6丁目のつぶやき

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最古が覆された丸岡城

2019-09-20 | 
日本100名城 丸岡城を観たく
JR北陸本線森田駅よりバスで
本丸岡下車、徒歩15分とのことが
車社会の影響かバスは廃止となり
止むを得ずタクシーで
行く羽目になった

お陰で時間短縮と
運転手さんの地方弁混じりの
観光案内で
旅気分を満喫し
歩くことなく丸岡城横付け
真正面に
無骨で素朴な城が
眼前に現れた


小さな広場は
観光バスから人々が次々と降り
歓声が大きくなった

最古の現存する12天守といわれているが
最近の学術調査で
三代将軍家光の時代に造られ
昭和23年の福井大震災で倒壊して
修復再建された

家光の時代に造られたにしては
石垣が質素な野面積の上に
1階は塗籠と下見板張
3階は真壁造り
屋根瓦は笏谷石の石瓦
天守各階の出窓や破風など
古風を感じる
誠に素朴で疑問が残るが?


何故重い石瓦か
戦国時代の屋根瓦は脆く
風に飛ばされやすく
瓦を結わえる銅線も無かったので
高価ではあるが耐久性のある
石瓦を用いたと


また来年の大河ドラマ
「麒麟がくる」で
明智光秀が過ごした所と
天守の最上階でパネルを前に
ボランティアのおじさんが
熱っぽく誇らしげに口角泡を飛ばし
ツワーのお客さんに
大きな声で
話していた

最古の城の代名詞がなくなり
しかも都市化の波で
周囲のお堀は埋め立てられ
城のみ可愛く存立して
可愛いそうな風情
現存する天守と思うだけでも
尊いものだと思うけど・・・


よく考えればこれが現代
致し方無いのかも・・・
コメント (1)
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