6丁目のつぶやき

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安全 安心

2006-03-15 | 建築

 耐震強度偽装問題で建物強度に対する不安が高まっています。
合法的に設計され審査されても、
まだ顕在化されない施工監理の問題があるような気がしてなりません。

 設計通りに鉄筋が配筋されず規定寸法と違ったり、
寒い中、コンクリートを打ち、強度の出ない施工をして、
正しく監理されていない実態があるような気がしてなりません。
自動車や電気器具の場合は製品責任として、
リコール制度があり、歯止めがかかっているようですが、
建築の場合、出来上がってしまえば故意?に施工しても、
壊すまで判らない。
こんなことで良いんでしょうか?

 実際に自宅界隈を散歩して、
施工中の擁壁、車庫など、鉄筋不足と思うものが、かなりあり、
それらは案の定、4、5年後にひび割れ、
土圧に押され倒れ掛かって来ているものが見受けられます。

 阪神大震災のときに露見した、
ビルの柱や新幹線の橋脚のコンクリートから
空き缶が出てきて問題になったのは記憶に新しいことです。
大手ゼネコンですらこれですから地方の零細企業などは、
コストの関係で施工監理を下請け任せで
やっていないのと同じように思えます。

 この業界、資金力のない中小企業が多く、
乱立状態のなかで、施工不備がまかり通っている実態に、
目を向けなければ手抜き工事は、
根本的な解決にならないと思うのですが?

 また、仕事を依頼する側もただ安くではなく、
安全、安心にはコストもかかることも肝に銘じておく必要がありますね。

http://www11.ocn.ne.jp/~kogaki/

コメント
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