今日は母の日です。
いつものようにお洗濯をしてアイロンがけをして、お昼を創って、そして午後・・・娘から思わぬ母の日プレゼントがありました♪
これがあったらな~と思っていたものを買って取り付けていてくれたのです。
さすが・・女の子!良く気がつきます^^
有り難う娘よ~~
さて、昨日の聖響さんのコンサートの感想を。
兵庫県立芸術文化センターにて行われた、「芸術文化センター管弦楽団第5回名曲コンサート・聖響!ロマンの源流」
指揮:金聖響
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」(1834年改訂版)
ハイドン:交響曲第44番ホ短調「悲しみ」
シューマン:交響曲第4番二短調(初稿版)
客席は、4階までほぼ埋まっていましたね。
席について、舞台を見て何か違うなぁ、と思いました。
譜面台が妙に高い。椅子があまりない。何ででしょうと思いながら、開演を待つ。
さて、オケのメンバーが舞台に登場されたら、何と、みなさん、立ったまま。え~?と思っている間に聖響さんが登場。
「えっ!立ったまま演奏するの?」と思っていたら、その通りでした。
しかもコンマスの位置が本来は左側最前列なのに、右側最前列。楽器の位置も違う・・。
略語が違うかもしれないけど、こんな感じでした。
cb
Hr Fl … Timp Tp
Va Vc
Vn2 cond Vn1
チェロと、ティンパニーのかたは座っておられましたけれど、他のみなさんは立ったまま。
それが、とても皆さん、自由闊達というか、活き活きした様子で、楽しそう♪
座っての演奏よりも開放感があるのかもしれない。
もしかして、みなさんソリスト気分になれたのでは?
メンデルスゾーンは、このスタイルで演奏されました。
後の2曲は、座っての演奏。
で、1曲目が終わって、ステージマネージャーさんとかスタッフさんが、次の曲の準備をされている間に、マイクを持った聖響さんが舞台に登場!
「こんにちは~。今の演奏は、スタンディングでした。
別にこれは思いつきでやった訳ではなく、メンデルスゾーン自身が、最高の音を出す為に考えたのが、立ってやろうではないか、という事で、初演でこれをやった訳です。で、兵庫芸文のみなさん(PACオケの事)にも立ってやってもらった訳ですが、みなさん、楽しんでやっておられたと思います。
ヴァイオリンも位置が違うし。ただ、チェロとヴィオラの位置がどっちがどっちだったか、ちょっと不明ですが。
で、この4番は、改訂版です。初演した後に、メンデルスゾーンが手紙を書いていまして、“この作品は最悪”との事で書き直したんですね。で、2・3・4楽章が改訂されています。
で、1楽章を書き直す前に、彼が亡くなってしまったから、1楽章はそのまんまです。だから、今日は2・3・4楽章だけをやろうかとも思ったんですけどね(笑) あ、話が長くなりましたね…。 それと、ビブラートはしません。その頃の演奏スタイルにそれはないですから。」
などという内容だったと思います。
メンデルスゾーンの1834年改訂版でした。
ハイドン。ロビンス・ランドンが校訂したドプリンガーのスコアだそうです。
悲しみ・・でも、慟哭という感じではなくて、透き通るように涙が流れる、という感じでした。
シューマン。当初、交響的幻想曲として構想されたこともあり、各楽章に共通したモティーフが出現して、シューマン特有の詩情と夢想が交錯していきます。
美しい歌(第2楽章)、弾むようなスケルツォ(第3楽章)を経て、ベートーヴェン的な力強い凱歌がわき上がります(終楽章の集結部)、シューマンの複雑な部分が見えたような・・・
今回のプロは、4番、44番、4番と全て4でした。
ハイドンでは、指揮棒なしで振っておられました。
登場された時から、楽しそうなお顔をされていまして、最後では、無邪気な子供のような笑顔でした。また、PACオケとの共演を希望します!ってアンケートにも書いて出しておきました。