6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

旧小納家(焼尻資料館)

2015-09-07 | 建築
焼尻島へ向かうフェリーから
入母屋造りの屋根の
尖塔が一際目立った
洋館風の大きな建物が目をひいた



潮風にさらされ独特の色を呈した館


焼尻郷土館 旧小納家とのこと


早速行って見た
漁業、呉服屋、雑貨商、郵便局、住宅
と多機能建築
明治33年建てられたもので
鰊番屋も兼ねていた



中庭などもあり三方ガラス障子


日本家屋の四方ふすま、障子で解放
2枚の「額」が商人らしい


鰊大漁時は多くの漁師が働く
まさに鰊御殿だったに違いないが
壁が少なく解放された空間は
冬寒かったろうなぁ

懐はあったかになったから良いか

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秋田 赤レンガ郷土館

2015-08-18 | 建築
秋田市の街を散策していたら
豪壮な建物に遭遇した
旧秋田銀行本店で明治の建物
国の重要文化財



外観は1階部分が白いタイル
2階が煉瓦の赤
明治45年竣工(大正元年)
今は赤レンガ郷土館



白いタイルと帯が効いて
ドキッとするぐらい強烈
一階、二階窓の額縁も帯が貫いて
一体化したディテールがモダンで素晴らしい

大正ロマンの香りがするが



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北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)

2015-07-13 | 建築
別名 赤レンガ庁舎明治の建築で
ネオバロック煉瓦造り
レンガ等多くの資材が道産品です

四季折々に赤く映え
北海道の風土になじんだ
美しい建築です



屋根は天然スレート
外壁は長手と小口を交互に並べたフランス積み
が今も表情豊かに生きています











ハンドメイドの温もりが随所にあり
北海道産の大木を彫り込み
窓も二重窓で耐寒性があります





建物は風雪に耐えて
長らへばますます愛着がわく
機能性など犠牲になっても良いのです
好きです

この建物



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文翔館 国指定重要文化財

2015-04-29 | 建築
コンドルの弟子 田原新之助さんが設計
大正5年の煉瓦造りで
 文翔館(旧県庁舎国指定重要文化財
平成まで当時の工法で丁寧に修復され
大正ロマンの香りが伝わります

ともかくディテールが込み入って素晴らしく
昔学んだ建築様式がよみがえりました
お金がかかっているみたいです


裏側は手を抜いたみたいで煉瓦むき出しで化粧がありませんので
裏、表がはっきりしています
ちょっと設計者に不満があります


表のテラスから見上げたパラペット

時計は札幌と同じ分銅型で手動だそうです




北海道に住む身なれば
我が旧道庁赤レンガ庁舎も
規模、詳細に於いては
真っ青ですが
古さにおいては明治に作りましたから
負けませんね

すべて手作りでその温もりがいまでも伝わってきます



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エドウィン・ダン記念館(旧真駒内種畜場庁舎)

2015-03-08 | 建築
真駒内公園も含めこの辺一体は
真駒内種畜場の牧場だったそうだ
札幌冬季五輪でまったく様変わり
このエドウィン・ダン記念館も現在の場所へ
移築したものだそうだ
モスグリーンの屋根に新雪が積もり
薄いピンクの下見板がいかにもアメリカンスタイルで
内地仕様の屯田兵住宅と月とすっぽん
明治の時代に文化の違いを見せつけたのでは

煉瓦の煙突と小屋根のトップライトに表情があり
可愛らしい

記念館脇公園の中央にエドウィン・ダンの像がぽつんとあるが
腕が太く牧場開発、やる気充分な構え

牧場の柵も西部劇に出てくる風情ある
立派なものだ

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札幌時計台

2015-03-02 | 建築
日本三大がっかり名所施設のひとつが
札幌時計台だそうだ
確かに広大な北海道イメージに夢を膨らまして訪れる旅行者は
突然
立ち並ぶオフィスの谷間に窮屈そうに
淡いブルーのペンキ仕上げの外観
しかも時計塔が大きくプロポーションが合わない
がっかりすること間違いなし

大きな声でわめいている
中国の観光客にはわかんねぇだろうな


毎日この音色の下で仕事をして追いまくられていた者としては
石原裕次郎の
  「時計台の~下で逢ってぇ~
     ・・・・・・・
     ・・・・・・・
     私だけの心の町」
なんだよね

2015年3月2日
時折吹雪の中
クァ~ンクァ~ンとさみしそうに明治の鐘が弱弱しく
寒く響かせていたが
そのメカは小石を箱に詰めたおもりで
週2回人力で巻きあげる
デジタルでないわかりやすさが親近感を覚える


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名古屋城 本丸御殿復元工事

2014-11-28 | 建築
名古屋城は徳川家筆頭尾張家居城としてその威容は広さでわかる
表三の門にたどり着くまで小一時間かかる


太平洋戦争で全て燃え復元工事が順次始められているが
今回本丸御殿の一部表書院が公開され
檜の香プンプン
金の襖絵等、豪華、華麗な装飾を目の当たりにして
権力の大きさを改めて認識した

工事中の素屋根のこけら葺き工事は
職人さんのリズムカルな腕の確かさに
しばらく茫然
匠の技を実感する
金も時間も掛かる実態をつぶさに見て
感激

天守閣も創建当時の木造に作り替える
話しがあるらしい
是非再建して欲しいものです
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金沢武家屋敷

2014-07-23 | 建築
香林坊と言う美しい名前のバス停留所を降りて
武家屋敷は何処ですか?」
歩いているおばさんに聞いたら、
「自分もお茶会でそこへ行くから一緒に歩きましょう、
金沢は好きな街だ」とPRよろしく教えてくれた


今も息づく下屋敷、武家屋敷の生活景色が当時を色濃く表している(野村家)


特に下級武士の住む住宅は6畳、4.5畳と身近な郷愁を感じ懐かしかった
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上時国家、下時国家

2014-07-11 | 建築
「平家にあらずんば人にあらず」と平時忠は言った
壇ノ浦の戦いで敗れ義経から能登へ配流された平時忠を始祖として
二代目時国が当地で農耕をいとなみ始め
13代目で上時国家(主に北前船主と下時国家 (前田藩の塩、農、回船業)に分家
どちらも豪壮な邸宅と庭園を残した
これらの重要文化財から
今も息づく歴史の浪漫を感じ無いわけには行かない
一見簡素な下時国家

広い土間や炉は幼少のころ住んだ本家と似て親近感がわく

寺院のような上時国家
住宅入り口門は道路から10mほど高い部分にあるが
なんで階段でなくスロープなのか?
多分御所車があがったのでは?
積雪もあるし滑るだろうに?
と余計な想像をめぐらすが
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小樽市庁舎

2013-12-09 | 建築
小樽市庁舎の建物は傾斜地に
昭和8年に造られ
柱に細かい彫刻がほどかされ
小樽にふさわしい
歴史を感じさせる風情だ
中央正面階段にはステンドグラスが
彩られホットする

構造は「鋼筋水泥造」
当時は水泥がコンクリートのことを言い
「鉄筋コンクリート造」を指すのか

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小樽の番屋

2013-10-28 | 建築
小樽祝津に向かう途中に番屋がある
中二階、和小屋が露出した裸電球の灯る
天井の高い
昔ながらの空間で

中二階から港の灯りがぼんやり

「いろり」の木炭が赤々と燃えている

暖かい豊かな空間は今も息づいていた
今は催事場にして有効活用している




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調和のとれた彦根城

2013-04-02 | 建築
城めぐりが趣味になりつつあるが
そのまま現存している城はよりリアリティーがあり興味が尽きない
西の丸三重櫓は小谷城(浅井長政の居城)を移築したとの説もあるが
だとすれば信長の妹「お市」やその娘「お江」と関係あるし
創建当時の社会情勢やその時の人間像が肌で感じられ格別だ

この彦根城は京極高次が慶長12年(1607)に完成したと言われる
典型的な平山城で国宝だそうだ
よくぞ太平洋戦争にも爆撃されず現代まで持ちこたえたものだ
あの安政の大獄で悪名高き井伊直弼の居城で
地元では名君であったとは

琵琶湖の水を掘を作って引きこみ

石の短辺を表面に残す野面積み(牛蒡積み)の石垣に三階三重天守は、いくつもの屋根様式を匠に組み合わせてその調和は見事


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安藤忠雄設計の「司馬遼太郎記念館」

2013-03-27 | 建築
司馬遼太郎はなぜ好きかと言うと
膨大な資料をもとに歴史を解き明かし
そのリアリティさが新聞記事を読んでいる様な錯覚を覚えるからだ
特に明治維新を題材にした多くの作品で
「花神」 は少ない兵力で官軍を勝利に導いた
村田蔵六こと大村益次郎の徹底した合理主義者の筆致は圧巻だ

一方建築設計はあの有名建築家「安藤忠雄」
その両者を知りたく
大阪に行ったら是非「司馬遼太郎記念館」を見学しなければと
携帯ナビを見ながら朝一番出かけた
開館一時間前 静かな住宅街の片隅にコンクリートとガラスの造形が
自然と溶け合い違和感なく菜の花とともに出迎えてくれた
内部は天井まで11mの大書架があり
撮影禁止のため写真は撮れなかったが
コンクリートの無機質な空間に温もりを与えさすがと感激した

安藤忠雄のトレイドマーク「コンクリートとガラスと亜鉛どぶ漬けのスチール」が自然とマッチして見事







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角館の武家屋敷

2012-08-01 | 建築
昔、新渡戸稲造の武士道を読み
武士の生き方に感銘したものだった
武士と名がつけば映画を始め、なんでも見たい習性は今も抜けない
角館の武家屋敷は以前から観たいと
今回ようやく雨の中実現した

映画「たそがれ清兵衛」「武士の一文」等藤沢周平の海坂藩を想い出したが
制約だらけの武士社会が
しっとりと濡れた街並みにその精神性、品性が漂う


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古民家と梅の花

2012-03-30 | 建築

埼玉県富士見市の難波田城公園内の古民家
囲炉裏、かまど、黒ずんだ立派な梁、天井の高さ、縁側等々
そこには現代の住宅では味わえない
羨ましい精神性が感じられた
梅の花が門の前に咲いて昔何をか語らんの心境

こんな立派な構えではないが
間取りがにていて寒く
今は跡形もない
本家(群馬)によく似ていて懐かしかった





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