ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

G700は中空だけど、目一杯詰め込まれている

2018年02月08日 10時50分12秒 | 用具



ピンゴルフの新しいアイアンの
G700も2ラウンド使いました。
『良く出来ているアイアンだなぁ』
としみじみ思いました。

ターゲットが
シニアアスリートという層で、
真剣にゴルフをしているけど
飛距離が落ちてきた
中高年ゴルファーなのだそうです。
正直に書くと、
それには疑問があります。
もっと広い範囲のゴルファーが
十分に使えると思ったからです。

飛ぶだけのアイアンは
巷に溢れていますが、
G700の最大の特徴は
番手なりの高さが
無理なく出ることです。
この当たり前が、
なかなかできないのです。

ロフトが立っている場合、
7番アイアンが
以前の5番アイアンと同じ
ということがよくあるわけです。
多くのアイアンは、
7番で5番アイアンの弾道が
打てるのですけど、
それは使いづらいのです。
飛ぶだけでスコアを出せない、
というアイアンに過ぎません。

G700は、7番アイアンの
弾道なのに、5番アイアンの
飛距離が出るのです。
これが楽々できる性能が
新しいテクノロジーの
アイアンとして相応しいのです。

それでいて、
中空構造で見た目は
すっきりしているのですから、
狡いというのか、
未知のものというのか、
流石、ピンだねぇ、と
感服しました。



ピンのテクノロジーは
後の世になって、
スタンダードになるものが
多いのですけど……
どうしても、いわゆる顔が
好きになれないのが
本当に残念です。

構えたときの様子なんて
機能と関係ないという人も
少なからずいますし、
科学的には
迷信のようなものだと
断言する見識者もいます。
僕もそう思いますけど、
やはり、最も練習をして
バリバリにコースにも行って
自分の土台を作ったときの
感覚は大事で
消えないものなのです。

構えたときに
「ピンのアイアンだ」
と一目でわかる様子が、
どうしても合いません。
素晴らしい女性だけど、
恋愛の対象にならない感じと
同じ感覚です。

2ラウンド使っていて
良い球を打ってましたし、
結果も良好でしたけど、
「ちょっとずつ違う」
と感じながらのプレーでした。
構えたときに違和感がある
クラブの場合、
普通は、ラウンド通して使うのが
苦痛になり、途中で自分のクラブに
戻してしまうのですけど、
G700は丸々2ラウンドを
テストさせてもらいました。
優れたアイアンだという
証拠なのです。

良いクラブだと実感できる
クラブに出逢うたびに、
僕のゴルフはアートなんだなぁ、
と気付かされます。
つまり、数式で証明される以上の
プラスアルファを求めていて、
その部分のシンパシーが
響き合わないとダメなんです。
バカだなぁ、と思いますが、
それもまた道なのです。 

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