悠山人の新古今

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俳句写真711 包まれて

2010-07-04 02:00:00 | 俳句写真
2010-0704-yhs711
包まれてねむり心地の絹の花  悠山人

○俳句写真、詠む。
○合歓の花は別名「絹の花」。「ねむ」に「合歓」「眠(り)」と掛ける。
□俳写711 つつまれて ねむりごこちの きぬのはな
【写真】同前。
cf. 過去の合歓記事。
○2009年08月18日、yhs541
 やうやうに紅合歓さいて夏をはる
2009年08月04日、yhs534
 待切れず公園の合歓散りをへぬ
2008年07月12日、yhs324
 そよ吹いて梅雨明けをまつねむの花
2006年08月07日、yts196
 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花
 君のみ見めや戯奴さへに見よ   紀郎女
2006年04月21日、yim066
 image066 赤合歓

image981 合歓盛開

2010-07-04 01:00:00 | images

2010-0704-yim981
title:flowers_of_silk-tree
yyyy/mm:2010/07
memo:合歓(ねむ)。Albizia julibrissin。夏の季節、たおやかに咲いているのを見るのは、楽しい。梅雨どきの空模様は気紛れ。きのう、赤坂公園で撮影中に雨粒が落ちて来たので、慌てて退散した。先日、作曲者(故人)夫人の話を聞き、壺田華子作詞・中田喜直作曲の合唱曲「ねむの花」を、何回となく YouTube で視聴する。

ねむの花

「あなたはつかれた
おねむりなさい」
というように 
ねむの花が咲く夕べ 
夢のような夕べ
あれはやさしい淡い花
房のような花

風の中で誰か歌う
鳥のように光のように
とぎれとぎれの思い出しても
声には立たぬあれは昔の
愛の歌よ

変りはてたこの世の岸辺
にがくたたずむ私の胸に
ふたたび淡い夢を盛りあげ
房のような花・・・
夢をすすめる・・・
ねむの花・・・

やさしい腕によりそって
愛に溶け入る
眠りは忘れ
くるしい眠りのみが
私を誘う
流れの早いこの世の岸辺に