6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

北海道100年記念塔

2012-03-17 | 建築
建築設計を業務としている小生としては
全国設計コンペの作品「北海道100年記念塔」を見るべく
昭和46年転勤してきて真っ先に見学
錆の建築として感激したものである

錆が被膜になりそれ以上錆びない耐候性鋼板(コールテン鋼)を使用
ペンキが不要40年経過した今でも
自然と溶け合い美しい塔として野幌の野原にたたずんでいた

建築は時が経てば経つほど美しくあらねば






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新旭川駅

2012-03-07 | 建築
新旭川駅は高架になり空港のような
近代的な施設に様変わり
駅前広場は未完成なのか雪の中に埋もれ
あまりに巨大なせいか駅構内は人影もまばら
木彫刻だけが温もりをくれた

昔の旭川駅は
ホームは風が吹きすさび弁当売りも売店も
寒さで凍えて北国の風情がにじみでて
それなりに旅情をさそっていたが
これも時の流れか






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つた

2011-06-25 | 建築
学生時代、他校のつたの絡まる校舎が伝統と格式を感じさせ
学び舎としてつたがピッタリのイメージだった

我が家もテラスの壁に這わせ
落ち着いて本など読みたいなぁと
思ったが仕事に追われ一度も読んだことは無い

今、バルコニーが腐り日曜大工よろしく自前で
直しているがつたが床まで這い出し
吸盤を落とすのに苦労している

でも紅葉と新緑は建物を活かし充分楽しませてくれる
これも定年で時間の余裕が出来たからか?
うれしい悲鳴だ
それにしても成長力は凄いものだ





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札幌ビール旧館

2011-04-24 | 建築
郊外を散歩していたら
白いあくのついた煉瓦造りの 旧ビール工場 にのどがなった
それにしても隣接の
新しい施設は多分歴史に耐えられないと思うが
この旧施設はやはり重量感あり見応えがある
生麦酒が恋しくなり入り込んだのは当然だ


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札幌ドーム

2011-04-18 | 建築
札幌ドーム は野球観戦も楽しいが
建築に携さわった身としてはその建物には大変興味がある
設計は原広司 
地下に球場を下げ建物の巨大さを低減し自然との調和を図り
展望台も印象的で
アプローチ廻りの環境も素晴らしい
日ハムも勝ったことだし芸術そのものだ



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小樽北のウォール街と言われた銀行群等 

2011-02-19 | 建築
小樽駅から運河に向かって下り 色内通り界隈 には
明治、大正、昭和と時間を超えて思いを巡らす環境だ
古色蒼然の中にも温故知新として学ばねばと思ったりして

それにしても現代の建物は薄っぺらで表情なく
建てたか思うとすぐ壊す
経済至上主義の世の中はしかたがないのか


銀行群のなかで印象的だったのは三井銀行小樽支店
外壁は花崗岩の深い目地、軒蛇腹は凍害も受けず 
細かな装飾が施されこれだけで感銘を受ける
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日本銀行小樽支店

2011-02-17 | 建築
小樽の銀行建築が明治の後半から大正にかけどんどん建てられ
その時代的背景を思う時非常に興味深く
建築設計を志す者にとっては大変勉強になるとか
言っちゃって色内付近を散策

北のウォール街と言われた中心に
日本銀行小樽支店 がある
ドームと石が調和して荘重な趣であるが
東京駅を設計した辰野金吾がこの建物において
煉瓦造に石を貼り
重い石をどう煉瓦に取り付けたのか
当時としては斬新な試みであったろう

それにしても内部金庫のステンレス扉
これは現代のものだろうが
厚かったねぇ

内部カウンターの大理石腰 最高に美しい 
今時絶対に造れないだろう こだわりに完敗

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函館市文学館

2010-11-22 | 建築
旧第一銀行函館支店(大正10年竣工)を文学館に改修する設計を20年前に担当したが
構造的に制約の多い積石構造の銀行建築を文学館に用途変更するについて
耐震性を維持しながら厚い外壁や金庫室に新たな出入り口を設けること 
エレベーターの新設
当時の銀行パターンの吹き抜け空間等々
どうしたら展示館によみがえらすか悩んだものだ

二層にまたがる大きな吹き抜け空間を卵型に変更し面積を稼ぎ
銀行にありがちな堅さを平面や天井等
随所にカーブを織り交ぜ
外部にもミニパークを造り
文学館になじむよう
やわらかさを強調したことが歴史的建造物を現代によみがえらし
今も息づいているのではと自画自賛

丹精な外観はしっとり落ち着いていた


啄木の資料が陳列がされている2階 トップライトにステンドグラスを使って 
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旧金森洋物店(市立函館博物館郷土資料館)及び太刀川家住宅店舗ウオッチ

2010-11-21 | 建築
度重なる函館火災でいち早く不燃化した旧金森洋物店
明治40年の大火ではこの建物だけが難をのがれた
屋根も土と煉瓦の組み合わせ
一階の出入り口は両端の戸袋に収められた塗り込め戸
二階の窓は内側から塗り込め戸で完全密閉


こちらは太刀川家住宅店舗
和洋折衷のデザインは三連アーチ戸袋に収められた塗り込め戸
弁天町で少し離れているが
金森洋物店と良く似ている
火災の延焼を防ぐため両袖壁があるがうだつの名残りか?




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函館ハリストス正教会復活聖堂

2010-11-19 | 建築
函館ハリストス正協会復活聖堂
一名がんがん寺と言うらしい
除夜の鐘としても鳴るらしい
日本の音風景100選にも選ばれている
国の重要文化財の指定

壁は煉瓦三枚積みにモルタルを塗りその上に漆喰施工して白色に仕上げた
入口前面に鐘塔があるロシア風ビザンチン様式の建物
明治40年函館大火災により初代聖堂が燃え
大正5年に二代目として不燃化して完成
異国情緒豊かな函館らしい白色の美しいデザインだ
院内聖堂は丸天井で聖像の17画が正面に配置された厳かな雰囲気で
知らず知らず頭をたれた
当然ながら撮影禁止なのが残念






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旧函館区公会堂

2010-11-18 | 建築
函館に行ったついでに建物ウオッチング
異国情緒豊かなこの街
南西方向元町公園の上部に
重要文化財 旧函館区公会堂が公園とマッチして聳える
地元の設計士、地元の業者が造ったとのこと 洋風建築の知識はあったのだろうか?


淡いブルーの外壁にイエローの破風、窓枠、柱、バルコニーと
強烈な色彩対比が異彩を放つ
オーストリアの宮殿建築を連想したが
異質な雰囲気が時代を超えしっとり函館環境にマッチしている


今はコンサートホールとして活用されているらしいが 
壁天井が漆喰塗りでいやみがなくシャンデリアのシンプルさとあいまってクラシックなど聴いてみたい心境だ
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豆おこわ

2010-05-05 | 建築
公園に面し
コンクリートとガラスの空間にしゃれたテーブル
薄紫色の可憐な花
店内の雰囲気は広く天井も高い
なんと音楽会も開く
菓子店もこれでなければと
職業柄覗き見兼ね
昼食に立ち寄った

注文したのが
豆おこわ
それぞれの豆の色が
もち米とマッチして
お菓子のように上品で味も絶品だ

洗練された豆おこわと建築空間のコラボ
参ったね
帰りに余分なお菓子も買ってしまった

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水車小屋

2009-11-29 | 建築
東北の旅でまだ現役で活躍している水車小屋
新建材はもちろん使ってなく
土ぬり芯壁造りの茅葺屋根
生きている素材のよさが
軒先の深さと共にゆったり自然と呼吸しながら
周囲に融け込む

これぞグッドデザイン

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遠野の建築

2009-11-15 | 建築
昔数十年前 遠野の千葉家の曲り屋を見たとき
母屋が崖から跳ねだし
その豪快な建築物に心臓がどきどき感動した

今回その感激を味わいたく行ってみた
前面に立派な国道と駐車場ができ(環境破壊)
歩ってたどり着いた当時の面影はなくなって残念だ
建物は少々荒れ果てていたが力強さだけは今も健在だ

柿が寂しく実っていたのは感傷だけか




一方 籐野ふるさと村 昔ながらの山里の文化を
移築によって残しているが村全体が観光目当ての
仏作って魂入れずの感は免れない
救われたのは曲り屋の一角に干し柿が
そして畑の付近に納屋が自然と一体になっていたこと





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豪農 長谷川邸

2009-09-26 | 建築
長岡で仕事の帰り
国の重要文化財の民家長谷川邸
を教えられ寄り道した

幕末から明治にかけて広大な耕地を所有した豪農
周囲堀をめぐらし当時の贅を尽くした様子が伝わってくる

重なる地震のため壁は崩壊、ほとんど壊滅状態の被害状況が
写真で陳列してあったが
まったくそれを感じさせない丁寧な直しように恐れ入る



左側が表玄関 右側が裏口 裏口がメイン玄関のようで面白い 
多分日常生活はここから出入りしていたのでは 
豪雪時の風情はまったく違って見えるのだろう


裏口からはすぐに広い土間に台所 湯沸場 大きなかまど 梁が幾重にも露出し空間の豊かさを感じる


母屋の後ろに 3箇所蔵があるが豪雪地帯らしく囲いが現代風で新鮮だ
住宅設計にヒントを得た
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