あたりは田園地帯
小雨の中
ずっと続く黄金色になった稲穂に
ぬくもりを感じながら
案内板を頼りに
前方の当麻鍾乳洞へ着いた
1億5千年前ジュラ紀から
動物の死骸が堆積し
石灰岩となり地下水等により
侵食溶蝕して
炭酸カルシュウムが
数万年以上かけ結晶して
つらら状になり
洞窟ができる
北海道指定天然記念物だそうだ
全長135m高さ7〜8mあり五つの洞窟
が細い通路で連結
数mから直径10cmの石柱がある
中には管状鍾乳石
と言って直径5mmのパイプ状になって
いるのもあり世界的に珍しいのだそうだ
鍾乳石が3cm成長するのに
200年かかるそうで
気の遠くなる話だ
洞窟内は
天井は低く時々頭をぶっつけ
腰は曲がるし
でも神秘的と言うか
地下水が滴り湿度100%状態
奇怪な空洞が暗がりの中にある
秋吉台の鍾乳洞と比較にならない
小規模なものだが
まだ未発見の洞窟もあるそうだ
その形成過程は同じで
人類誕生以前の想像を超えた
地球の歴史を考えさせる