6丁目のつぶやき

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幻想的な苗木城跡

2019-04-11 | 
雨の中 岐阜県に入り
中央線中津川駅で下車
バスに乗り苗木バス停で降り
人気はなく民家も戸が閉じて寂しい
方向がわからず
歩って来た人に苗木城跡の道順を
聞きながら歩くこと40分

あいにくの雨で傘をさし
濃霧の中歩き始め何度も道を確かめる

次第に道が急になり
中頃の二の丸にさしかかれば
一瞬雨が止み霧が晴れ
遠方の頂に天守城郭が見えるではないか
来た甲斐があったと・・・感激


武田軍が岩村城を落すと
苗木遠山氏は
織田方の前線基地となり
その後秀吉に攻められ
徳川に身を寄せていたが
関ヶ原以後奪還し以後明治まで
遠山氏が12代にわたって
苗木領を収めた

雨に濡れた看板に
在りし日の苗木城が描かれ
巨岩に板塀や土塀が貼り付き
異様な城に映る

岩壁だらけの山頂には
岩にくぼみを作り
其処へ柱を建て
たった1万石で
門や櫓がよく作れたなと
関心するばかりです




巨大な自然石を利用し
天守の骨組が圧倒的な迫力で
建ち山城No.1と言われる所以です




城内の井戸も枯れずに温存


天守展望台に登れば
足下に木曽川の緑色と
苗木の街が雲海の合間に見え
幻想的な風景に感激しましたが
その向こうには
昔登った恵那山が
残念ながら雲の中で・・・


岩の間から生えていた山椿の花が
ぼたぼたと山道に落ち


帰りはナビがあるのにかかわらず
麓で道を間違え
戻ろうか悩んでいるうちに
木曽川の五蔵橋まで
50分近く歩き予定のバス停より3区間先へ歩き
バスに乗り遅れ
冷や汗をかきましたが
難攻不落の苗木城地形が
肌に沁み
忘れられない山城になりました

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3 コメント

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Unknown (hasse)
2019-04-11 11:53:01
こんにちは〜

私は中津川の隣町の恵那に住んでいたので
苗木の名前を聞いて懐かしくコメントしました
生憎、お城があることすら知らなかったので
私の産まれた近くの事を少し知ることが出来て嬉しかったです
忘れられない山城だと思って頂き嬉しいです
私は70歳を過ぎてもう行く事もないですが
苗木の山城のブログを拝見して私も好きになりました
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Unknown (gooakenko)
2019-04-11 13:01:10
コメント有難うございます。
あいにくの天気したが、晴れていれば恵那山も見られ絶景だったと思います。しかし雨でも幻想的で本当に行って良かったです。
そんなに険しくないので、機会を作って是非お勧めします。天守閣だけが城でないことが
実感でき、山城にとりこになるとおもいます。
返信する
初めて聞きます (屋根裏人のワイコマです)
2019-04-12 10:05:38
苗木城跡・・信州から中京関西へ行くのに
いつも乗り換えの駅が中津川駅・・なので
駅の中だけは、よく知っているつもりでも
一歩も外には出ていなくて・・土地の歴史も
このような 苗木城跡も知りませんでした
素晴らしい山城だったようですね~
こんな厳しい山城で人生を送った武士
そんな人たちのことを考えると・・
ロマンに濃さが感じられます。
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