迷える僕らにアライメントを

渡邉彩香プロが
やっと開幕した
日本女子ツアーで
５年振りに優勝。

月曜日に順延された
トーナメントは、
ネットで中継され、
SNSで大いに
盛り上がりました。
中継を見ていなかった
僕でさえ、
リアルタイムで
混戦を抜け出した
２名のプレーオフに
なった展開を
知り得たのです。

優勝ボールが
『TOUR B X』の
ジャストイン アライメント
というバージョンです。

これは一般発売は
されていないので、
BSの直営店と
オンラインショップ、
または、イベントで
一部の店舗で買う以外に
入手はできないのです。

今までのパターンだと
一般発売を
するようになるのが
ブリヂストンの
底力だったのですけど、
このボールは
ちょっと難しい、
という噂です。

サイトラインという
横棒がガイドになる
ゴルファーは
多いのですけど、
フェースと平行の
縦棒がガイドになる
ゴルファーもいます。
僕は後者です。

このボールを
セットすると、
ブレードを意識する
タイプの僕にも
気を使っていることが
よくわかります。

点線のようなラインが
プリントされています。
ボールを
セットするときは
矢印のような
サイトラインで
目標に向けて、
打つときには
ブレードのラインを
参考にする……
やらないと思いますが、
入りそうな空想は
十分にできます。

ここで宣伝です。

新・貧打爆裂レポート
『TOUR B JGR SPLASH
ボール』が公開されました。
https://gridge.info/articles/14411



このボールは
数量限定発売です。
早い者勝ちです。

JGRの性能はそのまま。
水を弾き、
泥を寄せつけない
最先端のテクノロジーで
ゴルフを遊びましょう、
と提案します。
ご一読を<(_ _)>

話を戻します。

昨年の夏、
渡邉プロと控え室で
一緒にフルーツを
食べながら、
休憩をしたことが
あったのです。

若い女子プロの
多くは、
表向きは
ニコニコしています。
でも、裏に回ると、
ある意味、傍若無人で
無頓着な空気が
強さというオーラに
なっている例が
“あるある”でした。

渡邉プロは
ビックリぐらいシャイで
丁寧に対応してくれて、
「こんな感じなんだ。
勝負師の世界で
今まで、
よく戦ってきたなぁ」
と感心したのです。

クラブの調整について
色々と話を聞いて、
とても面白かったのです。
別れる際に、
「応援しています！」
と伝えました。

頑張って、という言葉を
飲み込んで、
別の言葉を探しました。
何年も勝とうと
必死になっている人に
頑張ってというのは
残酷だと考えたからです。
そんなことに
気を遣うぐらいに
彼女は壊れそうに
見えたのです。

プレーオフになった、
とわかって、
慌てて中継を確認したら、
優勝パットが決まった
直後でした。

「ゴルフの神様……
やっぱ、いるじゃん」
清々しい気持ちで
感謝を込めて
空に祈りました。

アライメントボールで
プレーしてみようか？
気まぐれに想うのも
ゴルフの内なのです。