きょうのTBSテレビ『ひるおび!』で、政治アナリストの伊藤惇夫氏と政治ジャーナリストの田崎史郎が、安倍晋三の辞任の流れはもう止めようがないということで、一致していた。
続くTBSテレビの『ゴゴスマ』でも、きょうで安倍晋三の連続首相在職が最長となったが、なにをやったかのレガシー(歴史的遺産)がないね、と噂話に花を咲かせていた。
さらに、きょうのNHKテレビでは、政治学者の御厨貴が安倍晋三をリーダーシップのない男だと言っていた。
健康問題で、長期政権の幕切れが、すぐそこにきている。「池に落ちた犬は叩け」が始まったようだ。
この諺は中国由来で、「打落水狗(dǎ luòshuǐgǒu)」は、「すでに打ち負かされたが まだ降参していない悪人を、さらに追い打ちをかけてやっつけろ」ということらしい。
安倍晋三のレガシーがないというが、国家機密保持法、共謀罪、安保法制(軍事同盟ための法整備)と、強権的体制の法的準備をすすめてきた。
安倍晋三は、中身のない、ちゃらい男である。その彼が、なぜ、強権的体制の法的準備を進めるのか、私には長らくわからなかった。「桜を見る会」で集まったファンの前を嬉しそうに走り回っている安倍晋三が、本当の「晋三」だと思う。それなのに、保守のプリンセスだとかの右翼からの期待のプレッシャーに押しつぶされてきた。
ご苦労様、首相をやめてください。
安倍晋三の負の遺産は法律だけでない。安倍は、戦国時代の武将のように、自分のために働いた者に利権をばらまいてきた。このモラル崩壊は、これから立て直すのに時間がかかる。
また、日銀や年金積立金を使って、政府が株を買いあさってきた。多くの日本企業の筆頭株主が国になっている。国の借金も巨額である。麻生副総理は、お札を刷れば解決だと言っている。めちゃくちゃな経済が負の遺産として残っている。
そして、自民党内には、マシな後継者がいない。岸田文雄、おお嫌だ。偉さうにふんぞり返っている。理念がない。助けるブレインもいない。
これでは、「打落水狗」もやむをえない。
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