きょう、BS TBSの『報道19:30』をみていたら、「第2のトランプ誕生か 英国とEUで極右が席巻」というテーマで、黒岩徹とティム・ケリーと堤伸輔とが対話していた。
話はこうである。
>イギリスのテリーザ・メイ首相が、6月7日に辞任すると表明した。ポリス・ジョンソンが次の保守党首の最有力候補で、多分、次期首相になるだろう。
>トランプは金持ちの息子で、ジョンソンは貴族でイートン校、オックスフォード大学出身のエリートである。
>にもかかわらず、ジョンソンもトランプも、子どものときは悪ガキで、いまも自分は常識に縛られないという自意識に支えられ、平気でウソをつき、型破りの行動をとる。それを、エリートやインテリを信用しない人たちが、熱烈に支持し、国民が2分される。
これが、「第2のトランプ誕生か」の中身である。
トランプ型政治家には、じつは庶民ではない、という弱点をもっている。金持ちだったり、エリートだったりする。これを、彼らは、率直に聞こえる言葉使い、型破りな行動で、庶民の味方だと思わせているだけだ。
安倍晋三もトランプ型政治家だ。オリンピック閉会式でマリオの扮装をしたり、トランプを炉端焼きに案内したりする。
どうして、トランプ型政治家と対決する政治家は、もっと庶民的な言い方、常識破りの行動をとらないのだろうか、と思う。貧しい者、弱い者が政治に対等に参加する時代が来たのだから、政治家が上品ぶる必要はない。難しい言葉使いをする必要がない。学者の権威にすがる必要はない。率直で良いのだ。