カモたちの集会

蓮の花が咲き誇る
夏の風物詩を
今年は
見ることが
できませんでした。

一面の花ではなく、
ぽつりぽつりと
蓮の花が咲いて、
あれ？　と
思っている内に
季節は秋に
なってしましました。

前のホールから
そんなことを
考えたながら
蓮池のパー３を
見下ろして……
二度見しました。

赤ティーの
周辺に、
たくさんの何かが
いたからです。



カモです。
10羽以上いました。

家族なのか、
群れなのか、
わかりません。
でも、仲良しな
雰囲気が微笑ましく
不思議なシーンでした。

コースでカモを
見かけることは
多々ありますが、
こんなにたくさんの
数が揃うのは
初めてでした。

普段は蓮の葉に
守られて
隠れているのかも
しれません。

人間に
見られないように
密かに
集まっていたのに、
まさかの大事件。
カモたちの物語が
いくつも浮かびました。

次のホールに
行ってみると、
１羽もいませんでした。
画像を撮って
いなかったら
自分の見たものを
信じられなくなった
『カモ』しれません。

この日のゴルフは
何とも不思議でした。
秋晴れの中での
プレーは、
気持ちが良かった
のですけれど、
長いパーパットを
やたらに打つ機会が
多かったのです。

そういうことは、
時々あることで
不思議では
ないのですが、
いつもと違ったのは
長いパーパットの
７割が入った、のです。

入らない不思議は
日常茶飯事です。
入りすぎるパットは
少し気味が悪い、
と久しぶりに
感じました。

カモの集会を
目撃したからだと
途中から
盲信することに
したのです。
そうすると、
カモは
ゴルフの神様の
仮の姿だと
朧気に思うのでした