今日はじいじです。
ソフトクリームの上だけ食べたい、そんな願望から生まれたアイスです。人はなんと欲深い生き物なのでしょう。ああしたい、こうしたい、ソフトクリームの上だけ食べたい。
わがままを言い出せばキリがありません。果てしない欲望が資本主義を加速させ、地球環境に大きな負荷をかけているのです。それがわかっていながらも、新たな欲望が次から次に湧いて出る。ホント、人間ってサイコーですね!
しかし「ソフトクリーム」の「上だけ」で、「ソフ」。「ソフト」のほうがしっくりくるような気がしますけどね。なぜ「ト」を切ったのか。
そう、じいじ。じいじの話をしましょう。じいじはじいじでも、ワルいじいじの話。
15年ほど前ですかね、近所のファミレスに行ったときのことです。当時、飲食店は喫煙席と禁煙席に分かれており、それが徐々に喫煙席廃止の方向に向かって行ってる最中でした。
そこのファミレスは、喫煙席をなくし、喫煙ルームを設けていました(その後喫煙ルームもなくし、完全禁煙になりました)。タバコを吸うお客さんには、喫煙ルームを案内していたのです。
僕が本を読みながら滞在していると、何やら少しもめているような話し声が聞こえてきました。声のほうをうかがうと、おじいさん2人組の席に女性店員さんがついて話をしていました。
片方のおじいさんが、「そっちがタバコを吸えると案内したんだ」と言っていました。おじいさんは、タバコを吸っていました。店員さんは、「お席ではなく、喫煙ルームで吸えるという意味だったんです」と答えていました。
会話の内容から察するに、おじいさん2人組は、入店した際に、「タバコは吸えるの?」と尋ね、店員さんは、喫煙ルームで吸えるという意味で「吸えます」と答えたのでしょう。たぶん、「お席では吸えないけど、喫煙ルームがあります」とまでは説明していなかったのだと思います。それでおじいさんは、「席で吸える」と勘違いした。
なので、案内された席でタバコを吸いだした。しかし座席は禁煙なので、店員さんが断りに行った。そしたら「そっちが吸えると言ったんだろ」ということになったようでした。
入店時にどのようなやり取りがあったのか、詳細はわかりません。だから、店員さんの言葉が足りなかったのかもしれないし、おじいさんの解釈が間違っていたのかもしれない。
いずれかはわかりませんが、店員さんは客商売なので、自分たち側に非があることにして、謝罪していました。
おじいさんは、「そっちが吸えると言ったんだからここで吸わせろ」と答えて、そのままタバコを吸い続けました。
僕はあきれました。店員さんが謝罪し、喫煙ルームを利用するのがルールとわかってなお、そのまま席で吸い続けるとは。
間違いがわかったのなら、おとなしく決まりに従えばいいのに。悪いのは店側だからと、吸ってはいけない場所で吸い続けたのです。周囲にいる、店とは無関係の客が煙を吸ってしまうのに、それにもおかまいなしです。
最終的に、責任者らしき男性店員さんが、灰皿を持ってきて正式な謝罪をしていましたが、おじいさんは横柄な態度で接していました。そして、最後まで座席での喫煙をやめませんでした。連れのおじいさんはニヤニヤしていました。2人ともそーゆー人間で、ずっとそのようにして生きてきたのでしょう。
まだ飲食店が完全禁煙になる前の、過渡期の出来事です。
それから、こんなこともありました。
こちらはたしか10年ほど前のことです。とあるショッピングモール内にある、某喫茶店に行ったときの話。有名なチェーン店です。
そこは当時、店内は禁煙で、テラス席で喫煙できるルールになっていました。表の国道に面して、5つほどテラス席があるのです。
その喫茶店は、まずカウンターで飲み物を注文し、それを受け取ってから席に座る形式です。飲み物を選び、それができあがるのを待っているあいだ、僕は何気なく店内を見渡しました。
すると、室内席でタバコを吸っている、ひとり客のおじいさんがいるのに気づきました。
僕はその店の喫煙ルールがうろ覚えだったのですが、たしか店内はダメだったはずだよなと思い、店員さんに、「室内席ってタバコ吸っていいんですか?」と尋ねました。店員さんは、「タバコはテラス席でしか吸えません」と答えました。
なので、「吸ってる人いますよ」と、おじいさんのほうを指し示しました。店員さんは誰も気づいていなかったのです。あわてて注意しに行きました。
僕が席に座ると、タバコを吸っていたおじいさんがカウンターに詰め寄り、店員さんに何事か話していました。声は正確に聞き取れませんでしたが、表情と語気から、明らかに怒りをぶちまけているのがわかりました。
おじいさんは、ひととおり言い終わると、カウンター横の、砂糖やら蜂蜜やら置いてある、飲み物をカスタマイズするテーブルに、飲みかけのコーヒーの紙コップを叩きつけ、店を出ていきました。あたりにはコーヒーが飛び散っていました。
このときも、おじいさんの入店時のやり取りを見ていたわけではないので、どちらに非があるのかはわかりません。ですが、おじいさんは店内で吸えるものと勘違いし、あとからそれを否定され、腹を立ててしまったわけです。
しかし、それにしても、室内では吸えないことがあとからわかったというだけで、コップを叩きつけるほど激高するものでしょうか。いくらなんでも感情的すぎます。
その様子を見ていた僕は、「なんでこんなことになるんだ」と、げんなりしました。こうなるくらいなら、見て見ぬフリをしておけばよかった、と。
僕はカスタマイズのテーブルの近くに座っていたため、店員さんが気を遣って、「飲み物かかりませんでしたか?」と尋ねてきました。僕は、「いや、大丈夫ですけど、こんなことになるなら黙っときゃよかったかなって・・・」と答えました。
店員さんは「そんなことないですよ~」というゼスチャーでなぐさめてくれましたが、どうしても申し訳ない気持ちをぬぐいきれませんでした。
ご年配の方々はよく、「近頃の若いもんは」などと若者批判を言いがちですが、僕は正直、お年寄りのほうが性格に問題のある人の割合が多いと思います。ただ、この手の世代論というのは、「若者」や「年寄り」をひとくくりにして考えがちですが、「すべての若者」と「すべての年寄り」を同じものとしてとらえるのは暴論です。
若者もいろいろ、年寄りもいろいろです。僕が言っているのは、あくまで「割合」の話。パーセンテージの話です。
お年寄りのほうが性格に難のある人が多いからこそ、「老害」という言葉が生まれているのではないでしょうか。
今のおじいちゃんたち、「男がいばってた世代」の最後の生き残りですからね。
ソフトクリームの上だけ食べたい、そんな願望から生まれたアイスです。人はなんと欲深い生き物なのでしょう。ああしたい、こうしたい、ソフトクリームの上だけ食べたい。
わがままを言い出せばキリがありません。果てしない欲望が資本主義を加速させ、地球環境に大きな負荷をかけているのです。それがわかっていながらも、新たな欲望が次から次に湧いて出る。ホント、人間ってサイコーですね!
しかし「ソフトクリーム」の「上だけ」で、「ソフ」。「ソフト」のほうがしっくりくるような気がしますけどね。なぜ「ト」を切ったのか。
そう、じいじ。じいじの話をしましょう。じいじはじいじでも、ワルいじいじの話。
15年ほど前ですかね、近所のファミレスに行ったときのことです。当時、飲食店は喫煙席と禁煙席に分かれており、それが徐々に喫煙席廃止の方向に向かって行ってる最中でした。
そこのファミレスは、喫煙席をなくし、喫煙ルームを設けていました(その後喫煙ルームもなくし、完全禁煙になりました)。タバコを吸うお客さんには、喫煙ルームを案内していたのです。
僕が本を読みながら滞在していると、何やら少しもめているような話し声が聞こえてきました。声のほうをうかがうと、おじいさん2人組の席に女性店員さんがついて話をしていました。
片方のおじいさんが、「そっちがタバコを吸えると案内したんだ」と言っていました。おじいさんは、タバコを吸っていました。店員さんは、「お席ではなく、喫煙ルームで吸えるという意味だったんです」と答えていました。
会話の内容から察するに、おじいさん2人組は、入店した際に、「タバコは吸えるの?」と尋ね、店員さんは、喫煙ルームで吸えるという意味で「吸えます」と答えたのでしょう。たぶん、「お席では吸えないけど、喫煙ルームがあります」とまでは説明していなかったのだと思います。それでおじいさんは、「席で吸える」と勘違いした。
なので、案内された席でタバコを吸いだした。しかし座席は禁煙なので、店員さんが断りに行った。そしたら「そっちが吸えると言ったんだろ」ということになったようでした。
入店時にどのようなやり取りがあったのか、詳細はわかりません。だから、店員さんの言葉が足りなかったのかもしれないし、おじいさんの解釈が間違っていたのかもしれない。
いずれかはわかりませんが、店員さんは客商売なので、自分たち側に非があることにして、謝罪していました。
おじいさんは、「そっちが吸えると言ったんだからここで吸わせろ」と答えて、そのままタバコを吸い続けました。
僕はあきれました。店員さんが謝罪し、喫煙ルームを利用するのがルールとわかってなお、そのまま席で吸い続けるとは。
間違いがわかったのなら、おとなしく決まりに従えばいいのに。悪いのは店側だからと、吸ってはいけない場所で吸い続けたのです。周囲にいる、店とは無関係の客が煙を吸ってしまうのに、それにもおかまいなしです。
最終的に、責任者らしき男性店員さんが、灰皿を持ってきて正式な謝罪をしていましたが、おじいさんは横柄な態度で接していました。そして、最後まで座席での喫煙をやめませんでした。連れのおじいさんはニヤニヤしていました。2人ともそーゆー人間で、ずっとそのようにして生きてきたのでしょう。
まだ飲食店が完全禁煙になる前の、過渡期の出来事です。
それから、こんなこともありました。
こちらはたしか10年ほど前のことです。とあるショッピングモール内にある、某喫茶店に行ったときの話。有名なチェーン店です。
そこは当時、店内は禁煙で、テラス席で喫煙できるルールになっていました。表の国道に面して、5つほどテラス席があるのです。
その喫茶店は、まずカウンターで飲み物を注文し、それを受け取ってから席に座る形式です。飲み物を選び、それができあがるのを待っているあいだ、僕は何気なく店内を見渡しました。
すると、室内席でタバコを吸っている、ひとり客のおじいさんがいるのに気づきました。
僕はその店の喫煙ルールがうろ覚えだったのですが、たしか店内はダメだったはずだよなと思い、店員さんに、「室内席ってタバコ吸っていいんですか?」と尋ねました。店員さんは、「タバコはテラス席でしか吸えません」と答えました。
なので、「吸ってる人いますよ」と、おじいさんのほうを指し示しました。店員さんは誰も気づいていなかったのです。あわてて注意しに行きました。
僕が席に座ると、タバコを吸っていたおじいさんがカウンターに詰め寄り、店員さんに何事か話していました。声は正確に聞き取れませんでしたが、表情と語気から、明らかに怒りをぶちまけているのがわかりました。
おじいさんは、ひととおり言い終わると、カウンター横の、砂糖やら蜂蜜やら置いてある、飲み物をカスタマイズするテーブルに、飲みかけのコーヒーの紙コップを叩きつけ、店を出ていきました。あたりにはコーヒーが飛び散っていました。
このときも、おじいさんの入店時のやり取りを見ていたわけではないので、どちらに非があるのかはわかりません。ですが、おじいさんは店内で吸えるものと勘違いし、あとからそれを否定され、腹を立ててしまったわけです。
しかし、それにしても、室内では吸えないことがあとからわかったというだけで、コップを叩きつけるほど激高するものでしょうか。いくらなんでも感情的すぎます。
その様子を見ていた僕は、「なんでこんなことになるんだ」と、げんなりしました。こうなるくらいなら、見て見ぬフリをしておけばよかった、と。
僕はカスタマイズのテーブルの近くに座っていたため、店員さんが気を遣って、「飲み物かかりませんでしたか?」と尋ねてきました。僕は、「いや、大丈夫ですけど、こんなことになるなら黙っときゃよかったかなって・・・」と答えました。
店員さんは「そんなことないですよ~」というゼスチャーでなぐさめてくれましたが、どうしても申し訳ない気持ちをぬぐいきれませんでした。
ご年配の方々はよく、「近頃の若いもんは」などと若者批判を言いがちですが、僕は正直、お年寄りのほうが性格に問題のある人の割合が多いと思います。ただ、この手の世代論というのは、「若者」や「年寄り」をひとくくりにして考えがちですが、「すべての若者」と「すべての年寄り」を同じものとしてとらえるのは暴論です。
若者もいろいろ、年寄りもいろいろです。僕が言っているのは、あくまで「割合」の話。パーセンテージの話です。
お年寄りのほうが性格に難のある人が多いからこそ、「老害」という言葉が生まれているのではないでしょうか。
今のおじいちゃんたち、「男がいばってた世代」の最後の生き残りですからね。
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