にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

「篤姫」高視聴率の理由を考えました・・

2008-03-31 22:06:19 | 映画  テレビ
うちは、主人が時代劇嫌いなのでいつもは大河ドラマがなかなか観れません。
でも今年の「篤姫」は、娘が宮崎あおいちゃんがすきなので
ビデオにとって観ています。
主人も血なまぐさい場面がないのでいっしょに観てくれています。

この「篤姫」がなかなかの高視聴率で、OLさんとか女子大生が多く観ているそうです。
普段はあまり大河を観ない層だと思いますが、

なぜ「篤姫」が多くの若い女性を視聴者につけることができたのか?
私なりに考えてみました。

主人公を演じているのが、自分たちと同世代の若い女優さんで、
しかも今旬の女優、宮崎あおいさんということ。

故郷を離れて江戸に向かう姫の姿が、新卒で東京に就職する、あるいは本社が
東京にありそこに職員研修に赴く、今の自分たちの姿と重なるものがある。

分家の出の姫が、出世して将軍の正妻となるシンデレラストーリー的な部分。
しかし、視聴者はお相手の将軍様がどんな人物であるか知っていて
期待に胸膨らませる姫が気の毒に思ったりもする。

お姫様教育をする様子が「マイ・フェア・レディ」に通じるものがある。

幼なじみで親友の尚五郎さんが、姫のことを慕っているが、
篤姫は、彼のことを親友としてしか観ていないところが、
「ベルサイユのばら」の最初の頃のオスカル様とアンドレの関係に似ている。

さらには、篤姫が幼少のころより書物が好きでおてんばな跳ねっ返りのところが
女の子なら一度は読んだことがあるオルコット原作「若草物語」のヒロイン
次女のジョーを思わせる・・・
篤姫は幼少の頃、実家の庭にある木の枝に上って本を読んでいるうちに
寝てしまった・・・
一家で姫はどこ?と大騒ぎして探します。

姫のことを慈しむ父上、母上は
昭和の家庭ってこんなだったっけとなんとなく懐かしくなります。
幕末ホームドラマですね~

あれ、いつしか若い女性だけでなく中年女性の私も共感するドラマなんだと・・・
気付きました^^

しかし、なんといっても私の世代では
あのお姫様女優だった松坂慶子さんが、
「姫様!
よろしいですね!!」
と声高に篤姫様を教育する老女「幾島」を熱演(力演というか・・)する姿に
圧倒されました~

松坂慶子さんといえば大河ドラマでは「国盗り物語」で織田信長の正室、濃姫
を演じたのは遙か昔ですね^^;)

高橋英樹さん演じる島津 斉彬が、「幾島。近う。」といって
彼女を呼び寄せ、篤姫の嫁ぎ先の件を隠密にうちあける場面は
遠い昔に信長と濃姫だった二人の姿を思い出しました~

しかし、高橋英樹さんは年齢を重ねても素敵です・・・

あと真野響子さんが後の大久保利通の母上を演じていますが
きりっとしたなんとも素敵な女性です。
この方も若かりし頃「風と雲と虹と」で良子姫を演じていました。
爽やかで笑顔がかわいいお姫様でした・・・










個人的な話ですが
私たち夫婦は、新婚時代に鹿児島を1日歩いたことがあります。
磯庭園を歩き、桜島にも渡りました。
主人は桜島のことはすっかり忘れていたので
アルバムをもってきて写真を見せました。
「なんかなつかしいね。」
そう言い合って、・・・
磯庭園のある風景で撮った写真は
尚五郎さんがお近さんから傘を受け取って石段を登る場面にそっくり!







そのときの尚五郎さんは篤姫様のことしか頭にありませんでした。
しかし、お近さんは尚五郎さんのことをにくからず思っているようです。

テレビドラマを見ながら、写真と照らし合わせると
若かったあのころの自分たちの姿がよみがえってきました・・・





再びドラマに話を戻して・・・
江戸城にたどりついた篤姫ですが、そこでは予期せぬ事態が・・・
来週もどうなることかと楽しみに見れそうです^^






*2008/08/20追記

大河ドラマ「篤姫」に関する記事は、他にも書いています。



「篤姫」 女性を描いた大河ドラマ


大河ドラマ『篤姫』 みごとな演出「桜田門外の変」


強い「篤姫」



「篤姫」 時代を超えて共感するドラマ


















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第19回 西日本医科学生オーケストラフェスティバル

2008-03-31 07:18:40 | 舞台 イベント






3月29日に、ザ・シンフォニーホールでおこなわれた
「第19回 西日本医科学生オーケストラフェスティバル」は本当にすばらしかったです。
ご指導下さった先生方、お世話下さった皆様には厚くお礼申し上げます。

演目

 スラブ行進曲 作品31  P.チャイコフスキー

 バレエ音楽「眠りの森の美女」作品66  P.チャイコフスキー

 交響曲第3番「オルガン付き」  C.サン=サーンス

 歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」  C.サン=サーンス




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