松田久一の『ジェネレーショノミクス――経済は世代交代で動く』(東洋経済新報社)を読んでの気付き。
これは、ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長兼、日本マーケティング研究所代表取締役会長(肩書長すぎ!)の松田が、世代論で経済を読み解くにはどうしたらいいか、世代交代によって経済はどう動くか、世代ごとの消費動向や労働意欲はどう違うかなど、世代と経済の関係について論じた本である。
この中で松田は、今後の経済成長を牽引するのは「生産起点の製品別成長ではなく、製品、情報、コンテンツ、サービスが融合した消費起点の融合産業」だとして、次の例を挙げている。
タイヤメーカーである「ミシュラン」が、レストランの格付けを行っているのはある意味「不思議」だと感じないだろうか。実は、ミシュランがレストランの格付けを行っているのは、レストランへのドライブを促進し、タイヤ需要を拡大するためである。そのため、パリなどの都市部よりも、ドライブの必要な南フランスに掲載レストランが多いといわれている。このようにあらゆる分野で、商品やサービスの利用される本来の目的へのアプローチが進んでいる。
おお~、そうなのか・・・。だとすると、日本の場合はどうなんだろ。それ以外の、ミシュランガイド出てる国は?
日本はもう10年くらい前から「自動車が売れない、特に若い人は車を買わない」って言われてるけど、そのこととミシュランは関係あるのだろうか。たとえば、「自動車販売台数の落ち込みを補うためにミシュランガイドが出版されるようになった」とか。(日本で最初にミシュランガイドが発刊されたのは2007年)
ただ、国内の自動車売り上げの減少は、「若い人が買わなくなってる」のではなく、単純に「少子化のせいで購買者の総数が減少してるため」だとの見方もあるんですけどね。
あと、日本におけるミシュランタイヤのシェアがどれほどなのかも気になる。仮に日本人がほとんどブリヂストンのタイヤしか買わないとすれば、ミシュランガイドは自社のタイヤの販売数をほとんど伸ばさないでしょう。そう考えると、ミシュランガイドがミシュランタイヤの売り上げを伸ばしうるのはフランスだけなのかもしれません。
仮に松田の見立てが国内にも当てはまるとするならば、日本の場合は繁華街より郊外のお店が優先的に掲載されてることになるんでしょうけど、僕はミシュランガイド読んだことないからわかんないんですよね。もし詳しい方いらっしゃいましたら情報をお寄せください。
これは、ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長兼、日本マーケティング研究所代表取締役会長(肩書長すぎ!)の松田が、世代論で経済を読み解くにはどうしたらいいか、世代交代によって経済はどう動くか、世代ごとの消費動向や労働意欲はどう違うかなど、世代と経済の関係について論じた本である。
この中で松田は、今後の経済成長を牽引するのは「生産起点の製品別成長ではなく、製品、情報、コンテンツ、サービスが融合した消費起点の融合産業」だとして、次の例を挙げている。
タイヤメーカーである「ミシュラン」が、レストランの格付けを行っているのはある意味「不思議」だと感じないだろうか。実は、ミシュランがレストランの格付けを行っているのは、レストランへのドライブを促進し、タイヤ需要を拡大するためである。そのため、パリなどの都市部よりも、ドライブの必要な南フランスに掲載レストランが多いといわれている。このようにあらゆる分野で、商品やサービスの利用される本来の目的へのアプローチが進んでいる。
おお~、そうなのか・・・。だとすると、日本の場合はどうなんだろ。それ以外の、ミシュランガイド出てる国は?
日本はもう10年くらい前から「自動車が売れない、特に若い人は車を買わない」って言われてるけど、そのこととミシュランは関係あるのだろうか。たとえば、「自動車販売台数の落ち込みを補うためにミシュランガイドが出版されるようになった」とか。(日本で最初にミシュランガイドが発刊されたのは2007年)
ただ、国内の自動車売り上げの減少は、「若い人が買わなくなってる」のではなく、単純に「少子化のせいで購買者の総数が減少してるため」だとの見方もあるんですけどね。
あと、日本におけるミシュランタイヤのシェアがどれほどなのかも気になる。仮に日本人がほとんどブリヂストンのタイヤしか買わないとすれば、ミシュランガイドは自社のタイヤの販売数をほとんど伸ばさないでしょう。そう考えると、ミシュランガイドがミシュランタイヤの売り上げを伸ばしうるのはフランスだけなのかもしれません。
仮に松田の見立てが国内にも当てはまるとするならば、日本の場合は繁華街より郊外のお店が優先的に掲載されてることになるんでしょうけど、僕はミシュランガイド読んだことないからわかんないんですよね。もし詳しい方いらっしゃいましたら情報をお寄せください。
で、車会社が関係しているかわかりませんが、最近じゃあ道の駅の本とかが多く出ているのは、つまり、車に乗って出かけようの促進だと思いますよ(その名もずばり、道の駅ですので)
その道の駅の本を国内の自動車メーカーが共同出資してたら、フランスにおけるミシュランガイドと同じ役割を果たしてることになるでしょうね。