ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

入れ頃外し頃を考える

2021年06月17日 09時26分00秒 | 裏話



ずいぶん長い間、
入れ頃、外し頃、
という
ゴルフ用語を
不思議だなぁ、と
思っていました。

入れたい距離であり、
外しても
おかしくはない距離。
よほどのことが
なければ、
ラウンドで数回は
経験するもので、
口にはしなくとも
意識はするものです。

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『ERC ソフト ボール』が
公開されました。
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キャロウェイの
ボールの近年の
完成度には敬服します。

ご一読を<(_ _)>


話を戻します。

もちろん、
人によってその距離は
変化します。

20代の頃は
2ヤードのパットで
この言葉を
言われたりすると
『この人、
何を言っているの?』
と、不思議でした。

当時の僕は
特殊な事情がなければ
2ヤードのパットは
入るのが当たり前で
一切の不安も
ありませんでした。

『2ヤードのパットで
外し頃って……
下手なんだなぁ』
という感じに
同情していました。

周囲に上手い人が
多い環境で
ゴルフをしていたので
2ピンぐらいの長さが
入れ頃、外し頃の
始まりの距離だと
普通に考えていました。

30年の時が流れて……
1ヤードでも
切れるラインだと
今は、該当すると
思いますし、
どストレートでも
2ヤードは
十分に外せる距離です。

さて、入れ頃、外し頃という
言葉で、不思議だと
疑問だったのは
『頃』です。

あの頃の頃は
時間的な期間です。
年の頃の頃は、
おおよその年齢です。
12月頃の頃は
季節です。
どの頃を当てても
意味が通じません。

なぜ?
頃なのか?

気が付くたびに
何人かに聞きましたが、
「あれ?
確かに、この頃の
使い方は違和感あるね」
と疑問の共有が
増えただけでした。

昨日、ゴルフとは
無関係の人と
話をしていて、
急に思いだして、
この疑問の話をしました。

「それって、
ちょうど良い、
というニュアンスですよ」
と普通に言うのです。

「手頃、とか、
値頃の頃ですよ」
と説明されて、
衝撃が走りました。

僕の頭の中では
何らかの誤用が
広まったか、
方言か、外国語が
馴染んだのだと
期待していたのです。

『その通り。
まさに日本語の
普通の意味じゃん』
と、僕の中で
整理整頓されました。

勝手に勘違いして
突っ走ってきた
数十年が、
走馬灯のように
横切りました。

入れるのにも
ちょうど良く、
外すのにも
ちょうど良い……

思い違いとは言え、
頭が悪い証明のような
疑問だったのです。
恥ずかしかったのですけど、
間違いなく
すっきりもしたので、
ありがとうね、
とお礼を言いました。

頃の違和感が
ゼロになったので
たぶん、今日から
僕のパットは
レベルアップしてます。
そして、どこからか
『コロコロ魔神』という
異名も授かったのです。
(小学生用の
ゲーム内みたいですが)

もう不思議は……
ないはずです。

 

 

 

コメント
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