先日の「和歌刻書土器」記事の補遺。
01 「土器」の公表は、2017年08月25日、和歌一首仮名刻書としては日本初と。
02 古代史しんぽじうむ「和歌刻書土器の発見」は、09月03日、甲州市で開かれた(出席)。
03 写真上は、9月3日、展示実物を私が撮影したもの。下は甲州市文化財調査報告書第25集(発行日なし)所収のもの。
04 刻書和歌(写真上)は、変体仮名(草仮名)5行書きで、「われにより おもひくるらむ しけいとの あはすやみなは ふくるはかりそ」(一案)と解読された。
05 さらに原形漢字(写真下)は、「和礼尓与利 於毛比久留良無 之計以止能 安波数也見奈波 不久留波可利所」(一案)と比定された。
06 これらから、漢字仮名混交体では、「我により 思ひ暮るらむ 絓糸の 逢はず止みなば 更くるばかりぞ」(一案)とされる。
07 推定和歌一首は、従来のどの文書・歌集にも見当たらない。
08 課題としては、中央・地方の和歌文化の関係、墨書・刻書の関係、欠損1字・未定1字の解明、甲斐国府の所在地、発掘地(ケカチ遺跡)の位置づけ、などがある。
09 なお当日説明されなかった「ケカチ」は、電網調べでは、「飢渇」が対応漢字として現存する。
memo-WSM:(mru) 「Жмурки」。2005、露、1時間40分強。大学での講義、女教授がソ連の成立と混乱を思い出せ、そこからロシアが学び取るのは社会経済の確立ではないか、と。場面転換、死体満室のモルグで注射器を持つ男が、猿轡の男から情報を得ようとしている。そのとき覆面3人男が乱入してきて・・・猿轡男と注射器男を殺して覆面を取ったら、警官。という(ことらしい)ブラック・コメディ。原題直訳は「盲人のバフ」。
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