20代の頃、
生涯で最初に会った
パット名人は
言ったのです。
「練習グリーンでは
お前さんは上手いし、
強いが……
本番では10人並だ」
練習グリーンのように
打てるようにする
ためのハウツーを
色々考えて、1年後。
ルーチンを
練習と同じように
短くしたら
見違えるように
パットが入るように
なりました。
パット名人は
「良くなったなぁ。
あとは、すっと引いて、
ドーンと打てればなぁ」
と囁いたのです。
先日、ふっとした
きっかけで、
それを思いだしました。
その名人は
故人になって
10年以上経ちますが、
今の僕を見たら、
何というのでしょう?
たぶん、ひと言。
「練習せぇ!」
寂しい目で
見下ろされるのだと
思います。
30代になってから
久しぶりに
名人に会ったときに、
「パットは
別のゲームだと
B・ジョーンスが
言った意味はよぉ」
という話になりました。
「連続したストロークで
パットを考えては
いけねえなぁ」
という意味だと
言ったのです。
「何打目だと考えて
パットしては
上手くいかねぇ。
別物だと考えて、
連続した
ストロークをから
分離して考えるんだ」
当時、かなりの衝撃を
受けました。
その通りだと
考えるように
なりました。
色々と思いだして、
すっと引いて、
ドーンと打て、
というのは
偉大なアドバイスだった
としみじみしました。
今週末は、
実行してみようと
思っています。