2012-0110-yts1100
短歌写真1100 茶室にし
茶室にし結び柳のしだれしは
幸のきづなのながかれとかや 悠山人
○短歌写真、詠む。
○花入れに紅白の椿、竹筒に結び柳。着座して白薄皮に薄緑餡の常盤饅頭。ことしの結び柳には、特別な意味が読み取れる。
¶結(むす)び柳(やなぎ)=綰柳(わがねやなぎ。わんりゅう)とも。柳の枝を輪にし、長く垂らして床飾りにしたもの。別離に際して枝を折って丸く結び再会を願う、という中国の風習も含意する。それをここでは、「幸の絆」と詠ってみた。
□短写1100 ちゃしつにし むすびやなぎの しだれしは
さちのきづなの ながかれとかや
【写真】同前。