横断幕広げてるくらいだからね。大丈夫か。
盛り上がらん理由は、メディアのせいだろう。
それほど娯楽が無かった時代なら「4年に一度の祭典ダァ」って心待ちにして、時差のせいで放送が深夜でも必死に見てたんだろうけどね。
それもこれも「日本人選手は世界を相手にどこまで戦えるんだろう」ってのが知りたかったからだろう。まだまだ世界が遠かった時代だ。
でも今なら、野球はメジャーリーグで、サッカーは欧州チームで、ゴルフならPGAツアーで活躍してる日本人選手もいるし、バレーボールでも水泳でも陸上でもW杯や世界大会がそれぞれガンガン行われてる。利権や思惑まみれのオリンピックってもう有名無実になってる気がするぞ。なんとかフェスってタイトルの音楽特番の方が紅白歌合戦より豪華だったりするようなもんか。
ジカ熱が怖いからってゴルフの松山くんが辞退したけど、アメリカではPGAツアー選手も上位はほとんど辞退した。だってツアーで勝った方がお金も名誉も得れるもの。テニスだって、よく錦織くんは出ること決めたなぁって思う。俺ならオリンピックは出ないな。ツアーの方が大事。
野球だってサッカーだってプロは出なくていいと思う。オリンピックはいつからアマチュアの祭典じゃなくなったんだ?アメリカがプロバスケ選手のドリームチーム編成して出してきてからおかしくなったな。
それにオリンピック出場ってなった途端「お前たちは日本の代表だ」って。今まで何の支援もされてこなかったのに、いきなり日の丸背負わされるのなんて、アスリート達もえらい迷惑だろうよ。
冬季オリンピックでスノボの選手が空港での通路でいきなりインタビューされて(正式な記者会見ではない)、その際に腰パンだったのを指摘されて「日本代表として相応しくない」とか「私たちの税金で行ってるのに」って叩かれたことがあった。多分彼らには「えっ俺ってそんなに名誉ある選手として派遣されてるの?」とか「その割には扱い低いなぁ」って思ったことだろうね。選手達はこれでテンション下がったのか、散々たる結果だった。
前回の冬季オリンピックでは、スノボの日本代表選手が銀メダルと銅メダル取ったんだけど、まぁインタビューとかそっけなかったね。
そりゃそうするわな。今更ちやほやすんなってね。だいたい、コーチはその時責められた腰パンさんだぞって。
そんなんだから、オリンピック参加選手が出発前の壮行会などでのインタビューで
「楽しんできます」
なんてアホなコメントをするようになってしまったんじゃないのか?
勝ちに行くとか、金メダルを取りに行くって言ってしまったら、それこそ「日本を背負った」人になっちゃうからだろね。世界記録や出場選手のアベレージ記録を見りゃだいたいの自分の順位も予想できるから、メダルを取れそうにない選手は、「勝ち負け云々より、(オリンピックの)雰囲気を楽しんできます」なんて、ふざけたコメントがまかり通るんだわな。
マスコミとかは散々開始前に煽ってメダル予想なんてしちゃう。
参加することに意義があった時代はもうどこにも無い。
もう、行くからにはメダルを取れって感じ。
それくらいの暗黙のプレッシャーを与えてるからね。
マラソンの円谷さんが「もう走れません」って自殺したのなんかもう忘れてしまってる。
誰もかれもが田村亮子(ヤワラちゃん)みたいに「田村でも金、谷でも金」って言えるわけじゃない。彼女はそれだけ自信があったから言えたんだろうね。
バルセロナオリンピックの水泳で、当時14歳の岩崎恭子さんが「今まで生きてきた中で一番嬉しい」って言ったのはどういう意味なのかね。14歳の子が「今まで生きてきた中で」って言ったんだよ。怖いよ。
アトランタオリンピックのマラソンで有森裕子さんが銅メダルを取った時、「終わってから『どうしてもっと頑張れなかったのか』というレースだけはしたくなかった。初めて、自分で自分をほめたいと思いました。」って言った意味はわかる?
「ちょー気持ちイイ」「何も言えねぇ」などオリンピックで金メダルを取るたびに名言を発してた北島康介が、無メダルで終わりそうだったロンドンオリンピックで「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかない」って男子400mメドレーリレーチームの三人が誓ったのも、メダルプレッシャーならではだろうよ。
知名度の高い競技(柔道、レスリング、競泳、体操など)=メダルの取れそうな競技と、マイナー競技(アーチェリー、カヌー、馬術など)の差もひどいな。
テレビなども全然取り上げない。だからどんな選手が参加してるのか、その選手は今までどんな記録や活躍をしてきたのか、視聴者はよくわからんまま。選挙戦と一緒。競技前の中継でいきなり簡単に説明されたりする。もっと事前に特集組んで紹介してくれよ。
しかも内容はいつも泣きの構成。亡くなった父だの恩師だのに捧げるだの、一人で育ててくれた母に感謝してるだのって。
これってどうなのよ。別に視聴者にはそいつの生い立ちなんか関係ないし、興味もないはずだが。だいたい知ったところでどうしようもないし。
フェンシングの太田くんがメダルを取った途端、その後いきなりクローズアップされた。フェンシングはそれまで中継さえまともにされてなかった。しかも太田くんは当時無職だった。どんだけひどい扱いよ。メダリストが無職だったって。日本陸連だかオリンピック委員会かなんか知らんけどさ、もう少し選手や競技の知名度を上げたりする工夫をしたり、育成に予算を回せたりってできないのかよ。
放送だって放映権とか権利の問題が大きいから、メジャー競技ばかりなんだろうけど、相変わらずそんなんだからみんな興味なくなってるんじゃないの?
フェンシングには「フルーレ」「エペ」「サーブル」って競技種類があることを知ってる日本人が、あれからどれだけ増えたと思ってるんだろう。全然増えちゃいねぇよね、多分。
全然巷で盛り上がらないまま始まるリオオリンピック。
っていうかまともに開催できるのか?
中継途中で停電したりとか、暴動が始まったりとかするんじゃないのか、不安だ。