2008-0112-yhs203
冬の木を
見てあをき日の
うづきたり 悠山人
○俳句写真、詠む。
○近くの、誰もいない寺庭を、静かに散策する。「冬の木」と言えば「ひひらぎ」だろう。掛詞・縁語・類語での構成を試みた。
¶ひひらぎ(ひいらぎ)=漢字表記で「柊・疼木」。「冬の木」に、両漢字を掛ける。
¶¶あをき日(ひ)=「青春」「青木」と掛けて、柊などの縁語。
□俳写203 ふゆのきを みてあをきひの うづきたり
【写真】消毒をしないらしく、葉がどこかしら傷んでいる。
【memo】原作も映画もなかなかと思った『半落ち』。読売新聞(東本版)の「訪ねて あの舞台」を読み進むうち、平活字・注釈なして、「昭和戦争」の語が出てきた。初見なので、しばらく電網で調べてみる。すると、昨年(2007年)08月13日に、1931年から1945年の戦争(「十五年戦争」が比較的多い)を、この新聞は「昭和戦争」と呼ぶ、と紙面で宣言していることが分かった。