にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

朝ドラ「つばさ」

2009-04-13 15:50:53 | 映画  テレビ
朝の連続テレビドラマは「つばさ」になっていますね。
江戸の風情が残る埼玉県川越市を舞台にしたドラマです。

大河ドラマ「篤姫」で篤姫をいじめる、家定公の実母を演じた高畑淳子さんがヒロインの母役で出演するというので、
興味深く見ていますが・・・


高畑淳子さんは
「私にも娘がいる。子が5歳と10歳の時に出奔して、祭りのたびに帰ってくるというのは理解できない。
子供の時に反抗期がなかったのか」
と、役柄の理解に苦心したと明かしています。

「つばさ」のドラマの中で、実の母(吉行和子さん演じる)とは、家族の前で激しくののしり合い、すごいことになっています。

多額の借金をかかえた甘玉堂は、場所を変えて再出発をすることになりますが、
住み慣れた我が家を出ていく最期の時に、この放浪の母は、子供達の成長の記録ともいうべき
柱の傷を見つめて、涙する・・・・

もしかしたら、祭りのたびに帰ってきたのは、我が子たちの成長を見るためでもあったのかも・・・
良心的に見れば、そんな風にも受け取れます。

しかし、そんな母心は、娘のつばさたちには理解できるわけもなく、もし理解できても、自分たちを頬って置いた母を許せるはずがありません。
現に、つばさの弟、知秋は、学校から帰ってきて、本来は姉が立っているはずの
台所の流しに
いるべきはずのない母が炊事をしている姿を見て、
恐怖のあまり、しゃがみ込んでしまいます。
5歳のときにおこったことが、トラウマになってしまっているのでしょうか?

ヒロインのつばさは、母が家出してから
10歳の子供時代から、必然的に家事をすることになり
20歳で既にベテランの主婦になっています。
弟の三者懇談にも出席し、文字通り「二十歳のおかん」です。

母はなくとも子は育つ・・・という諺のように
つばさは、しっかりした女性に成長し、そのことに喜びうれし涙を流す祖母と、抱き合うシーンは感動します。

それでは、夫だけが必要としているこの不可思議な女性を、高畑さんが
どこまで視聴者にアピールすることができるのか
楽しみに観たいと思います。

このドラマはカメラワークも絶妙!

西城秀樹さんが、不動産屋のちょいワルおやじという役ですが、
新御三家時代の西条さんには考えられなかったこと~

ドラマの流れにテンポもあって、どんな時でもたくましく頑張るつばさ役の多部未華子ちゃんが
かわいい^^

これからも楽しく見れそうなドラマです!




コメント
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