2009-0517-yhs490
刳之木の
をかしやかなる
かをりかな 悠山人
○俳句写真、詠む。
○空模様を気にしながら、案内人に随う。「刳之木(えごのき)」は、知識はあったが、写真や活字で伝わって来ないもの、それは「匂い」だ。このとき、初めて刳之木の芳香に接して、喜んでいる一句。
¶刳之木(えごのき)=「Styrax japonica。和名は、果実を口に入れると、喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに 由来する。 チシャノキ、チサノキなどとも呼ばれ、歌舞伎の演題『伽羅先代萩』に登場するちさの木(萵苣の木)はこれである。斉墩果と宛字するが、本来はオリーブの漢名。 ロクロギとも呼ばれる。」(Wp、2009年05月)
¶をかしやか=「いかにも趣があるさま。風流めいているさま。」(旺文版『古語辞典』)
□俳写490 えごのきの をかしやかなる かをりかな
【写真】きのう、博物館植物園で。