短歌写真764 ただただに

2009-0516-yts764
ただただにあかあかきたる花あびて
なれまた直く匂はまほしけれ　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
○芥子畑が見ごろと聞いて愛車を駆る。幼いモデルは、「ハイジ」になって喜んでいた。「あか」は「赤」と「明」を掛ける。
□短写764　ただただに　あかあかきたる　はなあびて
　　　　　　　　なれまたなほく　にほはまほしけれ
【写真】初訪問の芥子畑で。
【memo-文語？日本語擬き？】早朝のＮＨＫラジオで、このごろ文語日本語がすっかり衰退しているのを嘆いていた・・・と思ったら天声人語では、このごろ「きよぶた」「ひがも」「もんぺ」などの日本語疑きが闊歩していて嘆かわしい、と。同感、と悠山人。ただし「指恋」などという新生日本語は、初見だけれど、微笑ましい。

俳句写真489 争ひを

2009-0516-yhs489
争ひを
美醜に分くる
修羅の面　　　悠山人

○俳句写真、詠む。
○阿修羅展が連日の賑わいを見せている。本来は悪役であるが、興福寺のそれが美形なために、阿修羅＝美少年の印象が流通する。
□俳写489　あらそひを　びしうにわくる　しゅらのおも
【写真】電網から一部を借用して加工。